【J21/アステラ】岸田前首相に報告:能登半島6自治体に対する漏水解析データ寄贈の取り組み
被災地で活用される衛星技術を活用した漏水検知

能登半島地震復旧に衛星技術の活用を
ジャパン・トゥエンティワン株式会社(以下、J21)は、人工衛星画像を活用した水道管漏水検知の「アステラ社」の関係者や駐日イスラエル大使館の公使等とともに3月19日、前首相の岸田文雄氏を表敬訪問しました。
前首相の岸田氏は、昨年9月の能登半島地震復旧・復興支援本部会議で、衛星技術などを活用して効果的に漏水箇所を把握するように指示しており、J21とアステラは、能登半島地震で被災した6市町に漏水可能性エリアの解析データを寄贈した取り組みについて報告しました。

「素晴らしい技術による大きな意味ある取り組み」
アステラの解析技術は、衛星画像データの特徴的な反射波を解析し、漏水疑いのあるエリアを抽出する実測データを提供しており、日本国内での採用数も、約200事例に拡大しています。
アステラの漏水検知技術を用いて能登6市町を解析した結果、漏水の疑いのある地点は907カ所検出されたことを岸田氏に報告しました。
駐日イスラエル大使館 経済部代表 ダニエル・コルバー公使は「日本とイスラエルの協力の素晴らしい例となった。J21とアステラ社の取り組みに感謝し、今後日本との協力関係をさらに拡大していきたい」と語りました。
アステラ社 日本・韓国エリアマネージャーのハレヴィ・ユヴァル氏は、アステラ社の世界での取り組みを説明。「この漏水解析リスクデータが、能登半島地震の給水復旧に少しでも役に立てば」と 話しました。


岸本賢和代表取締役CEOは「アステラの技術は、現在全国の1割ほどの自治体が採用いただいている。この技術をお役立てできる機会がないかと思っていた。」とプロジェクトへの思いを語りました。
これに対し岸田前総理は、ねぎらいの言葉とともに今回のプロジェクトについて「素晴らしい技術が被災地で活用されている。大きな意味ある取り組みだ。まだまだこの技術は全国で活用される可能性を秘めていると思うので、これからも多くの人々の幸せのためにご努力いただければと思う」と述べられました。


今回の表敬訪問については、東愛知新聞、Yahoo!ニュースなどに取り上げられています。
J21は、今後も『世界中のイノベーション商材を通して社会課題の解決と持続的な発展に貢献する』ミッションのもと、チャレンジを続けてまいります。
・Yahoo!ニュースはこちらから
https://news.yahoo.co.jp/articles/e1ecb18dbdc6618f016c9af5b1051217885cdfaf
・「東愛知新聞」公式ホームページ
https://higashiaichi.jp/
「能登半島6自治体に対する衛星画像を活用した漏水可能性エリアの解析データ寄贈事業」についてのプレスリリースはこちらから>
https://asterra.japan21.co.jp/post/250206
<参考情報>
・首相官邸ホームページ「令和6年9月10日 令和6年能登半島地震復旧・復興支援本部(第10回) | 総理の一日 」
水道施設について漏水の可能性が指摘されていることから、本復旧を早期に行えるよう、
漏水の状況を衛星技術やデジタル技術を活用して、効果的に把握する対策を講じてください。https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/actions/202409/10kaigi.html
・政府広報オンライン(動画)「令和6年能登半島地震復旧・復興支援本部(第10回)-令和6年9月10日」※2:25あたり
https://www.gov-online.go.jp/press_conferences/prime_minister/202409/video-287931.html
■アステラ(Asterra)社について
2013年に地球物理学と水文学、地形学を研究していた科学者によって設立されたユーティリス(Utilis)社が前身です。衛星の画像データを独自のアルゴリズムにより分析する水道管の漏水検知システムは、2016年から提供を開始、すでに世界64カ国・1,970件以上のプロジェクトに採用され、莫大な量の飲料水の漏水節約に役立てられています。衛星のLバンドマイクロ波データを活用した水道管の漏水検知や更新計画支援のためのシステムは、導入にあたって設備投資や機器の設置が不要なシステムで、これら製品は、2021年8月より、「アステラ」の社名・ブランド名で提供されることになりました。イスラエル、米国(サンディエゴ)、英国の拠点では、各分野の専門家が現行システムを継続的に改善し、革新的な新サービス・製品を市場に投入するために、研究開発に多大な投資を行っています。
URL:https://asterra.io(英語) https://asterra.japan21.co.jp(日本語:J21運営サイト)
■ジャパン・トゥエンティワン株式会社について
1992年9月に創業し、“イノベーションを市場化する”を掲げ、イスラエルを中心に世界最先端のハイテク企業の技術や製品のビジネス開発を日本で展開。主な取り扱い製品には、自動車の後付け衝突防止補助システム「モービルアイ」、車両の運行情報を管理・分析するフリートマネジメントシステム「イトラン」、タブレットの盗難防止製品「コンピュロックス」、聴力アシスト機能付き無線イヤホン「BeHear® ACCESS」、衛星画像データを活用した水道インフラ管理・更新のための「アステラ製品」、視覚的品質を維持したまま動画のファイルサイズを削減する「Beamrビデオクラウドサービス」などがあります。
URL:https://www.japan21.co.jp/
お問い合わせ先 広報担当
ジャパン・トゥエンティワン株式会社
東京都渋谷区神宮前6-19-13 J-6ビル4F TEL:03-6775-7450
Email:utilis@japan21.co.jp