大学生が大阪の観光業に役立つフェイスシールドを考案 クルーズ船上で関係者にプレゼンテーションを実施

学生が考案したフェイスシールド着用例
学生が考案したフェイスシールド着用例

近畿大学経営学部(大阪府東大阪市)商学科 教授 廣田 章光のゼミで「デザイン思考」を研究している学生らが、新型コロナウイルス感染対策で用いるフェイスシールドに、新たな役割を付加した4タイプを考案しました。観光地やイベント会場での実用化を目指しており、令和3年(2021年)10月14日(木)に、観光船事業を行う大阪水上バス株式会社(大阪府大阪市)と水都大阪コンソーシアム(大阪府大阪市)の関係者に、学生がプレゼンテーションを行います。なお、プレゼンテーションは、大阪水上バス株式会社のクルーズ船「サンタマリア」の船上で行います。

【本件のポイント】
●観光地やイベント会場での実用化を目指し、経営学部生が4種のフェイスシールドを考案
●クルーズ船「サンタマリア」船上でのプレゼンテーションを、報道関係者に公開
●学生は観光業関係者から直接意見を聞くことでニーズを把握し、商品の改良につなげる

【本件の内容】
廣田ゼミの学生は、研究している「デザイン思考」という思考法を用いて、コロナ禍において着用されているフェイスシールドに、感染予防に加えた新たな役割を創造することができないかと考えました。そこで出たアイデアをもとに、梱包資材の製造・販売などを手掛ける株式会社美販(大阪府東大阪市)の協力を得て、試作品を開発しました。今後の商品化にあたり、大阪の観光地での活用をめざして、大阪水上バス株式会社と水都大阪コンソーシアムの関係者に向けたプレゼンテーションを行います。学生が開発したフェイスシールドが、いま観光業で必要とされている、新型コロナウイルス感染症対策の徹底と楽しく観光できる環境の整備に貢献できるものかどうか、観光業の現場を知る方々に評価していただきます。
なお、本件は、近畿大学が全学を挙げて取り組んでいる「"オール近大"新型コロナウイルス感染症対策支援プロジェクト」の一環として実施しているものです。

【実施概要】
日 時:令和3年(2021年)10月14日(木)14:00~14:45
場 所:大阪水上バス クルーズ船「サンタマリア」 特別室
    (乗船場所:大阪府大阪市港区海岸通1丁目、
     大阪メトロ中央線「大阪港駅」より徒歩約10分)
参加者:経営学部商学科 廣田ゼミ学生 3名
    経営学部商学科 教授 廣田 章光
    大阪水上バス株式会社 企画宣伝部課長 岸田 俊徳 氏
    水都大阪コンソーシアム ディレクター 田中 智彦 氏

【開発した4種のフェイスシールド】
(1)伸びールド
ファッションアイテムとして若年層に人気のスポーツキャップに注目し、キャップの存在を生かした新たな体験を提供するフェイスシールド。アタッチメントに繋いたゴムの伸縮を利用して、会話時など他人と接するときは素早く装着できるとともに、屋外で一人の場合には、キャップの上にのせることで解放感を得ることが可能です。
(2)エモールド
マスクを着けているとよい写真が撮れないという学生の声をもとに、スマートフォンの写真加工アプリからヒントを得て、ホログラムをつけることで加工したような写真が撮れるフェイスシールドを開発。ネーミングは、若者が感情をゆさぶられた瞬間を表現する「エモい」という言葉から。
(3)スモールフェイス・シールド
白いマスクを着用すると顔が大きく見えるという悩みの解消をめざしたフェイスシールド。化粧のシェーディングや小顔マスクを参考にして、顔色と違和感のないカラーを採用。コの字型の形状で、化粧崩れも防止します。
(4)コミュニケーション・フェイスシールド
マスクをつけると表情が見えず怖がる子供がいるという情報から、動物やキャラクターの輪郭をプリントしたフェイスシールドを考案。また、サッカーや野球の観戦中にフェイスペイントをして応援を楽しむファンに注目し、飾りを付けたフェイスシールドをつけることによってフェイスペイントのように見えるバージョンもあります。

【関連リンク】
経営学部 商学科 教授 廣田 章光(ヒロタ アキミツ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/79-hirota-akimitsu.html

経営学部
https://www.kindai.ac.jp/business/


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