良い歯医者を選ぶには…「押さえておきたい歯の新常識」

一般歯科診療の基本的なことを知らなくては良い歯科医師は分かりません!『名医ランキング』を是非参考に!

一度削った歯は元には戻らない

政府が2022年6月に決定する指針「骨太の方針」で、「国民皆歯科健診」の導入を検討しています。すべての国民が毎年歯科検診をすることを目指すというものです。日本では歯を定期的にメンテナンスしている国民の割合が、他の諸外国と比べて格段に低く、多くの人が歯が悪くなってから駆け込み受診しているのが実態です
歯科治療の基本的な事柄を押さえて、良い歯医者を見つけたいものです。
書籍『国民のための名医ランキング 2021~2023―いざという時の頼れる医師ガイド 全国1045人厳選』の歯科のページから、『押さえておきたい歯の新常識』を、以下ご紹介しましょう。

「う蝕検知液」で虫歯の部分と健全部分を識別

「できるだけ歯は削りたくない!」というのが、多くの患者さんが希望するところです。しかし、虫歯菌に感染している部分は取らないと、病気(虫歯)は治りません。「できるだけ削らない治療」のためには、虫歯と虫歯でない部分をきちんと識別する必要があります。そのために「う蝕検知液」で、虫歯の部分を染め出して過不足なく最小限に削る部分を判定します。

拡大鏡(ルーペ)で患部を精査する

歯の形、歯の中の歯髄の形は人によって歯によって様々です。多くの歯科治療は非常に繊細な作業を要するので、歯科医師は、治療の際には「ルーペ」を使って治療します。ルーペを3倍程度の低倍率から、10倍程度の高倍率のものまで使い分ける場合もあります。

ラバーダムで治療歯以外をカバー

治療する歯に、唾液や浸出液、細菌が入らないよう、また器具の誤飲などを防ぐためのカバーを「ラバーダム」といいます。特に根管治療の際にラバーダムをせず、すべての歯がむき出しになっていると、正常な歯も感染されかねません。

コンポジットレジンで審美性と歯の保存を

低侵襲な虫歯の治療で、最小限虫歯を削り、虫歯にコンポジットレジンを充てんし、青色LEDで固めます。これを何度も繰り返し、元の歯の形になるまで充てんします。この治療は歯がすり減った部分にも使えます。

歯を残すための根管治療

虫歯を削った後、歯髄を完全に除去したところに充てん剤を満たし、被せ物をして歯を残す治療法です。
歯髄の先は細く、形も個人差が大きいので難易度の高い治療です。

根管長測定器で根の深さを正確に測定する

根管長測定器は、個人によって大きく違う歯の根管の先端を正確に測定するための機器です。

マイクロスコープ(顕微鏡)で拡大

マイクロスコープは、患部を20倍まで拡大でき、光を当てることで視野が広がり、歯髄や汚れを正確に除去することができます。歯科用のCTを導入している医院も増えています。また、コンピューター支援による歯科治療(デジタルデンティストリー)も進んでいます。3Dスキャナー、CADデザインソフトなどが開発され、精度や生産性の向上を目指しています。

歯周組織再生療法で総入れ歯回避も

重度の歯周病には、歯周組織再生療法を行います。
まず歯肉を切開して、歯周ポケットの深いところにたまった歯石を除去します(フラップ手術)。そして、細胞を活性化させる薬(bFGF)を注入します。その後半年から一年、失われた歯槽骨や歯根膜が再生するのを待つ治療法です。
他に歯周組織再生誘導法(GTR法)という、GTR膜(メンブレン)を装着し、歯槽骨や歯根膜を再生させる方法もあります。
どの治療法を使うかは、歯の状態によります。総入れ歯を提案された人が、自分の歯をキープできた例もあります。

歯を失った時

歯を補う治療法は、ブリッジ、インプラント、部分入れ歯、自家歯牙移植など様々な選択肢があります。それぞれメリット・デメリットがあり、抜けた本数、残っている歯、何歳の時に抜けたか、費用、手間、本人の希望などを考え、口腔内全体の長期的な展望のもと、方針を決定する必要があります。

患者視点で一切忖度なし、画期的な『名医ランキング』

以上の歯科診療は、基本的な事柄です。さて、あなたが受診している歯科医師は、ルーペを使って治療を行なっていますか。他の分野の治療では色々質問する方も、歯の治療の時は、台を横に倒されたら、すぐ目をつむってしまうかもしれませんね。

当社では、一切忖度なしの『名医ランキング』を発行しています。本書は、患者視点の本であり、医師をランキングする画期的な試みです。
初回の「2016年版 」で276名を、前回の「2018年版 」では514名を紹介しましたが、最新版「2021~2023年版」では、内科部門を中心に全34分野で1045名を掲載致しました。
名医を探し求め、これまで多くの医師・病院から情報提供にご協力を頂きました。これらの貴重な情報は誰のものでもなく、国民の財産と考えて、本書に『国民のための名医ランキング』というタイトルをつけました。情報が溢れている時代だからこそ、信頼できる情報を提供し、患者が一人でも多く名医と出会い適切な治療を受けられるよう、弊社も微力ながら貢献して参りたいと願っております。

全分野カバー 計34分野掲載

【掲載分野】総合診療/神経内科/老年科・認知症/脳神経外科/眼科/耳鼻咽喉科/頭頸部外科/循環器内科/心臓血管外科/呼吸器内科/呼吸器外科/感染症/肝胆膵内科/肝胆膵外科/消化器内科/内視鏡検査・治療/消化器外科/腎臓/高血圧/糖尿病/甲状腺/泌尿器/婦人/不妊/乳がん/血液/放射線/化学療法/整形外科/膠原病・リウマチ/形成/皮膚/小児/<参考情報>歯科
【疾患(掲載の一部)】頭頚部がん、食道がん、胃がん、肝臓がん、膵臓がん、腎がん、肺がん、子宮がん、乳がん、前立腺がん、甲状腺がん、白血病、希少がん、脳動脈瘤、脳梗塞、脳卒中、認知症、アルツハイマー疾患、パーキンソン病、白内障、緑内障、角膜疾患、ドライアイ、難聴、めまい、耳鳴り、鼻炎、嚥下障害、狭心症、心不全、不整脈、心筋梗塞、大動脈瘤、大動脈解離、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺炎、感染症、肝炎、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、内視鏡検査治療、内視鏡治療、胃潰瘍、機能性ディスペプシア、便秘、ヘルニア、大腸ポリープ、腎不全、透析、高血圧、糖尿病、前立腺肥大、不妊、月経不順、子宮筋腫、ホルモン異常、胆管結石、コレステロール血症、リウマチ、甲状腺疾患、首痛、肩こり、肩痛、腰痛、腰部脊柱管狭窄症、ヘルニア、人口股関節、膝痛、リハビリ、外反母趾、ケロイド、あざ、にきび、蕁麻疹、アトピー、アレルギー、小児疾患など
【スペシャルインタビュー】「総合診療」「新型コロナウイルス対策」「ホウ素中性子捕捉療法」「がんゲノム医療」

書籍『国民のための名医ランキング 2021~2023―いざという時の頼れる医師ガイド 全国1045人厳選』
編集:桜の花出版編集部
定価:2,530円
ページ数:589ページ
ISBN-10: 4434275992
ISBN-13: 978-4434275999
発売日:2020年8月16日
サイズ:A5判並製本 21 x 14.8 x 2.5 cm
発行:桜の花出版/発売:星雲社


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桜の花出版は、より良い医療と健康な生き方を提案する『国民のための名医ランキング』、歴史を知るための必読書である『シリーズ日本人の誇り「日本人はとても素敵だった」』『THE NEW KOREA』、『侘び然び幽玄のこころ』『タオと宇宙原理』など長く読み継がれる書籍の刊行を通じて、皆様の人生を豊かにする一助となれるよう願っています。

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