「92歳 私の仕事 ~被爆者 サーロー節子~」カナダ・トロント現地取材からその覚悟と素顔に迫る

【広島ホームテレビ】2024年8月6日㈫ 9時55分~10時25分 放送

2024-07-31 13:30

株式会社広島ホームテレビ(本社:広島市中区)は、テレメンタリー2024「92歳 私の仕事 ~被爆者 サーロー節子~」を2024年8月6日に放送します。

「胸がつぶれるような思いです、大変な失敗だったと思います」

去年、広島で行われたG7サミットを被爆者のサーロー節子さんはそう振り返った。核兵器禁止条約の成立に尽力し、2017年にはノーベル平和賞を受賞したICANとともに授与式に招かれるなど「セツコ・サーロー」の名は世界でも知られる。被爆者の平均年齢が85歳を超えるなか、サーローさんも今年で92歳に。移動には車いすが欠かせなくなった今も、世界中で核兵器の廃絶を訴え続ける背景には79年前のあの日に誓った「覚悟」があった。故郷 広島から1万㎞以上離れたカナダで暮らすサーローさんの、知られざる素顔に追る。

                                                                       

斉藤俊幸記者 取材後記)
サーロー節子さんとは一体どんな人で、普段どんな生活を送っているのか。自宅で触れたのは、”表舞台” で目にする力強い姿とは少し違う、いつも優しくお茶目な節子さんの姿でした。
節子さんが住むのはカナダ最大の都市トロントの郊外にあるマンション。私たちが取材に伺うと、お手製のカレーを用意して待ってくれていました。

自宅マンションにて
「お代わりもできるからね」

「仕事部屋」と呼ぶ奥の2部屋には、英語や日本語で書かれた分厚い本や資料、これまでの新聞記事などが積まれています。「広島駅が変わる」「サッカースタジアムができたの?」特に故郷である広島のことを常に気にかけていたのが印象的でした。

取材に伺った当時はカナダで開かれる8月6日の式典準備の真っ只中。食事や睡眠時間を削りながらの生活、そんな貴重な時間を私たちの取材に割いてくれた理由をこう話します。

「あなたたちに言葉を託したい」

節子さんの姿を通して、平和について、考えてもらいたいと思います。

                                                              

■番組概要

テレメンタリー2024[テレビ朝日系列全国ネット]

「92歳 私の仕事 ~被爆者 サーロー節子~」
▶広島県の放送日時 
    2024年8月6日㈫ 午前9時55分~
▶制作 広島ホームテレビ 
    ナレーション :尾野真千子(俳優)
    ディレクター :斉藤俊幸
    プロデューサー:立川直樹

尾野真千子(俳優)

                                                        

『テレメンタリー2024』
テレビ朝日系列の全国24社が共同で制作するドキュメンタリーです。週替わりでテレビ朝日系列の各局が制作を担当し、独自の視点で制作しています。

                                                                      

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