山紫水明の地・安徽の魅力に迫る、日本初の展覧会 「墨(すみ)の天地~中国 安徽(あんき)地方の美術~」を開催します ~重要文化財4件を含む、清らかな山水画や 華麗なる版画など、多彩な墨の芸術を楽しめます~

 近鉄グループの文化事業である大和文華館では、10月10日(土)から11月15日(日)まで、「墨の天地~中国 安徽地方の美術~」を開催いたします。
 中国の江南に位置する安徽地方は、天下第一の奇山といわれる名勝・黄山(こうざん)を有する山紫水明の地として、また文房四宝(ぶんぼうしほう)(墨・筆・硯・紙)の名産地として古くから知られてきました。
 明末清初(16世紀末~18世紀初)には、江南の成熟した文人文化、徽州商人の活躍による文物の流入を受けて、独特な芸術様式がこの地で発展します。絵画においては、墨色を活かした枯淡な画風の安徽派(あんきは)(新安派(しんあんは))が成立します。また安徽の刻工による精緻な版画芸術は、広く東アジアで人気を博しました。
 本展は、15世紀~20世紀初頭の絵画と版画78件(うち重要文化財4件、重要美術品3件)を通して、安徽地方の美術の魅力をご紹介する、日本初の展覧会です。墨より生まれる清らかな山水世界、華麗な版画芸術などをお楽しみください。

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