リアルグローブ、ALSOKが東京都から受託した「ドローンを活用したキョン捕獲支援業務」に「Hec-Eye」を導入いただきました。
株式会社リアルグローブ(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:大畑 貴弘、以下 リアルグローブ)は、ALSOK(所在地:東京都港区、代表取締役社長:栢木 伊久二)が東京都より受託した「ドローンを活用したキョン捕獲支援業務」に、遠隔情報共有システム「Hec-Eye(ヘックアイ)」を導入いただきました。
ALSOKは東京都の「令和5年度ドローンを活用したキョン捕獲支援業務委託」希望制指名競争入札を落札し、9月よりサービス提供を開始しました。
キョンは「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」(平成17年6月施行)により、従来の生態系を大きく変化させるおそれがあるとして「特定外来生物」に指定されました。
伊豆大島では、大切に育てた農作物への被害をはじめ、伊豆大島に生育する希少植物の多くがキョンにより食害を受けています。さらに、車に衝突する事例も発生しているため、問題は深刻化しています。
伊豆大島には約17,190頭(令和4年末時点)のキョンが生息すると推定されています。これまでの様々な取組によって、推定生息頭数は横ばいから減少傾向に転じていますが、根絶を達成するために、さらに捕獲を強化しています。
【キョンの形態】
原産地:中国東南部、台湾
特 徴:肩高が50〜60cm程度の小型のシカで、目の下に大きな臭線があり、オスには牙がある。
(※環境省・特定外来生物の解説より抜粋)
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/list/L-ho-17.html
【サービスの概要】
ドローン空撮によりキョンの位置を捕捉し、リアルタイムで東京都から委託された銃器捕獲作業者に映像、位置情報を提供し捕獲支援業務を行います。本サービスを活用することにより、限られた銃器捕獲作業者でより多くのキョンを駆除できることが期待でき、効率の向上が見込めます。
ALSOKでは、害獣駆除に悩んでいる全国の自治体に対し、特定の害獣に限らずニーズの把握に努め、農作物の被害抑制の一助を目指します。
(※ALSOKホームページより抜粋)
実施期間:2023年9月から2024年3月まで
実施場所:東京都大島町
【参考】
東京都環境局:https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/nature/animals_plants/kyon.html
【ALSOKホームページ】
URL:https://www.alsok.co.jp/
Hec-Eyeはリアルタイムに映像・位置情報を提供することで、本サービスに協力いたします。リアルグローブは今後も地域の課題解決の支援の一助となるようサービスを提供してまいります。
【本件に関するお問い合わせ先】
■ 株式会社リアルグローブ Hec-Eye問合窓口
電話:03-6380-9372
メール:pr@realglobe.jp
Hec-Eyeについての詳細はこちらから
URL:https://hec-eye.realglobe.jp/
【遠隔情報共有システム「Hec-Eye(ヘックアイ)」について】
「Hec-Eye」はリアルグローブが、EDAC監修のもと開発した、ドローン等からの取得情報を地図上に集約し共有するプラットフォームで、総務省の「平成27年度補正予算IoTサービス創出支援事業」の採択案件を通じて構築されたリファレンスモデル(成果物)を核として開発されたサービスです。救急医療・災害対応分野での活動支援や業務効率化を目的として開発され、現在は鳥獣害対策や観光分野等も含めたより広い分野で活用されています。
「Best of Japan Drone Award 2019」では、ソフトウェア部門の最優秀賞に選出されました。
【リアルグローブについて】
社名 :株式会社リアルグローブ
代表取締役社長 :大畑 貴弘
URL:https://realglobe.jp/