「ビル再生100の物語」ダメビルのトリセツ_4
ビル再生100の物語 第61話
テナワンでは、これまで多くのビルの空室対策や賃貸運営を行ってきました。
それぞれの問題を解決してきたビル再生の事例を「100の物語」としてこれから公開していきます。
「ダメビルのトリセツ」を最初から読みたい方はコチラ
これがダメビルだ!7つの事例
前回までに、「ナゼか集客できないダメなビルの条件」をご説明してきましたが、いかがでしたか?今回は、さらに具体的にダメなポイントを見ていきます。
日々我々が拝見するいろいろな現場で見かけた事例を2回にわたって解説します。
1つ目。「エントランスでの残念」
内見客が一番最初に目にするのがエントランスです。当たり前ですね。
そのエントランスがイマイチだと、これはもうマイナス印象から入ることになります。
「エントランスでの印象が悪いと80%の内見客が決めない」
というベテラン仲介営業マンの方もいるほどです。
目立つ自販機やゴミ箱のことは以前申し上げましたが、空室部分にガムテープが貼ってあるメールボックス、よく見かけます。勝手にDMなどを入れられないようにガムテープ。気持ちわかります。でも。
「どんなビルかな?」
…と期待して見に来たお客さんがいきなりコレ見たらどうでしょうか?なんか寂しい気持ちになりません?空室だらけってバラしてもいるわけですので、もう少し見た目にキレイな対策にしたいですよね。
他には、天井の照明、特にエントランスは雰囲気よくするために電球を使うことが多いので、熱とかでススケてしまうことが多いです。消防設備のガラスとか消火器の置台が割れてたり、掃除用具が目立つとか、ゴミ出しとか火の用心のポスターが壁にデンと貼ってあるとか、とても残念です。
これらすべて、管理上の問題とか、ちゃんとしてないってだけでソンをしている事例です。
2つめです。「エレベータ周りも気を抜かない」
内見客が次に見るのはエレベータですよね。
よくあるのは、引っ越しの時に壁にぶつけて傷をつけないようにつけてある保護マットがヨレヨレとか、汚れて汚い!これはヒキます。
特にEV内は狭くて密室ですし、汚れたマットに肩なんか触れた日には泣きたくなります。
エレベータ付近の灰皿。ずいぶん減りましたが、コレもやめた方がいいです。
私も愛煙家なので個人的には嬉しいですが、もはや世の中吸わない人の方が多いですし、吸わない人がコレ見たら相当にマイナスイメージになります。
3つめ「水周りのチェックポイント」
これはわかりやすいですね。
和式の便器はやはり、はっきり嫌われます。特に女子には嫌われます。
やっぱり使用中の姿がオシャレじゃないからですかね~、とどうでもいいですが、不潔であるとか、キレイに掃除していても薄暗い、鏡が小さい、とか、便器や洗面台が古い、黄ばんでいるとかは、衛星器具だけにココもダメなポイントです。
始めて読まれる方に
中小築古ビルのオーナーを対象に空室対策を実戦的に解説した空室対策技術集を無料配布してします。
これまで、東京都心の中小型ビルが検討客を集められない4つの原因へ対応する考え方として、リーシングマネジメントという考え方が大切だとご説明しました。
リーシングマネジメントの基本的な考え方は、
「打点(空室を埋めること)は、打席数(認知度を上げること)×打率(決まりやすい条件やウリ)に比例する。」
です。
弊社での空室対策の事例やオーナーさんの声など、テナワンのHPにて詳しくご覧いただけます!