保育士の目や経験だけに頼らない! ヒューマンエラーをなくす一歩へ。 「子どもと保育士を見守るシステム」の導入開始
千葉県内に認可保育園を11園運営する株式会社ハイフライヤーズ( https://www.kiitos-kids.net 本社:千葉県千葉市、代表取締役:日向 高志、以下 ハイフライヤーズ)はTOPPANデジタル株式会社( https://www.digital.toppan.com/ja/ 本社:東京都文京区、代表取締役社長:坂井 和則)と保育園の園児、保育士のバイタルデータ・ストレス値を可視化する「ID-Watchy(R)」を2024年6月5日より本格導入を開始します。2021年10月に実施した第1弾、2023年7月に実施した第2弾の実証テストを通して、今回本格的に導入する運びとなりました。
導入の背景
・保育士の目や経験だけに頼らないシステムの構築
・不適切保育を未然に防ぐ
・保育士のストレス値を可視化し、保育の質の向上
・保育園の働き方改革:適切な配置や人数の見直し
近年、保育園等では、園児の安全や健康状態の把握など、より一層の園児の見守りに関する対応の強化が必要となってきています。ハイフライヤーズは、昨今における園バス内での園児死亡事故などをきっかけに、保育士の目や経験だけに頼らない命を見守るシステムを導入しヒューマンエラーを補い、悲劇を繰り返さないことが必要であると考えています。
また、悲しいことに保育士による不適切保育などのニュースが増えています。保育士のストレス値の可視化によって、保育士が自身の心身の状態を把握し、保育を見直すきっかけを作ることで不適切保育を未然に防ぎ、保育士を守ることになります。
また、運動量を可視化することで無駄な動きを減らし、適切な配置や人数の見直しなど、保育の質の向上にも繋がると考えています。
第2弾の実証テストで脈拍や血圧、ストレス値、運動量などが収集できる「ID-Watchy(R)」とキートスの保育室に設置している「見守りカメラ」※の映像データを照らし合わせることで、まだ言葉をうまく話すことができない子どもや、保育士のストレスや異変が可視化され、身体の不調や事故の防止の可能性を感じ導入を決定しました。
※見守りカメラとは、子どもの怪我の検証や職員の保育の振り返りのために、全保育室(トイレは除く)に死角なく設置しているカメラのこと
導入概要
・実施場所 :キートスチャイルドケア桜木
・目的 :バイタルデータの活用による見守り、保育の質の向上の検証
・対象年齢、人数:0歳~5歳児、保育士、計60名
株式会社ハイフライヤーズではメディア取材を歓迎しております。
今後の展開
ハイフライヤーズは、専門家や大学等の研究機関との協力展開も積極的におこなっていく予定です。このシステムを活用することで、将来的に乳幼児突然死症候群(SIDS)や熱中症の予兆検知の実現が期待され、未来の世界中の子どもたちの生命を守れる可能性が考えられます。
また、日々のヒヤリハットや怪我の記録も全てデータ化しており、そのデータの件数は4万件を超えています。これらの保育現場のデータを活用することで、事故防止の一助になると考えています。
バイタルデータを活用した子どもの見守りが実現できれば、保育園での日々の生命の見守りのみならず、いじめ・自殺・虐待の防止等も望め、「こども家庭庁」が目指す「切れ目のない、子どもを中心とした社会作り」の一助となることを期待しております。また、こども家庭庁とデジタル庁、警察庁、法務省、そして教育機関など、府省庁の垣根を超えて横串を通した連携を図り、子どもの安全を見守る仕組み作りを推進することも実現可能となるのではないかと感じております。
その他のハイフライヤーズの取り組みについてはこちら
https://www.kiitos-kids.net/press/
会社概要
千葉県内にて認可保育園「キートスチャイルドケア」・「キートスベビーケア」を運営しています。保育園が持つ固定観念を払拭し、保育業務のDXを推進する事で社員が自発的にイノベーションを生み出せる組織を目指しています。
株式会社として正しく認可保育園を運営し、子どもたちをはじめ保護者、社員、全てのステークホルダーに対して最大限利益を還元し利用者満足度を向上させることをミッションとして保育サービスを提供しています。人とのつながりを大切にし、子どもたちだけでなく、保護者や社員にとっての「また明日も来たい保育園」であるために今後も様々なことに取り組んでまいります。
各種お問い合わせ先
お問い合わせ先 : kiitos@highflyers.co.jp / 043-301-2633
取材お申し込み : https://kiitos.my.site.com/enqueteForm/s/inquiry-press?utm_term=atpress