算数・数学教育に関するオンラインセミナーを8月24日に開催  データ活用の重要性について中学校の数学指導の視点で 関係省庁・東京都教職員研修センターの有識者が解説

算数・数学の実用的な技能を測る、実用数学技能検定「数検」(数学検定・算数検定、以下「数検」)を実施・運営している公益財団法人日本数学検定協会(所在地:東京都台東区、理事長:高田 忍、以下「当協会」)は、2023年8月24日(木)に、算数・数学教育に関するオンラインセミナー「データ活用の重要性について~中学校の数学指導の視点から~」(以下「本セミナー」)を開催いたします。
本セミナーでは、「データ活用の重要性」をメインテーマに、DX人材育成の関係省庁および東京都教職員研修センターの有識者が、「数理・データサイエンス・AI教育」「中学校の数学指導」の視点から、データ活用に関する内容を解説します。

「算数・数学教育に関するオンラインセミナー」メインビジュアル

算数・数学教育に関するオンラインセミナー 特設サイト
https://www.su-gaku.net/lp/seminar/20230824/?utm_source=press230725&utm_campaign=sksm230824

本リリースのポイント

(1)当協会が、算数・数学教育に関するオンラインセミナーを8/24に開催
(2)DX人材育成の関係省庁および東京都教職員研修センターの有識者が登壇
(3)本セミナーを通じて、日本数学検定協会が「データを活用できるデジタル人材の育成推進」に寄与することをめざす

■セミナー内容:データ活用の重要性について~中学校の数学指導の視点から~
近年、あらゆる産業において、データに基づいた的確な戦略・施策を推進することが求められています。いまや文系理系を問わずデータの把握・分析・利活用が必須となり、データから目をそむけることはできない時代です。政府の「AI戦略2019」では、「数理・データサイエンス・AI」を理解し活用できる人材の育成が喫緊の課題と位置づけ、最近では、この戦略目標の早期実現に向けた施策等を取りまとめた「AI戦略2021」も策定され、加速度的に戦略が推進されてきています。
このような急速に進む政府の施策のなかで、2021年度から全面実施された中学校「数学」の学習指導要領においても、統計分野である「資料の活用」が「データの活用」という名称に改められました。これによって、高校1年生で学習していたデータのばらつきを表す「四分位範囲」や、データのばらつきを視覚的に示す「箱ひげ図」を中学校2年生で学習することになりました。このように、今後、Society5.0を実現するために欠かせないのがデータ活用であり、小中学校段階における算数・数学の基礎基本の定着が、ますます重要になってくると考えられます。
本セミナーでは、「データ活用の重要性」をメインテーマに、関係省庁および東京都教職員研修センターの有識者が、「数理・データサイエンス・AI教育」「中学校の数学指導」の視点から、データ活用に関する内容を解説します。
学校教育で育んだ数学リテラシーを実社会で生かす産業人材育成をめざし、「数理・データサイエンス・AI教育プログラム※」に賛同・支援する当協会は、本セミナーを通じて、データを活用できるデジタル人材の育成推進に寄与していく所存です。

経済産業省「数理・データサイエンス・AI教育プログラム支援サイト」
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/MDASH/mdashsupport.html

※当協会は、政府の推進する「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」の趣旨に賛同し、「MDASH SUPPORTER」に登録されています。

おもな対象

本セミナーは、おもに以下のような方を対象としています。

・中学校進路指導および数学・情報科の教員
・教育委員会・教育センター関係者

申込方法

本セミナーの定員は500人(先着順)で、特設サイトのお申し込みフォームから無料でお申し込みになれます。
申込締切日は、8月21日(月)までで、定員になり次第、申し込みを締め切ります。
くわしくは、以下をご覧ください。

算数・数学教育に関するオンラインセミナー 特設サイト内「お申し込みフォーム」ページ
https://www.su-gaku.net/seminar/seminar_form/?post_id=17407&utm_source=press230725&utm_campaign=sksm230824

当協会は、本セミナーのようなデータを活用できるデジタル人材の育成推進をめざすイベントなどを実施することで、小中学校段階における算数・数学の基礎学力定着の確認や学習意欲向上の一助となるような数学検定事業および、実社会における数学的リテラシーの向上や、企業の効率的な人材育成につなげるためのビジネス数学事業をこれまで以上に推進し、今後も充実させてまいります。

◆開催概要
名称    : データ活用の重要性について~中学校の数学指導の視点から~
開催日時  : 2023年8月24日(木)13:00~14:25
開催場所  : オンライン(Zoomミーティング)
参加費   : 無料
主催    : 公益財団法人 日本数学検定協会
定員    : 先着500人(定員になり次第、締め切ります)
申込方法  : 特設サイトのお申し込みフォームからお申し込みになれます。
        https://www.su-gaku.net/seminar/seminar_form/?post_id=17407&utm_source=press230725&utm_campaign=sksm230824
申込締切日  :2023年8月21日(月)

タイムテーブル:
13:00~13:05 主催者挨拶
13:05~13:25 数理・データサイエンス・AI教育とDX人材育成について
       (文部科学省 高等教育局 専門教育課 課長補佐 奥井 雅博)
13:25~13:45 授業における指導と評価ーデータの活用の確率の指導を通してー
       (東京都教職員研修センター 学習指導専門員(東京教師道場教授)/
        公益財団法人 日本数学検定協会 理事 小宮 賢治)
13:45~14:05 企業におけるデータ活用の現場から
       (データを活用する日々の業務とは)
       (EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
        Associate Partner 青木 健泰)
14:05~14:20 統計的探究プロセスに関わる評価問題
       ー数学検定の検定問題に焦点を当ててー
       (公益財団法人 日本数学検定協会
        コンテンツクリエイティブ部 マネジャー 加藤 龍平)
14:20~14:25 クロージング
       ※順不同、敬称略

※各講演テーマは、一部変更になる可能性がございますのであらかじめご了承ください。
※くわしくは、特設サイトをご覧ください。

◆講演者プロフィール ※順不同
●奥井 雅博氏(文部科学省 高等教育局 専門教育課 課長補佐)
1999年国立大学に入職後、2002年から文部科学省へ。主に高等教育行政に従事。2019年に高等教育企画課(高等教育政策室)課長補佐。2021年から現職で理工農系人材やデジタル人材育成等を担当。

奥井 雅博氏

●小宮 賢治氏(東京都教職員研修センター 学習指導専門員(東京教師道場)/公益財団法人 日本数学検定協会 理事)
東京教育大学卒業後、数学科の教科指導や数学教育の研究・研修に従事。文部科学省教科用図書検定調査審議会臨時委員として長い期間適正な教科用図書について検討するなど、東京都中学校数学教育研究会会長として東京都の中学校の数学教育の発展に取り組む。現在も、東京都の中学校数学科の教員の教科指導の指導力向上に向けて、東京教師道場教授として取り組んでいる。また、日本数学検定協会が認定する算数・数学指導資格「数学コーチャー」の育成にかかる指導も行う。

小宮 賢治氏

●青木 健泰氏(EY ストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社 Associate Partner)
Big4ファームを中心に15年のコンサルティング経験を有し、セールス&マーケティング領域における戦略構想策定、プロセス改革、デジタルソリューション導入を支援「デジタルエクスペリエンス」テーマの専門家として、顧客起点のDigital化トレンドにあわせた顧客データ活用&顧客接点デジタル化の案件多数、過去には大手マッチングメディア企業の住宅メディアプランナーを経験。

青木 健泰氏

●加藤 龍平(公益財団法人 日本数学検定協会 コンテンツクリエイティブ部 マネジャー)
信州大学大学院教育学研究科修了。長野県の公立中学校にて、数学科および理科の教員として従事したのち、文部科学省国立教育政策研究所にて、大規模調査(全国学力・学習状況調査、TIMSS(国際数学・理科教育動向調査)など)の問題作成や結果分析に携わる。その後、東京都の私立中高一貫校での勤務などを経て、現職。

加藤 龍平

「数検」について

実用数学技能検定「数検」(後援=文部科学省。対象:1~11級)は、数学・算数の実用的な技能(計算・作図・表現・測定・整理・統計・証明)を測り、論理構成力をみる記述式の検定で、公益財団法人 日本数学検定協会が実施している全国レベルの実力・絶対評価システムです。おもに、数学領域である1級から5級までを「数学検定」と呼び、算数領域である6級から11級、かず・かたち検定までを「算数検定」と呼びます。第1回を実施した1992年には5,500人だった年間志願者数は、2006年以降は30万人を超え、また、数検を実施する学校や教育機関も18,000団体を超え、公費での活用も広がっています。以来、累計志願者数は700万人を突破しており、いまや数学・算数に関する検定のスタンダードとして進学・就職に必須の検定となっています。日本国内はもちろん、フィリピンやカンボジア、インドネシア、タイなどでも実施され(累計志願者数は40,000人以上)、海外でも高い評価を得ています。※志願者数・実施校数はのべ数です。

【ビジネス数学検定について】(当協会の行うその他のおもな公益事業)
「ビジネス数学検定」は、ビジネスの現場で必要となる実用的な数学力・数学技能を測定する検定です。実務に即した数学力を5つの力(把握力・分析力・選択力・予測力・表現力)に分類し、ビジネスのシチュエーションを想定した問題で、これらの力の習熟度を測定します。インターネット上で受検できるWBT(Web Based Testing)方式を採用。2006年に第1回を実施し、現在では企業の採用試験や新人研修、管理職登用試験などに活用する事例も増加しています。

【データサイエンス数学ストラテジストについて】(当協会の行うその他のおもな公益事業)
「データサイエンス数学ストラテジスト」は、データサイエンスの基盤となる数学スキルとコンサルティング力を兼ね備えた専門家として認定する資格制度で、2021年9月に新設しました。資格試験は、中級と上級の2つの階級があり、5肢択一のIBT(Internet Based Testing)形式で行います。データサイエンスの基盤となる基礎的な数学(確率統計・線形代数・微分積分)と実践的な数学(機械学習系・アルゴリズム系・ビジネス系数学)の理解度・習熟度を測定します。

法人概要

法人名 : 公益財団法人 日本数学検定協会
所在地 : 〒110-0005 東京都台東区上野5-1-1 文昌堂ビル6階
理事長 : 高田 忍
会長  : 甘利 俊一(帝京大学 先端総合研究機構 特任教授、
      理化学研究所 栄誉研究員、東京大学名誉教授)
設立  : 1999年7月15日
事業内容: (1)数学に関する技能検定の実施、技能度の顕彰及びその証明書の発行
      (2)ビジネスにおける数学の検定及び研修等の実施
      (3)数学に関する出版物の刊行及び情報の提供
      (4)数学の普及啓発に関する事業
      (5)数学や学習数学に関する学術研究
      (6)その他この法人の目的を達成するために必要な事業
URL   : https://www.su-gaku.net/
※「数検」「数検/数学検定」「数検/Suken」は当協会に専用使用権が認められています。
※「ビジネス数学検定」は当協会の登録商標です。

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