近畿大学水産研究所 新所長に家戸敬太郎が就任 株式会社アーマリン近大 新社長に竹中勇人が就任
近畿大学水産研究所(和歌山県白浜町)では、所長 升間主計の退任に伴い、令和7年(2025年)4月1日付で白浜実験場長・富山実験場長の家戸敬太郎が新たに所長に就任しました。
また、近畿大学発ベンチャー企業の株式会社アーマリン近大(和歌山県白浜町)では、社長 逵浩康が勇退して取締役になることに伴い、令和7年(2025年)4月1日付で竹中勇人が新たに社長に就任しました。
【近畿大学水産研究所 新所長】
氏名 :家戸敬太郎(かとけいたろう)
学位 :博士(農学)
専門分野:水産増殖学
就任日 :令和7年(2025年)4月1日
<略歴>
大阪府出身、昭和42年(1967年)12月20日生まれ、57歳
平成2年(1990年) 近畿大学農学部水産学科 卒業
平成4年(1992年) 近畿大学大学院農学研究科 修士課程 修了
平成5年(1993年) 近畿大学水産研究所 助手
平成14年(2002年) 博士(農学) 近畿大学
近畿大学水産研究所 講師
平成18年(2006年) 近畿大学水産研究所 助教授
平成19年(2007年) 近畿大学水産研究所 准教授
平成26年(2014年) 近畿大学水産研究所 教授(現在まで)
近畿大学水産研究所富山実験場長(現在まで)
平成28年(2016年) 近畿大学水産研究所白浜実験場長
<学会役員等>
公益社団法人日本水産学会 近畿支部 幹事
日本水産増殖学会 評議員
特定非営利活動法人持続可能な水産養殖のための種苗認証協議会 理事
株式会社アーマリン近大 取締役
<業績および専門>
マダイを中心とした海水養殖魚の品種改良や養魚用飼料の開発、クロマグロの種苗生産技術開発、マアナゴやアカムツなどの新養殖魚種の開発など、海水魚の養殖に関する実用的な研究を幅広く行い、長年にわたって海水養殖魚の育種学分野および魚類養殖の生産現場に貢献している。特にマダイを主な研究対象とし、近畿大学において1960年代前半から行われているマダイの選抜育種による成長改善効果が5世代目以降に顕著に現れることを明らかにした。また、マダイの性統御および染色体操作により、雌の割合を8割以上まで高めるとともにクローンマダイの作出に成功した。さらに、遺伝子操作のためのマイクロインジェクション法※ を海水魚に応用する技術を開発し、ゲノム編集により可食部割合を増加させた「肉厚マダイ」を作出した。令和3年度(2021度)日本水産学会 水産学進歩賞を受賞。
※「マイクロインジェクション法」は、遺伝子操作のために非常に細いガラス管を用いて、遺伝子や酵素などを人工授精した卵に直接注入する方法。
【株式会社アーマリン近大 新社長】
氏名 :竹中勇人(たけなかはやと)
就任日:令和7年(2025年)4月1日
<略歴>
和歌山県出身、昭和42年(1967年)2月22日生まれ、58歳
平成元年(1989年) 近畿大学商経学部経済学科 卒業
学校法人近畿大学 入職、近畿大学附属病院 配属
平成11年(1999年) 近畿大学奈良病院
平成27年(2015年) 近畿大学奈良病院 事務長
平成30年(2018年) 近畿大学水産研究所・水産養殖種苗センター 事務部長(現在まで)
平成31年(2019年) 株式会社アーマリン近大 執行役員
令和4年(2022年) 株式会社アーマリン近大 取締役
【関連リンク】
水産研究所 教授 家戸敬太郎(カトケイタロウ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/180-kato-keitarou.html
水産研究所
https://www.kindai.ac.jp/rd/research-center/aqua-research/