ハネウェル、米バートン・ルージュ工場のHFO製造能力を拡張
[東京] 2022年2月14日 -- ハネウェル(Nasdaq:HON/日本法人:日本ハネウェル株式会社、本社:東京都港区)は、米ルイジアナ州バートン・ルージュ工場を拡張し、当社のソルスティス(R)ze(HFO-1234ze(E))の製造能力を強化することを発表します。ソルスティスzeは、断熱材用発泡剤、化粧品などのパーソナルケア製品や住宅用日用品をはじめとするエアゾール製品用噴射剤および、空調用冷媒として用いられるGWP(地球温暖化係数)が非常に低い製品です。
・断熱材用発泡剤、エアゾール用噴射剤および空調用冷媒として用いられるソルスティス(R)ze(HFO-1234ze(E))の製造能力を2倍に拡張
・イノベーションをリードするハネウェルによる、持続可能でエネルギー効率性に優れた自社開発のHFO(ハイドロフルオロオレフィン)技術の長期的供給に向けた取り組み
・ハネウェルは、全世界の供給ニーズを満たすため、今後もHFO製造への投資を継続
ソルスティスzeは、HFO(ハイドロフルオロオレフィン)技術をベースとし、最終製品の性能を損なうことなくカーボンフットプリントの低減に寄与する当社の「ソルスティス」ブランド製品群の一つで、ハネウェルはソルスティスzeの成長に伴い大規模な投資を実施します。
このたびの拡張によって、ハネウェルは成長を続ける低GWP製品の需要に応えてまいります。HFC(ハイドロフルオロカーボン、いわゆる「代替フロン」)の段階的削減を定めたモントリオール議定書キガリ改正の遵守を目的とする世界各国での規制強化に伴い、持続可能なソリューションに対する需要が高まっています。ハネウェルは、十年以上前から気候変動対策と低GWP製品のニーズを予測し、これまでソルスティス製品技術の研究開発および施設の新設に既に10億ドル以上の投資を完了しました。
ハネウェル、発泡剤&工業用途製品担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのローラ・ラインハードは、「ハネウェルは常に先頭に立ち次世代技術の開発と上市を進めてまいりました。ソルスティス製品の商業化から10年以上を経た今、当社は投資を継続することでお客様のニーズに応え、市場の低GWP製品への転換に十分な供給を確保してまいります。バートン・ルージュ工場のソルスティスze製造能力を2倍に拡張することで、当社は市場への供給量を増加し、引き続きカーボンフットプリントを削減し規制によるニーズに応える低GWP製品をお届けしてまいります」とコメントしました。
ハネウェルは、これまでに達成した温室効果ガス排出原単位の大幅な削減実績と、数十年にわたるお客様の環境および社会目標の実現を支えるイノベーションの歴史を基盤に、2035年までに当社事業および施設のカーボンニュートラルを実現する取り組みを進めています。ハネウェルの新製品研究開発に関する投資の約50%は、ソルスティス製品群をはじめとするお客様の環境および社会的成果を向上する製品が占めています。これまでに世界で導入されたソルスティス製品群によって削減されたCO2排出量は2億5千万メトリックトンを超え、この量は1年あたり自動車5千2百万台分の排出量削減に相当します。
ハネウェル( www.honeywell.com )は、フォーチュン(Fortune)100社にノミネートされた、技術に根ざした産業ソリューションを提供する複合企業で、航空宇宙分野の製品およびサービス、ビル・産業向け制御テクノロジー、パフォーマンスマテリアルズなどを世界中のお客様に提供しています。当社は、テクノロジーの力で航空機、ビル、工場、物流、作業者など、あらゆるヒトやものを「つなぎ」、よりスマートで、より安全で、より持続可能な世界を目指します。ニュースや詳しい情報は、 www.honeywell.com/newsroom をご覧ください。