八尾市の廃校を活用した施設でアップサイクルイベントを開催 学生企画による「学ぼう!作ろう!ランドセルリメイク」

令和5年(2023年)10月に実施したワークショップの様子
令和5年(2023年)10月に実施したワークショップの様子

近畿大学経営学部(大阪府東大阪市)キャリア・マネジメント学科准教授 松本誠一ゼミと、皮革製品メーカーの株式会社Askalカバン工房(愛知県一宮市)は、令和6年(2024年)3月17日(日)に八尾廃校SATODUKURI BASE(大阪府八尾市)で、ランドセルリメイクの展示会とワークショップを行うイベント「学ぼう!作ろう!ランドセルリメイク」を開催します。

【本件のポイント】
●八尾廃校SATODUKURI BASEで、ランドセルリメイクの展示会とワークショップを実施
●ランドセルリメイクと廃校活用を掛け合わせたプロモーション方法を学生が提案
●イベントを通し、価値をつけて新しい製品へと生まれ変わらせるアップサイクルやSDGsの魅力を伝える

【本件の内容】
近畿大学経営学部の松本ゼミでは、企業と顧客が協力して新たな価値を生み出すマーケティング手法「価値共創マーケティング」を研究テーマとして、さまざまな企業や自治体と連携し、使用済み製品の再利用やアップサイクル活動に取り組んでいます。
活動の一つとして、株式会社Askalカバン工房と共同研究契約を締結し、ランドセルに新たな価値を生み出すアップサイクルプロジェクトを行ってきました。令和5年(2023年)9月には同社を訪問し、若者目線での新たなマーケティングと商品開発提案会を実施しました。さらに、10月には同社と共同で、東大阪市花園ラグビー場で開催されたイベント「アップサイクルデー」に出展し、使用済みランドセルの革を用いたキーホルダーやヘアピンなどのアップサイクルクラフト体験を行いました。
今回は学校とランドセルの親和性に着目し、アップサイクルの魅力を発信して、懐かしさや親しみを感じながらランドセルリメイクの認知を拡大させることを目的に、八尾廃校SATODUKURI BASEで、展示会とワークショップを実施します。
展示会では、加工する前のランドセルとアップサイクル後のリメイク商品の展示を行い、リメイク商品ができるまでの一連の工程を実物と制作動画を用いて紹介します。またワークショップでは、木の板にランドセルに用いた生地の端材を切り貼りし、壁掛けアートの作成体験を行います。当日は松本ゼミの3年生15人がイベント運営を行い、来場者は学生たちのサポートを受けながら、デザインから作成までを行います。イベントを通じてアップサイクルの取り組みを発信することで、来場者がSDGsについて考える機会を創出します。

【開催概要】
日時  :令和6年(2024年)3月17日(日)10:00~15:00
場所  :八尾廃校SATODUKURI BASE
     (大阪府八尾市水越2-117、近鉄信貴線「服部川駅」から徒歩約20分)
内容  :ランドセルリメイクの展示会、
     革製のオリジナル壁掛けアートづくり体験
     ※ 体験は1回あたり10~15分。材料がなくなり次第終了
対象  :一般の方(参加無料、事前申込不要)
お問合せ:八尾廃校SATODUKURI BASE
     公式LINE ID:@351ebcbj
主催  :高安小中学校区まちづくり協議会

【株式会社Askalカバン工房】
皮革製品製造を目的に平成22年(2010年)創業。押し入れにあるランドセルを再利用したいというSDGsの観点から平成29年(2017年)3月にランドセルリメイク事業を展開。現在では一般利用者からの依頼を始め、百貨店やランドセルメーカーとも連携を取り、年間約2万5,000件のランドセルリメイク製品を製作。
所在地   :愛知県一宮市明地字西七丁原32-1
代表者   :代表取締役 大橋泰助
事業内容  :ランドセルリメイク製品をはじめとする各種皮革製品製造
創業    :平成22年(2010年)
ホームページ:https://askal.jp/

【八尾廃校SATODUKURI BASE】
大阪府八尾市高安地域に残る豊かな里山の自然を体感できる場所としてさらに活用を拡げていこうという想いから、使われなくなった校舎を活用した里山の資源が体感できる施設を令和2年(2020年)にオープン。高安地域の里山の自然を体感できる拠点として、各教室やイベントなどを実施。
所在地   :大阪府八尾市水越2-117
代表者   :校長 加納義彦
事業内容  :廃校を活用した自然体験教室やイベント出展
創業    :令和2年(2020年)
ホームページ:https://www.satodukuri.jp/

【参加学生のコメント】
経営学部商学科 3年 古澤心乃さん
ランドセルリメイクを広めるにあたって、「使い終わったランドセル」と「通い終わった小学校」の、一度使い終わったものという共通点に着目し、このワークショップを提案しました。私たちの活動がランドセルリメイクの認知向上に繋がればと考えます。そして、少しでもランドセルリメイクを文化として浸透させたいです。

【関連リンク】
経営学部 キャリア・マネジメント学科 准教授 松本誠一(マツモトセイイチ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1219-matsumoto-seiichi.html

経営学部
https://www.kindai.ac.jp/business/


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