ハワイ州観光局、伝統航海カヌー「ホクレア」情報サイトを開設

〜 2022年から始まる環太平洋航海プロジェクト2022-2026を応援 〜

※ 世界的なパンデミックの影響により、2022年から予定されていた環太平洋航海は2023年春に延期されました。( 2022年1月25日ポリネシア航海協会発表)

ハワイ州観光局(所在地:東京都千代田区 日本支局長:ミツエ・ヴァーレイ)は、レスポンシブルツーリズムの考え方を実践するためのキャンペーン「マラマハワイ〜地球にやさしい旅を〜」の一環として、ポリネシアの伝統航海カヌー「ホクレア」情報サイト(https://www.allhawaii.jp/hokulea)を、日本の祝日「海の日」の2021年7月22日(木)午後12時に開設します。

「ホクレア」情報サイトでは、ホクレアと姉妹船「ヒキアナリア」が2022年から2026年までの期間、日本を含む46カ国345地域に寄港する環太平洋を航海する「環太平洋航海2022-2026」プロジェクトに向けた取り組みや最新情報を随時公開していくほか、カヌーの構造、近代計器を一切使わず、星、月、太陽、波、風、鳥といった自然の指標だけを頼りに帆走する伝統航海術(スターナビゲーション)、伝統航海から学ぶことや、「マラマホヌア世界航海2014-2017」のドキュメンタリー映画や航海記などを紹介します。

伝統航海カヌーを所有する「ポリネシア航海協会」は、1973年にハワイ州ホノルル市に創設された非営利団体で、「マラマホヌア(Mālama Honua:地球への思いやりを)」というメッセージを掲げ、自然の力だけを使って世界中を航海し続け、環境保全や文化伝承の大切さを伝える活動を行なっています。

ホクレアとはハワイ語で「喜びの星」(ホク=星、レア=喜び)を意味します。ホクレアは、1975年に釘を1本も使わずに復元された双胴船で、何百年も途絶えていたポリネシアの伝統航海術を蘇らせたことから、自然と調和して生きてきた祖先の知恵や技術、文化や伝統を蘇らせ、民族としての勇気と誇りを取り戻すことに繋がりました。ホクレアは、ハワイアンの伝統文化復興運動のシンボルでもあり、

海洋汚染や気候変動など数々の地球環境の危機に直面している現代人間社会に対して「自然と調和して生きる人間観」を問うものでもあり、ハワイ州の州宝に指定されています。

ハワイ州観光局日本支局長 ミツエ・ヴァーレイは、「2022年は日本各地でのドキュメンタリー映画「マラマホヌア世界航海2014-2017」の上映、および教育セミナーを開催していく予定です。ホクレアを通して海、そして環境を守ることの大切さを啓蒙し、”学ぶ宝庫ハワイ”を提唱、ハワイ姉妹都市を中心とした文化交流や環境教育プロジェクトを広めていきたいと思っています。」と述べています。

ポリネシア航海協会(Polynesian Voyaging Society)

ポリネシア航海協会は1973年に米国ハワイ州で発足された米国政府認定の非営利団体。何世紀もの間途絶えていたポリネシアの伝統航海術を復元し、「マラマホヌア=地球への思いやりを」のメッセージを掲げ、世界中を航海しながら環境保全や文化伝承の大切さを伝える活動を行なっています。ポリネシア航海協会は、伝統航海術の芸術と科学、探求心を継承し、体験型の教育プログラムを通して、自然、文化に敬意をはらい、互いにいたわり合う大切さを次世代に伝えることを使命としています。伝統航海カヌーの修繕作業や教育プログラムの実施などは、ボランティアと寄付金によって支えられています。公式サイト(英語):http://www.hokulea.com/

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