国立音楽大学、羽村市との地域振興、 人材育成に関する連携協定を締結
国立音楽大学(読み:くにたちおんがくだいがく、所在地:立川市、学長:武田 忠善)と羽村市(市長:橋本 弘山)は、地域社会の芸術、文化、教育、まちづくり等の振興、人材育成に関する連携協定を2021年9月10日に締結しました。
1.発表のポイント
●芸術鑑賞事業をはじめ、地域の教育・芸術振興の発展に寄与します
●今後の連携事業の円滑な推進のため、連携協議会を設置します
2.発表内容
羽村市では、平成元年に羽村東小学校にオーケストラを編成したことを契機とし、音楽のあるまちづくりを推進してこられました。また、平成18年に『生涯学習センターゆとろぎ』を開設し、芸術文化活動の支援や、芸術鑑賞事業の実施などに力を入れているところです。
一方、国立音楽大学では、近隣の自治体、公益財団法人、また株式会社等との産学連携を含めた連携協定を通じ、芸術振興、人材交流、青少年の育成といった地域の課題解決に向けた取り組みを行ってまいりました。羽村市とはすでに平成22年より市内の小学校での音楽鑑賞教室において、オーケストラの演奏を行う等の実績を積み重ねてまいりましたが、この度の協定締結により、今後はより一層双方の交流を深めてまいる所存です。
橋本市長は「平成22年より、公益財団法人青梅佐藤財団を通じ、ゆとろぎホールでのオーケストラ演奏会等を継続して行っていただいています。今年は市制30周年という節目を迎え、今回の締結を通じて音楽のあるまちづくりに一層のお力添えをいただけたら」と、今後の展望についてお話しされました。また、武田学長より、本学と羽村市とのつながりについて「羽村市の小中学校を経て多くの学生が本学で学び、社会で活躍しており、市の充実した音楽環境で教育を受けてきたことと拝察しております。日本有数のプロオーケストラの主席奏者として、また本学の講師としても活躍している卒業生もおり、大変素晴らしいことだと思っております。今後もより一層相互の関係を深め、芸術文化の発展に寄与できれば」と、同市出身の卒業生の活躍にもふれながら、今回の協定の意義について述べました。
橋本市長からは、今後の円滑な連携事業推進のため、連携協議会を設置することが発表されました。芸術を通した地域貢献、人材育成に精進してまいります。