5月5日は「こどもの日」 当社専属の保健師が解説 こどものワクチン接種は、なぜ必要?

セントラルメディエンス、コラム更新のお知らせ

 医療従事者のマッチングや医療品の卸、医療機関のトータルサポート事業を展開する株式会社セントラルメディエンス(本社:東京都港区、代表取締役:中川隆太郎、以下「当社」)は、「こどものワクチン接種」についてご紹介するコラムを更新しましたのでお知らせいたします。
 

 
 5月5日は「こどもの日」です。
1949年に「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことを趣旨とし、国民の休日として制定されました。今回のコラムでは、こどもの日にちなみ、こどもの出生率やワクチン接種、重症肝炎について当社専属の保健師がご紹介いたします。
 


 

■出生率は年々低下

 2022年(令和4年)の人口動態統計では出生数が79万9728人となっています。
こどもの日が制定された1949年(昭和24年)は第1次ベビーブームであり、出生数が265万6000人となっており、少子化が顕著なことが分かりますね。

出典:厚生労働省 人口動態統計速報(令和4年12 月分)を公表します
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/02/dl/s0214-10e_0002.pdf
出典:厚生労働省 出生数及び合計特殊出生率の推移
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/s2022/dl/202212_1.pdf
 

■こどものワクチン接種について

 こどもは大人に比べて免疫ができておらず、様々な感染症にかかりやすい体です。そのため乳幼児から予防接種が推奨されています。
また各種ワクチンのタイミングは感染症にかかりやすい年齢をもとに決められていることや、複数回接種する必要性があるワクチンもあるので、遅らせないことが大事になります。

ご両親の中には、ワクチンを打つことで、副反応などのリスクを心配する方もいらっしゃいますよね。実際にどんなお薬にもリスクはありますが、現在認可されているワクチンは予防だけでなく、病気にかかったあとの後遺症を軽減する効果があります。また、感染症になり免疫を自然獲得する方法もありますが、こどもは免疫力が未発達で、大人と比べて感染後に重い合併症や後遺症になる可能性が高くなります。
実際に0歳、1歳で接種するワクチンは厚生労働省でまとめられていますので、下記のリンクから確認してみましょう。
 

 
実際にワクチンが開発される前の江戸時代では、麻しんで1年間に75,981人が亡くなったと言われています。江戸の人口が100万人くらいと言われているので、江戸の約7.6%の人が亡くなったことになります。今の東京の人口が1,396万人なので、現代に当てはめると100万人以上が麻しんで亡くなったことになります。当時とは衛生環境や寿命が違うので一概には言えませんが、そう考えると、とてもすごい感染症なのが分かりますね。
他にも天然痘や結核など、世界中で多数の感染症にて命を落としてきた経緯があります。現在これらの感染症で亡くなる人が少ないのは、ワクチンの流通やこどもの頃にワクチンを接種する体制ができたからと考えられます。

お子さんの健康と未来のために、ワクチン接種を悩んでいるご両親は、まずは小児科の先生などに相談してみてください。

出典:厚生労働省 小児の予防接種スケジュール
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000535420.pdf
出典:厚生労働省 IDESコラム vol. 50「歴史から学ぶワクチンの重要性」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/column50.html
 

 

■こどもの重症肝炎に注意

 また、最近は原因不明の重症肝炎になるこどもが世界中で増えています。
アデノウイルスの可能性があると言われており、日本では咽頭結膜熱(プール病)が有名で、こどもが夏場にプールを介して感染することが多い病気になっています。手洗いやアルコールなどの消毒、うがいなども効果があるので、これから夏場にかけても感染対策を行いましょう。

また、肝炎、咽頭結膜熱ともに高熱が出ることがあります。さらに肝炎は体や白目の部分が黄色くなる黄疸(おうだん)という症状が出てきます。上記のような症状が出てきたら、速やかに病院に行くようにしてください。

出典:厚生労働省検疫所 複数国における小児の原因不明の急性重症肝炎
https://www.forth.go.jp/topics/20220425_00001.html
 


 
■ 執筆 ■
富谷圭佑
とみやけいすけ

株式会社Central Medience 専属保健師

一般企業で6年間営業として働き、介護職2年、
その後看護大学に入学した後に大学病院で臨床(ICU、内科)を4年経験。
現在は、当運営会社 株式会社セントラルメディエンスに入社し、専属保健師として勤務している。
 

株式会社Central Medience

代表者:代表取締役 中川隆太郎
所在地:〒105-0001 東京都港区虎ノ門2-10-1 虎ノ門ツインビルディング EAST棟8階
事業内容:メディカルサポート、メディカルキャリア、医療経営等のソリューション提供 他
公式HP:https://centralmedience.com/ 
 


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