障がい者の収入UP+地域活性化を目的とした新『おりづるガチャ』 千葉の歴史香る観光地「北総の小江戸」佐原の町並みに3台同時設置
観光客の周遊促すクーポン券入り、京葉銀行・佐原信用金庫がバックアップ
パラビジネスプロデュース事業を行う一般社団法人障害者就労支援ネットワークP&P(所在地:千葉県柏市/代表理事:奥岳 洋子/以下 当法人)は、10月10日、株式会社京葉銀行(取締役頭取:熊谷 俊行/以下 京葉銀行)と佐原信用金庫(理事長:小森 哲)より設置費用の支援を受け、千葉県香取市にて事業運営する『おりづるガチャ』を、佐原地区で2023年10月13日(金)から開催される「佐原の大祭秋祭り」に合わせて同時に3台設置したことをお知らせします。
今回設置した3台のガチャマシーンのカプセルトイには、各設置店舗の全てで割引特典が受けられるクーポン券が必ず入っています。佐原を訪れた観光旅行者が各店舗で使用することで、域内の観光旅行者の周遊を促しながら消費額を増加させる狙いがあります。また、カプセル封入作業は近隣の障がい者支援を行う福祉事業所が請負う事で、観光と福祉を掛け合わせた新しいかたちのエシカルな連携事業となっています。
ガチャマシーン本体の色もこれまでの視認性を意識した「赤」ではなく、設置エリアの一部が国選定の重要伝統的建造物群保存地区と重なっている点を考慮し、景観との調和を意識した「黒」にしました。
※佐原について
古くより、江戸へ通ずる利根川舟運の中継地として栄えた佐原の小野川沿いには、江戸へ送る米や酒、しょうゆ、味醂等の醸造品の商いで財を成した大店と呼ばれた商家が軒を連ね、当時の繁栄を偲ばせる歴史的な町並みは、平成8年に関東で初めて国の 「重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)」に選定されている。近年、佐原は年間600万人以上の観光旅行者が訪れる観光スポットとして賑わっている。
概要
今回設置した3台の『おりづるガチャ』は、今までに発表を行ってきた【地域企業協賛型おりづるガチャモデル】と【観光協会協賛型おりづるガチャモデル】を組合せた【おりづるガチャ エシカル消費モデル】です。地域社会に呼びかけを行うキーパーソンを京葉銀行・佐原信用金庫が担い、協賛いただいた地域企業の商業施設のお得なクーポンパスポートをカプセルに同封しました。
マシーン設置場所とクーポン協賛企業
【1】東薫酒造(東薫酒造株式会社)
所在地:千葉県香取市佐原イ627
創業文政八年。関東灘と呼ばれ、最盛期には40件以上の造り酒屋があった佐原で今でも残る蔵元。全国新酒鑑評会金賞10回他数々の賞を受賞。酒蔵見学も行っている。
【2】伊能忠次郎商店(かけわ株式会社)
所在地:千葉県香取市佐原イ1894-3
香取市産の生乳を使用したチーズの製造や香取市産の農産品を使用したクラフトビールを醸造し、佐原の小野川沿いにある併設レストランで提供。今後は、醸造過程で発生する副産物(麦芽粕)で農畜産品を育て新たな原料とする循環型農業を目指す。
【3】HOSTEL Co-EDO‐ホステル コエド‐(株式会社ミスターヤナセ)
所在地:千葉県香取市佐原イ474-8
「地域住人と旅行者が集う場所」をコンセプトに作られた宿泊施設。ドミトリータイプと個室の部屋から選べる。和風モダンな館内、新旧が上手く調和し心地よい空間が広がる。
今後の展開
観光の活性化は当法人が事業運営を行う『おりづるガチャ』において障がい者の収入が増えることにつながるため、協賛企業の皆さまと連携をして観光客にとって魅力的な『おりづるガチャ』のプロデユースを行ってまいります。
おりづるガチャ誕生の経緯
*障害福祉の課題
障がい者の収入の地域格差・事業所格差が顕在化しています。障害福祉業界では県や、国からの助成金・補助金などが交付されても収益化できる事業を持てるか否かで閉鎖に追い込まれる事業所も多く、行き場を失う障がい者も多くなっています。
*障がい者の就労支援が置き去りにされていたコロナ禍
大半の事業所の収益源は「内職作業」です。時給計算すると時給18円の事業所も存在します。さらに新型コロナウイルス感染症の長引く影響により、頼みの綱であった内職作業も激減しました。
これらの現状を打開するため、今回の新型コロナウイルス感染症を教訓に、障がい者や福祉事業所が自分たちの力で、地域と共に、収益を生み出せるビジネスモデルとして『おりづるガチャプロジェクト』を立案しました。
法人概要
法人名 : 一般社団法人障害者就労支援ネットワークP&P
代表者 : 代表理事 奥岳 洋子
所在地 : 〒277-0033 千葉県柏市増尾7丁目19番34号
設立 : 2020年4月
事業内容: パラビジネスプロデュース事業
URL : https://www.network-pp.com/
一般社団法人障害者就労支援ネットワークP&Pについて
障がい者の工賃向上を目指し「障害福祉の商社」として福祉生産品のプロデュースを行う。
第6回ちば起業家ビジネスプラン・コンペティションで千葉県知事賞受賞。
パラビジネスについて
障がい者がスポーツで生きがいを感じるパラスポーツがあるならば、障がい者が働くことで生きがいを感じるパラビジネスがあっても良いと考え、日本初の「パラビジネス」を提唱しています。
※「パラビジネス」は一般社団法人障害者就労支援ネットワークP&Pの登録商標です。