【岡山理科大学】「言葉が分からなくても通じ合えた」/サッカー部員らカンボジアから帰国
地域貢献(SDGs)活動の一環でカンボジアを訪問し、現地の子どもたちにサッカーボールを贈って交流した岡山理科大学サッカー部員らが2月28日に帰国しました。部員たちからは「言葉が分からなくても通じ合えた」「もっと人間として力をつけないといけないと気付かされた」「子どもたちの笑顔で疲れが吹き飛んだ」などの感想が聞かれ、大いに刺激を受けた様子でした。
「スポーツSDGsスタディーツアー」と銘打って実施され、理学部応用数学科2年、尾迫岳さん ら5人が2月 21 日~28 日、プノンペンのライオンスポーツフィールド、NERC サッカーフィールドをはじめ、カンダール州の児童養護施設「ユニカス」、タケオ 州の圓山(まるやま)小学校を訪ねて、そこで練習している地域の子どもたちにサッカーボール計18 個をプレゼント。現地の支援スタッフとともにサッカーだけでなく、ジャンケン遊びをしたり、一緒に歌ったり折り紙を作ったりして交流しました。
5人の感想を聞いてみると――。
◉練習メニューを即興で考えた上に時間配分や準備はもちろん、子どもたちへの説明、アドバイスなどを他の学生に共有していなかったため、時間配分 で致命的なミスが出た。自分の課題は伝える力であると強く認識した。
◉言葉が分からなくても気持ちで何とかなるというのは、とても勉強になり今後にとても役に立つ宝物になった。
◉英語を初めて真剣にしゃべれるように学びたいと考えた。
◉圧倒的に子どもたちの笑顔が印象に残った。
◉障害を持つ子どもたちや児童養護施設の子どもたちの純粋な瞳に感動した。
◉経験と人との出会いを大切にして、これからの人生に生かしたい。
いずれも掛け替えのない経験をしてきたようです。
同行したサッカー部コーチの林恒宏・経営学部准教授は「スパイクではなく、サンダルや裸足でサッカーをする子どもたちの姿に衝撃を受けた学生もいました。8日間という短期間でしたが、彼ら彼女らにとっては深い学びが得られたツアーだったと思います。今回の経験を生かしてSDGsの活動にも一層力が入るのではないかと期待しています」と話しています。