日本オラクル、設備管理・保全用アプリケーションを新たに提供開始
日本オラクル株式会社（本社：東京都千代田区紀尾井町4-1 代表取締役社長：新宅正明）は、設備管理・保全用アプリケーション「Oracle Enterprise Asset Management」（以下、「Oracle eAM」）を本日より出荷開始することを発表します。「Oracle eAM」は、ビジネスアプリケーション製品群「Oracle E-Business Suite 11i」の一部です。
「Oracle eAM」は、工場やオフィスなど、企業が所有する設備・ファシリティの保守・管理を最適化し、所要コストを削減する、EAM／CMMS（※）アプリケーションです。具体的には、工場における生産計画や施設利用への影響を最小限にするための、最適な保守要員や保守スケジュールなどの計画を策定します。また、状況の変化に応じて、策定した計画に対して動的に変更を加えることも可能です。設備や備品に不備が発生するのを未然に防ぐ、予防保全計画を策定することにより、設備のダウンタイムや突発修理などの事後保全に要する多大なコストと時間を削減します。同時に、稼動している設備への影響が軽微な保守計画を策定することにより、設備の生産性と稼働率を向上します。
「Oracle eAM」は、「Oracle E-Business Suite 11i」のSCM、会計モジュールなどと完全に統合されており、計画策定から資産管理まで含めた、設備保守・保全業務のライフサイクル全体を最適化します。生産管理モジュールやプロジェクト管理モジュールと連携して、生産計画やプロジェクトと密接に連携した保守スケジュールを策定します。また、備品の修復・補充が必要になった場合、在庫管理モジュール、購買管理モジュール、会計モジュールと連携し、補充部品の在庫確認・発注作業・納品受け入れ、支払いなどの一連の業務フローに関わるデータを統合して管理します。さらに、不動産管理モジュールとの連携により、企業の所有する不動産および施設情報を詳細に反映した保全計画の策定が可能になります。
「Oracle eAM」は、製造業や建設業をはじめ、公共・公益、運輸など、保守・保全が重要な設備を活用して利益をあげる企業の、コストと時間を削減します。また、オフィスのメンテナンスなど、一般企業のオフィスや店舗などのファシリティ管理にも有用なソリューションです。
「Oracle Enterprise Asset Management」概要
●価格：1ユーザーあたり49万9,400円
最小契約ユーザー数：10ユーザー
●対応プラットホーム：Solaris SPARC、HP-UX、AIX、HP Tru64 UNIX、Linux、Microsoft Windows
●出荷開始日：2003年9月24日
「Oracle eAM」は、産業用アルミニウムの生産・供給で世界をリードするアルコア社との共同開発のもと、2002年2月にすでに米国で提供を開始しており、既に100社を超える導入実績があります（2003年9月24日現在）。日本オラクルでは米国での実績をもとに、国内企業に対するEAMアプリケーションの拡販に注力していきます。
日本オラクルでは、世界で13,000社以上、国内でも450社を越える実績を持つ「Oracle E-Business Suite」を核とした事業のさらなる拡大に向けて、積極的な取り組みを進めています。関連事業部門の増強や「Oracle NeO」を中心としたパートナー企業との提携強化を通じ、販売およびサポート体制も積極的に強化しています。
※CMMS（Computer Maintenance Management System）について
設備の保守や保全に関するさまざまな管理業務を、コンピュータで効率的に管理するためのシステムです。CMMSの導入により、保全計画の策定から部品の在庫管理と購買まで、保全業務全体の最適化とコスト削減を実現することができます。
※EAM（Enterprise Asset Management）について
CMMSを不動産管理や会計などのアプリケーションと連携させることで、設備の保守・保全管理を基盤として企業の資産全体を効率的に管理し、ROA（総資産利益率）を最大化するシステムです。
■本件に関する報道関係お問い合わせ先：
日本オラクル株式会社 マーケティング本部
コーポレート・コミュニケーションズグループ 広報担当：栃尾
TEL:03-5213-6927 E-mail: Miki.Tochio@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press/
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