旧芝離宮恩賜庭園「開園100周年記念事業」を2024年4月より１年を通じて開催します

旧芝離宮恩賜庭園の風景

旧芝離宮恩賜庭園は、令和６年４月20日に一般開園開始から100年を迎えます。

作庭されたのは、今から約350年前の江戸時代初期で、大正13年（1924年）に昭和天皇のご成婚記念として東京市（現在の東京都）に下賜された後、整備を行い、一般開園に至りました。それから100年の歳月を経てもなお、旧芝離宮恩賜庭園は江戸時代から続く大名庭園の面影を残しています。

令和６年度は100周年を祝い、また、庭園の歴史や魅力の発信と今後の利用促進を図るため、パネル展示、演奏会等を1年を通じ開催します。皆様のご来園をお待ちいたしております。

※本記事では、令和６年６月までのイベントについてご案内します。
※パネル展示は、令和６年３月27日（水）より開始します。

旧芝離宮恩賜庭園の歴史や見どころなどを紹介したパネルを約1年間、お客様が多く訪れる港区内の商業施設や文化施設等と連携し巡回展示を行います。

令和６年３月27日～６月中旬　９時～17時

■６月22日～７月31日／港区立郷土歴史館４階ギャラリー
■８月５日～９月16日／東京タワー フットタウン２階
■10月上旬～11月下旬／東京ポートシティ竹芝３階 まちづくりプラザ
■12月上旬～令和７年１月下旬／港区観光インフォメーションセンター 札の辻スクエア１階
■令和７年２月上旬～３月下旬／Hi-NODE船客待合所 Hi-NODE TOKYO HiNODE PiER１階

【主　催】公益財団法人東京都公園協会
【共　催】一般社団法人竹芝エリアマネジメント
【協　力】港区立郷土歴史館、株式会社TOKYO TOWER、一般社団法人港区観光協会、野村不動産株式会社

※展示場所により展示枚数が異なることがあります。
※各展示場所の休館日やイベント日を除き実施します。また、展示期間は変更する可能性があります。
※展示をご覧になれる時間は、各施設の営業時間に準じます。
※詳細は順次、旧芝離宮恩賜庭園のホームページやX(旧Twitter)でお知らせします。

公式HP：https://www.tokyo-park.or.jp/park/kyu-shiba-rikyu/
公式X（旧Twitter）：https://twitter.com/Kyushibarikyu

お客様のスマートフォンを利用して西洋館や潮の満ち引き等、往時の様子をARで楽しむことができるアプリを公開します。

令和６年３月25日（月）　※予定

旧芝離宮恩賜庭園 園内

無料（入園料別途）
※ダウンロード時などに発生する接続料・通信料はお客様のご負担となります。

開園100周年記念日当日はご入園料がどなたでも無料になります。

令和６年４月20日（土） ９時～17時（最終入園は16時30分）

当園とゆかりのある中国の民族楽器を使用した演奏会を実施します。

令和６年５月３日（金・祝）　※時間未定

旧芝離宮恩賜庭園サービスセンター

昨年度のライトアップの様子

夜間に園内のライトアップや飲食物の提供を行います。

令和６年５月中旬予定
※詳細は順次、旧芝離宮恩賜庭園のホームページやX(旧Twitter)でお知らせします。

・天候等により、イベントや一部サービスを中止・休止・変更することがあります。ご来園前に公式ホームページ・公式X（旧Twitter） にて最新情報をご確認ください。
・本庭園は皆様の安全に配慮しながら、節電して営業しています。電力をHTT（減らす・創る・蓄める）する取組に、ご理解、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

国指定名勝。延宝６(1678)年に、時の老中で後に小田原藩主となった大久保忠朝が４代将軍徳川家綱から拝領し、「楽壽園(らくじゅえん)」と呼ばれる庭園を造ったのが始まりです。明治９(1876)年に芝離宮となりましたが、関東大震災で洋館・和館からなる宮殿や樹木の多くが失われてしまいました。震災の翌年、大正13(1924)年に皇太子(昭和天皇)ご成婚記念として、東京市に下賜されました。