【名城大学】都市情報学部 2024年度「フィールド調査の方法」 発表会を実施

包括協定を締結している名古屋市へ分析結果を紹介し、「文化のみち」活性化案を提案

「文化のみち」の活性化案を発表する学生たち

社会のさまざまな課題解決に活用するフィールド調査の方法の修得を目指す都市情報学部2年次開講の「フィールド調査の方法」は、12月7日にナゴヤドーム前キャンパスで行った講義で、包括協定を締結している名古屋市観光文化交流局の担当者も交えて発表会を実施し、学生たちがこれまでの学びの集大成となる「文化のみち」(名古屋市東区)の活性化案を提案しました

アニメとコラボしたイベントやSWOT分析を用いたオリジナルグッズ販売など提示

履修学生はこれまでの講義で、視察調査やアンケート調査などの社会調査の基礎とアンケート調査の方法・データの取り扱い、観光政策の本質や課題などを学んできました。続いて、調査対象地域である「文化のみち」と周辺エリアの視察調査を行い、また名古屋市の担当者からも市の観光施策の方向性や観光エリア・施設の概要などを学び、さらに「文化のみち」施設担当者へのヒアリングも経験しました。

そして、10月には「文化のみち」でアンケート調査を実施し、データの確認・整理・分析を通して、この日の発表会のために班ごとに方向性を議論し、発表の準備をしてきました。

発表会は、大野沙知子准教授の司会進行・講義の振り返りに始まり、各班の発表・質疑応答、さらに大野栄治教授による「文化のみち」訪問需要予測の解説へと続きました。

学生たちの発表
学生たちの発表

発表内容には、アニメなどとのコラボレーションに視点を当てたイベント提案や、SWOT分析を用いたオリジナルグッズ販売の提案などがあり、発表に対して学生・名古屋市担当者・教員からの質問・コメントが挙がりました。 学生からも積極的に質問があり、提案についての実現可能性や提案について詳しい内容への問いがありました。発表した学生たちは緊張しながらも、発表と質疑応答を行い、これまでの学びを発表会で出しきった様子でした。

「学んだことを今後につなげたい」「仲間と協力することの大切さを感じた」と学生

発表会に参加した名古屋市の担当者からは、スライドの工夫の仕方やデータ根拠の見せ方についてのコメント・アドバイスやSNSを活用する際にはどのような方法があるかなどの質問を頂きました。

発表会を終えた履修学生は感想として「データの整理・まとめは大変だったが、準備の段階で先生方に質問し、意見をもらったことが新たな経験だったので、学んだことを今後につなげていきたい」、また別の学生は「根拠のために調べる作業の大切さと仲間と協力することの大切さを感じた」と述べていました。

発表後の全体講評においても、名古屋市の担当者から他者と連携することの大切さ、ロジック・エビデンスの重要性が伝えられ、学生たちへ今後の学生生活への励ましを頂きました。 担当教員の大野栄治教授、森杉雅史教授からの講評では、これまで学んだ内容に関する発展性について、根拠を導くための調査の重要性、仲間・チームで協力する経験の大切さが改めて伝えられました。

学生たちに質問する名古屋市の担当者
学生たちに質問する森杉教授
大野沙知子准教授
大野栄治教授
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