株式会社医薬情報ネットの株式譲受けに関する合意のお知らせ
2020-08-18 16:00
株式会社JMDC(本社:東京都港区、代表取締役社長兼CEO:松島 陽介、以下「JMDC」)は、2020年8月18日付で株式会社医薬情報ネット(本社:東京都港区、代表取締役:金子 剛章、以下「医薬情報ネット」)の発行済株式の全てを取得する旨の株式譲渡契約書を締結いたしましたのでお知らせいたします。
- 本件の背景と目的
医薬情報ネットは「医療に携わる人や企業に喜びを。」をミッションに掲げ、さまざまな医療コミュニケーションの課題を解決するメディカルコミュニケーションカンパニーです。現在、同社は製薬企業や医療機器メーカーに対し、「学会情報データベース事業」ならびに「医療用医薬品マーケティングサポート事業」を展開しております。
学会情報データベース事業は、国内学会約1,400学会、国際学会約400学会をカバーする学会開催情報と、2014年以降の国内主要学会の演題50万件以上をカバーする学会演題情報を収録した独自データベースに基づく事業であり、その情報量は国内最大級を誇ります。医師や企業の学術活動を定量的に把握できるため、製薬企業や医療機器メーカーではKOL選定や、MRやメディカルアフェアーズの活動支援など、自社製品のマーケティング活動の効率化に学会情報データベースをご活用いただいております。コロナ禍においてMRの訪問自粛などの活動制限に伴い情報提供ならびに情報収集が困難な状況の中で、医師の専門性を把握しマーケティング活動の効率化に資する学会情報データベースへのニーズは今後ますます増加すると期待されております。
医療用医薬品マーケティングサポート事業は、医療用医薬品や医療機器を対象にマーケティングプランの策定、医師向け・患者向け資材の制作、デジタルコンテンツの制作、オウンドメディアの運営などを手掛けています。同事業は、創業時より展開しており、学術的な知見とクリエイティブな視点に基づいたサポートで、オンコロジー、希少疾患、骨・整形疾患など、幅広い領域で実績を有しています。近年は、デジタルマーケティング支援に関するコンサルティングやコンテンツクリエイティブに注力しており、製薬企業・医療機器メーカーのデジタルトランスフォーメーションなどを支援しています。
近年、薬剤の変化、テクノロジーの進化、規制の厳格化、さらに新型コロナウイルス感染症による影響も相まって、製薬企業のマーケティング活動に対しては、より一層多様できめ細やかな支援が求められております。こうしたニーズを受けJMDCグループでは、データを活用することで他にはない最適かつ最良な価値を提供することを目指しております。今回の医薬情報ネットのJMDCグループへの加入は、両社が保有するデータを掛け合わせることにより製薬企業や医療機器メーカーが持つ多様なニーズへの対応力を大きく引き上げることができるものになると考えております。
- 医薬情報ネットの概要
(1) 名称 :株式会社医薬情報ネット
(2) 所在地 :東京都港区赤坂1-11-28 M-City赤坂1丁目ビル5F
(3) 代表者 :代表取締役 金子 剛章
(4) 事業内容 :・学会情報データベース事業
・医療用医薬品マーケティングサポート事業
(5) 設立年月日:1995年8月1日
■関連リンク:医薬情報ネットホームページ
https://www.pin-japan.com/
株式会社JMDCについて
医療ビッグデータ業界のパイオニアとして2002年に設立。独自の匿名化処理技術とデータ分析集計技術を有しています。5億4,000万件以上のレセプトデータと2,600万件以上の健診データ(2020年3月時点)の分析に基づく保険者向け保健事業支援、医薬品の安全性評価や医療経済分析などの情報サービスを展開しています。また、健康度の単一指標(健康年齢)や健康増進を目的としたWebサービス(Pep Up)など、医療データと解析力で健康社会の実現に取り組んでいます。
URL: https://www.jmdc.co.jp/