エスエスアイ・ラボが“クラウドVDIサービス” 「SSI Ultra VDI Cloud」を株式会社イチケンに提供開始

2017-06-27 10:00

プライベートクラウド事業を運営する株式会社エスエスアイ・ラボ(所在地：東京都港区、代表取締役：新家太郎)は2017年6月1日より、株式会社イチケン(所在地：東京都港区、代表取締役社長：長谷川博之)にクラウドVDIサービスのSSI Ultra VDI Cloudの提供を開始しました。

SSI Ultra VDI CloudはVDI(仮想デスクトップ環境)をクラウドサービスとして提供するプライベートクラウドサービスです。NVIDIA GRIDの仮想GPUにより、BIM用ワークステーションをクラウドで提供し、新たなワークスタイルを提案するBIM on CLOUDソリューションです。

BIMソフトウェア導入時に必要となる、ハードウェアのリプレースによるコスト増大や導入期間、資産運用・管理、人材不足への課題を解決します。

SSI Ultra VDI Cloudはユーザー専用のクラウド上にVDIを構築し、専用のクライアントソフトウェアでリモートでVDIにアクセスして利用するサービスです。VDIには、Windows、Mac、シンクライアント、iPad、Androidなどの多様な端末から接続することが可能です。BIMソフトウェア導入時に大きなワークステーションを執務室に設置する必要がなく、排熱や騒音などの作業環境を改善することができます。また、インターネットに接続ができれば、どこでもVDIにアクセスすることができます。人材不足の課題に、リモートワークや取引先企業とのコラボレーションなど、新たな働き方の導入を進めるためのICT基盤として期待できます。さらに、複数のVDIをリモートで統合管理するため、IT管理者はソフトウェアの更新のために、現場に赴いて作業をする必要がなくなります。

イチケンの取締役常務執行役員技術本部長　吉田稔氏は、今回のサービス導入について次のように述べています。「VDIクラウドサービス(SSI Ultra VDI Cloud)の導入は、当社のBIM設計・施工業務を推進するうえで拡張性に富んだ環境と言うことで採用いたしました。今後、設計・施工の中核としてBIMを導入する環境を、ハードウェアを所有するより利用するという時代の潮流に合わせ、また、コスト比較でも優れたクラウドでの運用という選択肢を選びました。また、エスエスアイ・ラボはチームワーク機能を提供するBIMクラウドのサーバーサービス(UC for BIMcloud)も提供しており、ARCHICADを使った運用に最適な環境が構築できるとも考えております。今年度はBIM-VDIクラウド元年として40人が16台に接続できる環境を構築しており、今後、接続ユーザー数を増やしていく計画です。」

なお、BIMソフトウェアにはGRAPHISOFTのARCHICADを採用し、その他のソフトウェアについてはVDIでの使用準備が整い次第、順次利用していくという。

SSI Ultra VDI Cloudの詳しい情報については、 http://ssilab.co.jp/hosting/ssi-ultra-vdi-cloud をご覧ください。

尚、サービス開始に先立ち、エヌビディア合同会社エンタープライズ事業部　事業部長　井崎武士様、株式会社Luminova Japan　代表取締役社長　香月創星様よりエンドースメントをいただきましたのでご紹介させていただきます。

エヌビディア合同会社エンタープライズ事業部　事業部長　井崎武士様

このたびのエスエスアイ・ラボによるクラウドVDIサービスの開始おめでとうございます。最新GPUによる高速グラフィックス性能をVDIで実現するNVIDIA GRIDテクノロジは、建築業界でのBIM導入に最適なプラットフォームを提供します。ワークスタイル変革に向けてプライベートクラウドとGRIDの組み合わせが新たな変化をもたらすことを期待しています。

株式会社Luminova Japan　代表取締役社長　香月創星様

株式会社エスエスアイ・ラボの「SSI Ultra VDI Cloud」のリリースを心より歓迎いたします。BIMに於ける活用方法からワークフロー、システム環境までのトータルコンサルテリングを提供する当社にとっても、クラウドでの実務環境を構築することでイニシャルコストや管理コストを抑え、企業の業務改革や、働き方革命による技術者の確保、将来的にはワークスタイル革命への足がかりとなることを期待しております。