発明による社会貢献の喜びを次世代に伝える 「第7回樫尾俊雄 発明アイディア コンテスト」最優秀賞が決定
低学年の部 東京都サレジアン国際学園目黒星美小学校 鳥海 櫂生(とりうみ かい)さん 高学年の部 東京都江戸川区立西一之江小学校 野口 こころ(のぐち こころ)さん
カシオ計算機創業者の一人で発明家である樫尾俊雄の理念を社会に伝える樫尾俊雄発明記念館(運営:一般財団法人樫尾俊雄記念財団)は、発明による社会貢献の喜びを次世代に伝えることを目的とした第7回「樫尾俊雄 発明アイディア コンテスト」の最終選考会を2024年11月17日(日)にオンラインで開催。
低学年の部で東京都サレジアン国際学園目黒星美小学校1年「鳥海 櫂生(とりうみ かい)」さん、高学年の部で東京都江戸川区立西一之江小学校5年「野口 こころ(のぐち こころ)」さんのお二人が最優秀賞である樫尾俊雄賞を受賞しました。(URL: https://hatsumeicontest.jp/contest/result.html )
また、優秀賞の発明記念館賞は、低学年の部で東京都荒川区立第四峡田小学校3年「佐藤 大悟(さとう だいご)」さん。高学年の部で東京都小金井市立小金井第一小学校4年「永井 彩羽(ながい あやは)」さんが受賞しました。
発明アイディア奨励賞は、低学年の部 東京都サレジアン国際学園目黒星美小学校2年「瀧山 夢叶(たきやま ゆめと)さん。高学年の部 愛知県刈谷市立住吉小学校5年「水谷 斗緒(みずたに とお)」さんが受賞しました。
審査員特別賞には、
低学年の部
東京都サレジアン国際学園目黒星美小学校2年「本田 旭(ほんだ あさひ)」さん
愛知県刈谷市立富士松南小学校3年「加藤 瑠惟(かとう るい)」さん
高学年の部
千葉県浦安市立高洲北小学校5年「北島 華来(きたじま かこ)」さん
愛知県刈谷市立富士松北小学校6年「加藤 歩夢(かとう あゆむ)」さん
が、それぞれ受賞しました。
今回で7回目となる樫尾俊雄 発明アイディア コンテストには、全国の小学生から237作品の応募があり、第1次・第2次審査で選出された高学年5名・低学年5名の計10名が11月17日(日)オンラインによる発表を行い、最終選考が行われました。
最終選考に残った10名の学校所在地は、東京都(6名)、千葉県(1名)、愛知県(3名)でした。
審査員には、特定非営利活動法人 ガリレオ工房名誉理事長 滝川 洋二氏、株式会社グローバルエナジーハーベスト 代表取締役 速水 浩平氏、サイエンスパフォーマー すずき まどか氏、樫尾俊雄記念財団伊部菊雄、同理事長の樫尾 隆司の5名による審査が行われました。
また、昨年低学年の部で、「センサーつきのエスカレーター「エレンサー」またなくてもいい!」で樫尾俊雄賞(最優秀賞)を受賞した東京都サレジアン国際学園目黒星美小学校の「瀧山 夢叶(たきやま ゆめと)さんが入賞者の中で唯一2年連続で入賞しました。
今年の応募者の作品の傾向として、低学年の部では人々の生活を豊かにする身近なアイディアや体の不自由な方をいたわるアイディアが多く、高学年の部では、今年、能登半島地震や豪雨などの大きな災害を報道で知った事により、それらの災害を防ぐことができるようなアイディアや環境問題などに取り組むSDGsに関する作品が多数見受けられました。
審査員長の樫尾 隆司は「皆さんからいただいたアイディアは、どれも素晴らしいものばかりでした。
昨年からテーマに加わった「体の不自由な人の役にたつもの」についても、思いやりの溢れる素晴らしい作品がたくさんありました。皆さんがこのコンテストをきっかけにして、これからも、世の中の役に立つものを考え続けてくれたらうれしく思います。
今回受賞した作品は、東京都世田谷区の樫尾俊雄発明記念館( https://kashiotoshio.org/ )において展示されますので、是非とも樫尾俊雄発明記念館にお越し下さい」と語りました。
作品紹介と受賞コメント
【低学年の部】 第7回樫尾俊雄賞(最優秀賞)
東京都サレジアン国際学園目黒星美小学校1年 鳥海 櫂生(とりうみ かい)
作品名 :雨しずく、カラッとかいさつ
応募テーマ :生活に便利で役立つもの
アイディアポイント:雨の日に電車にのると、かさやかばんがぬれていると
めいわくなので、かいさつでしずくをとばす。
受賞コメント :樫尾俊雄賞がもらえて今、うれしい気持ちです。
毎日、電車で学校に行っていますが、
おとなの傘が自分の身体に当たることが困っていて、
雨のたびに嫌だと思っていました。
濡れたくないからどうしたらいいのかなと考えました。
雨の日、改札を通るときに、暖かい風が出て
身体とかカバンについた雨しずくを吹き飛すことができる
アイディアを考えました。
【高学年の部】 第7回樫尾俊雄賞(最優秀賞)
東京都江戸川区立西一之江小学校5年 野口 こころ(のぐち こころ)
作品名 :かさぶたBANK改め爪BANK!
応募テーマ :人の役に立つもの
アイディアポイント:みんなの協力が得やすい!!
皮フ移植が必要な人々の力になれる!
受賞コメント :樫尾俊雄賞を受賞できてとてもうれしいです。
やけどをした知り合いが健康な自分の皮膚を取って
やけどをした所に使うということを知って、
かさぶたを集めて皮膚を作れたらいいなと1年前に考えました。
かさぶたを集めるのは皆が協力しにくいと思い、
爪ならたくさん集められると、ひらめいてわくわくしました。
爪BANKでたくさんの人を助けられそうというのが
好きなところです。
【低学年の部】 発明記念館賞(優秀賞)
東京都荒川区立第四峡田小学校3年 佐藤 大悟(さとう だいご)
作品名 :牛のゲップが世界をすくう!“O2ぼ牛”(オーツーボウシ)
応募テーマ :未来の世界であったらいいなと思うもの
アイディアポイント:地球温だん化の原因である牛のゲップを吸引して
酸素にかえて放出するボウシです。光合成をします。
【高学年の部】 発明記念館賞(優秀賞)
東京都小金井市立小金井第一小学校4年 永井 彩羽(ながい あやは)
作品名 :盲ろう者のためにある「白状ポケット」
応募テーマ :体の不自由な人に役立つもの
アイディアポイント:盲ろう者のために白状や点字などの身の周りのことを
利用してやりました。
【低学年の部】 発明アイディア奨励賞
東京都サレジアン国際学園目黒星美小学校2年 瀧山 夢叶(たきやま ゆめと)
作品名 :トイレでけんこうチェック! “チェット”~チェックトイレ~
応募テーマ :人の役に立つもの
アイディアポイント:けんこうでいるためになにが大切か考え
毎日の生活の中であたりまえにする。
トイレでけんこうかんりができたらいいなと思いました。
【高学年の部】 発明アイディア奨励賞
愛知県刈谷市立住吉小学校5年 水谷 斗緒(みずたに とお)
作品名 :手と心で感じる プラネタリウム
応募テーマ :体の不自由な人に役立つもの
アイディアポイント:目の不自由な方でも楽しめるプラネタリウムなので
点字を利用して触れることができる。
【低学年の部】 審査員特別賞
東京都サレジアン国際学園目黒星美小学校2年 本田 旭(ほんだ あさひ)
作品名 :大好きバッジ
応募テーマ :未来の世界であったらいいなと思うもの
アイディアポイント:気もちをおくってがんばれるようになる。
【低学年の部】 審査員特別賞
愛知県刈谷市立富士松南小学校3年 加藤 瑠惟(かとう るい)
作品名 :思い出カメラ
応募テーマ :体の不自由な人に役立つもの
アイディアポイント:とったしゃしんから、においやかんしょくがわかって、
どんな人でも楽しめる。
【高学年の部】 審査員特別賞
千葉県浦安市立高洲北小学校5年 北島 華来(きたじま かこ)
作品名 :スーパーストロー
応募テーマ :生活に便利で役立つもの
アイディアポイント:飲むときに使うストローが人間にももっとやさしくなった。
【高学年の部】 審査員特別賞
愛知県刈谷市立富士松北小学校6年 加藤 歩夢(かとう あゆむ)
作品名 :災強ビル
応募テーマ :人の役に立つもの
アイディアポイント:いろいろな災害が起こるので建て物自体が
いろいろな災害に対応できる構造になっています。