i Labo株式会社、EXPO2025 大阪・関西万博「令和の万葉大茶会2025 飛鳥・万博大会」にて 水素エンジントラックおよび水素エンジン発電機を出展
i Labo株式会社(本社:東京都中央区銀座6-13-9、代表取締役:太田 修裕、以下「i Labo」)は、2025年6月6日、大阪・関西万博会場にて開催された「令和の万葉大茶会2025 飛鳥・万博大会」において、i Laboが開発・製造を手がける水素エンジントラックおよび水素エンジン発電機を出展いたしました。
本イベントは、万博の開催理念の一つである「持続可能な未来社会の構築」と強く共鳴するものであり、多くの来場者の関心を集めました。
i Laboの出展機材は、水素をエネルギー源とすることでCO2排出ゼロを実現する、環境負荷の少ない次世代型のモビリティ・発電ソリューションです。会場では、i Laboの技術がもたらす持続可能な社会への貢献や、革新的な技術力について、多くのご来場者様より高い評価をいただきました。

令和の万葉大茶会の概要
「令和の万葉大茶会」は、日本の元号「令和」の由来である『万葉集』の一節「梅花の宴(ばいかのえん)」の精神を、現代に再解釈・再構築する全国規模の文化プロジェクトです。
和歌や茶道など、日本の伝統文化を大切にしながら、地域の特色と未来志向の技術を融合させることを目的としています。
イベントはこれまで以下のような形で全国各地で実施されてきました。
●富山県高岡市 :再利用アルミ缶から生成した水素を活用し、環境配慮型の茶会を開催
●鳥取県鳥取市 :水素ガスを用いて古代の料理を再現し、文化と技術の融合を実現
●福岡県太宰府市:下水処理由来の水素を暖房エネルギーに転換する実証実験を実施
●宮城県多賀城市:水素エンジンによる発電で灯篭(ねぷた)を点灯
今回の「飛鳥・万博大会」では、全国から水素エネルギーを活用した車両やバスが一堂に集い、日本文化と最先端技術が共存する未来志向のイベントとして、大きな注目を集めました。
i Laboは、こうした取り組みを通じて、水素社会の実現に向けた技術開発と普及を加速させるとともに、地域社会や伝統文化との調和を重視したイノベーションを今後も推進してまいります。

i Laboの取り組み
i Laboは、2024年3月に東京都江東区で開催された「フォーミュラE Tokyo E-Prix」において、株式会社やまびこと共同開発した水素エンジン発電機を初実装いたしました。
やまびこの100kVA発電機を水素対応に改修した実証機は、10台のフードトラックへ安定的な電力供給を実現し、「無臭」「静音」「環境負荷ゼロ」の観点から高い評価を獲得しました。
その成果を踏まえ、今回の大阪万博出展は、「水素エンジンによる脱炭素社会への貢献」を示す重要なステップとなります。
i Laboでは、水素エンジン技術を活用した水素化コンバージョン(既存ディーゼルエンジンの水素対応改修)を中核に、トラック・発電機にとどまらず、建設機械・船舶・鉄道車両など幅広い産業機械への展開を視野に入れています。
現在、開発拠点であるR&Dセンターでは、水素専用エンジンベンチを用いた実験と改良が進行しており、今後も多様な分野における社会実装が予定されています。
今後は、イベント会場での電源供給にとどまらず、災害時の非常用電源や、地方自治体とのエネルギー連携、さらには物流・建設分野への応用などを進め、水素社会の実現と脱炭素化の早期達成に貢献してまいります。
会社概要
社名 : i Labo株式会社
代表者: 代表取締役 太田 修裕
所在地: 〒104-0061 東京都中央区銀座6-13-9 bizcube 8F
設立 : 2019年11月1日
URL : https://h2ice.co.jp/