一般的な鶏肉と比べてコレステロール値を25%低減した"アスリー鶏(ト)" 「近の大和肉鶏」を阪急うめだ本店で期間限定販売
近畿大学薬学部(大阪府東大阪市)と有限会社マシン・メンテナンス・サービス(大阪府東大阪市)が共同開発し、有限会社フード三愛(奈良県桜井市)が養成した、一般の鶏肉よりもコレステロール値が25%低い「近の大和肉鶏」を、令和3年(2021年)11月26日(金)から28日(日)の3日間、阪急うめだ本店にて期間限定販売します。
【本件のポイント】
●薬学部の研究成果である「近の大和肉鶏」を阪急うめだ本店で期間限定販売
●酸素を抜いた水を与えることで、一般の鶏肉に比べてコレステロール値を約25%低減
●薬学部と東大阪の町工場、奈良の養鶏場の異色コラボから生まれた産学連携商品
【本件の内容】
近畿大学薬学部医療薬学科教授 多賀 淳と有限会社マシン・メンテナンス・サービスは、平成28年(2016年)に遺伝子組み換えや薬剤を使用せずにコレステロールを低減させた卵「近の鶏卵」を開発し、商品化しました。「近の鶏卵」の開発にあたり、水の中に通常含まれる酸素などの気体を人為的に取り除いた「脱気水」を飼育水として鶏に与えたところ、血中総コレステロール値が約15%、悪玉コレステロール値は35%低減されていることを発見しました。
そこで、有限会社フード三愛(奈良県桜井市)の協力を得て、奈良県のブランド鶏「大和肉鶏」を同様の方法で飼育したところ、出荷状態である可食部のコレステロール値が一般的な鶏肉に比べて約25%低いことがわかったため、この鶏肉を「近の大和肉鶏」としてこのたび商品化しました。
鶏の健康も意識して育てられた「近の大和肉鶏」は、コレステロール値が低減され引き締まった肉質で「アスリート」のような鶏肉です。鶏本来の甘みや歯応えもしっかりとして、焼き鳥、すき焼き鍋など幅広いメニューにあう味わいとなっています。
【販売概要】
商品名 :「近の大和肉鶏」
日 時:令和3年(2021年)11月26日(金)~28日(日)10:00~20:00
場 所:阪急うめだ本店 地下2階精肉コーナー「鳥芳」
(大阪府大阪市北区角田町8番7号)
(阪急・阪神「梅田駅」から徒歩約3分、JR「大阪駅」から徒歩約4分)
お問合せ:阪急うめだ本店 TEL:06-6361-1381(代表)
【大和肉鶏】
名古屋コーチンにニューハンプシャー種をかけ合わせた雌に、シャモの雄をかけ合わせた奈良のブランド地鶏です。一般的な養鶏と比べて飼育期間が120日~135日と長く、運動ができるよう平飼いをしています。味は適度な脂肪で甘味があり、締まった肉質でしっかりとした味の濃さが鶏肉本来の味と評価されています。
【有限会社マシン・メンテナンス・サービス】
所在地 :大阪府東大阪市藤戸新田2-5-14
代表者 :代表取締役 石原 祥光
事業内容:脱気水装置の製造、販売
資本金 :500万円
【有限会社フード三愛】
所在地 :奈良県桜井市吉備444番地
代表者 :代表取締役 茂倉 洋将
事業内容:地鶏の生産、加工、販売
資本金 :300万円
【関連リンク】
薬学部 医療薬学科 教授 多賀 淳(タガ アツシ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/806-taga-atsushi.html