気象データを活用した需要予測AI作成の実証実験を開始
小売店・サービス業向けに、天候により変動する来客数や精度の高い需要予測を提供する為、ノーコードAIツールと気象データを用いて、AI作成の実証実験を開始します。
株式会社MatrixFlow(本社:東京都台東区 代表取締役CEO 田本芳文)は、海洋工事から宇宙開発支援まで気象・海象予報を行う株式会社応用気象エンジニアリング(本社:東京都豊島区 代表取締役社長 安木啓)と提携して、気象データを活用した需要予測AIの実証実験を開始することにしました。
需要予測を行うためには、通常過去の実績データや関連のある経済情勢、業界動向に関するデータを使うのが一般的です。そのデータをAIで分析し、廃棄ロスの削減、最適な人員配置、在庫保管コストの削減、欠品率の改善に生かします。
今回の実証実験では、特に気象条件に影響を受けやすいと思われる小売業やサービス業などの需要予測を行う際に、気象データを使うことでより高精度のAIを構築ができるかを検証する見込みです。
実証実験に当たっては、複数の協力企業から実際のデータ提供を受け、ノーコードAIツール「MatrixFlow」を使って、AIのモデル構築を行ないます。
多種多様な業界での検証を予定しており、協力企業は今後も募集を行う方針です。
『AI白書2020』(独立行政法人情報処理推進機構)によると、活用中/検討中のAI技術を調査したところ、予測技術(需要、売上など)に関して「すでに導入している」が4.5%で、「検討中/関心あり」が19.0%。
またPoC実施後に重視するポイントを調査したところ、「AIの精度、性能」が最も高く60.0%。
また『2020 人工知能ビジネス総調査』(富士キメラ研究所)によると、AI活用ソリューション市場の中で、2020年度見込の「需要予測ソリューション」の市場規模は203億円と「OCR」や「チャットボット」よりも大きい。
興味はあるが導入まで至っていない企業が多く、その問題点は予測精度であることがわかります。
これらの結果から、精度の高い需要予測を実現できれば多くの企業のニーズにこたえられる可能性があると考えております。
【株式会社応用気象エンジニアリング 概要】
株式会社応用気象エンジニアリングは、『気象・海象とエンジニアリングの境界領域に挑む』をミッションに気象・海象予報を始め、気象調査・コンサルティング等の事業を展開しております。
創業以来、宇宙航空研究開発機構(JAXA)種子島宇宙センターから打ち上げられるロケットについて、整備期間および打上げ時の気象予報を担当しています。
【今後の方針】
天候の変化は人の行動や感情に影響を与えます。これまで気にしなかった気象を味方につけることの有効性をアピールするとともに、応用気象エンジニアリングが保有している膨大な気象データやこれまでの知見を活かし、幅広い分野への気象データの利活用を探っていきます。
【会社情報】
設立 :1976年10月
本社 :〒170-0003 東京都豊島区駒込2-3-1 六興ビル
URL:https://www.amecs.co.jp/index.html
【お問い合わせ先】
Tel:03-5394-2831
窓口:技術部
【株式会社MatrixFlow 会社概要】
株式会社MatrixFlowは、「テクノロジーで世界をつくる」をミッションとするAIベンチャーです。大人から子供、ビジネスマンから学生、デザイナーからサイエンティストに至るまで、様々な人々がAIを活用し、素晴らしい着想を得たり、あっと言わせるクールな活動をすることを支援します。その実現に向けた第一歩として、プログラミング不要のクラウド型AI構築プラットフォーム「MatrixFlow」を開発しております。
【今後の方針】
MatrixFlowの活用推進、MatrixFlowの製品版へ向けた機能の拡充を引き続き行うことで、社会全体としてのAI開発の加速、拡大を促して参ります。唯一無二のAI内製化支援を行う会社として、誰もがAI技術を活用する社会の実現へ向け、更なるプロダクト・サービスの開発、市場開拓を行っていきます。
【会社情報】
設立 :2018年10月
本社 :東京都台東区
URL:https://www.matrixflow.net/
【お問い合わせ先】
E-mail:sales@matrixflow.jp
窓口:営業部