フラの祭典「メリーモナークフェスティバル2021」は6月24日からフラ競技会のみ開催

〜 日本時間の7月2日(金)からインターネットで視聴可能に 〜

ハワイ島ヒロで開催されるハワイで最も権威あるフラの祭典「メリーモナークフェスティバル」は、新型コロナウイルス感染症の拡大により昨年の開催は中止されましたが、今年は4月開催から時期を変更し、ハワイ時間の6月24日(木)から3日間、フラ競技会のみ無観客で開催されることになりました。

(c) Island of Hawaii Visitors Bureau / Lehua Waipa AhNee

新型コロナウイルス感染防止対策のため、開催地の住民、出場者、大会関係者の健康と安全を最優先し、誰もが無料で参加できる前夜祭、パレード、クラフトフェア、ミュージックエンターテイメントなどの行事は中止になり、フラ競技会も無観客で生演奏を行わない形式で開催されます。また、毎年ライブで中継されるテレビ放送は、少人数で撮影を行うため、収録して編集した後、7月1日(木)から3日間、ハワイのテレビ局で放映されます。テレビ放映と同時にインターネットでも配信されるため、日本でもフラ競技会を観ることができます。

競技会に参加するハラウ(フラスクール)や審査員は、競技会場へ入場する5日前から隔離期間を設け、会期中も複数回のPCR検査を行うなど、厳しい安全規定が設けられています。そのため、毎年28ハラウ、各ハラウから35名までのダンサーが参加できますが、今年は15ハラウ、ダンサーは最大20名までと縮小されて行われます。ワヒネ(女性部門)11組、カネ(男性部門)8組、7名のミス・アロハ・フラの参加が予定されています。

【メリーモナークフェスティバル2021】

大会日時:日本時間 2021年6月25日(金)〜27日(日)
放映日時:日本時間 2021年7月2日(金)午後1時~午後4時30分
日本時間 2021年7月3日(土)〜7月4日(日)午後1時~午後5時30分
放送局:Hawaii News Now(KFVE)K5
場所:ヒロのエディス・カナカオレ・テニス・スタジアム
公式サイト:https://www.merriemonarch.com
ライブ配信:https://www.hawaiinewsnow.com/merriemonarch/

【メリーモナークの名前の由来】

フェスティバルの名前「メリーモナーク(Merrie Monarch)」は英語で陽気な王様を意味し、19世紀のハワイ王国時代の国王デイビッド・カラカウアのニックネームでもあります。西洋諸国から宣教師らが来島しフラは野蛮なものとして迫害され消滅の危機に瀕していましたが、カラカウア王は国王の力を最大限に利用して伝統フラを復活させ、新たに西洋音楽を導入した新しいフラの流れを奨励しました。フラやハワイ語、信仰や神話の大切さ、ハワイアンであることの誇りを人々の心に蘇らせた王様として、今もハワイアン・フラダンサーのシンボル的存在であり、ハワイの人々に愛され続けています。音楽と踊りをこよなく愛したカラカウア王の意志を引き継ぐことを目的として、開催されています。

【メリーモナークフェスティバルについて】

メリーモナークフェスティバルは、1964年にハワイ島の島興しのための素朴なイベントとして始まりました。そして、1971年にハワイ伝統の芸術であるフラを中心に捉える文化イベントとして、フラの技量や美しさを競う競技会が開始されました。当初は女性グループ部門と女性ソロ部門(ミス・フラ部門。現在のミス・アロハ・フラ)だけが競われ、初年度は9ハラウが出場した小さなフライベントでした。ハワイ文化復興運動が活発になった1976年に、スピード感溢れる力強い男性フラが観られるカネ(男性)部門が新設され、メリーモナークへの注目度が飛躍的に高まりました。出場は招聘制で、20以上の男女フラ・グループが3日間にわたり競うフラダンサーにとって憧れの舞台です。メリーモナークフェスティバルはハワイ州でTV中継されるほか、インターネットで全世界へ放映されます。1979年から5千人収容できる会場で行われるようになりましたが、チケットは毎年完売しています。競技会以外にも多彩な催しが行われ、メリーモナーク週間には推定1万2000人以上がヒロに集まると言われています。

画像・ファイル一覧
NC動画生成サービス
Copyright 2006- SOCIALWIRE CO.,LTD. All rights reserved.