日本オラクル、「Oracle VM」が8コア搭載の最新のインテル® Xeon® プロセッサーに対応

日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄、以下 日本オラクル)は、2010年3月にインテル社から発表されたマルチコア搭載の最新のプロセッサー(8 コア/16 スレッドのインテル® Xeon® プロセッサー7500 番台)に「Oracle VM」が対応したことを発表します。

最新版「Oracle VM 2.2 for x86」は、業界標準であるHypervisor(ハイパーバイザー)として豊富な実績を誇る最新のXen 3.4を採用し、インテル® Xeon®プロセッサー7500番台およびプロセッサー5600番台に対応。搭載されている全ての物理コアを有効活用することができます。

8コアのインテル® Xeon® プロセッサー7500 番台を4ソケット搭載した1台の物理サーバー上に「Oracle VM」をインストールすると、合計32個の物理コアを認識します。ユーザーは、「Oracle VM」上に複数の仮想マシンを作成する際、仮想マシン毎に仮想CPU を柔軟に割り当てることができます。また、CPUのオーバーコミット機能を活用することにより、物理コアの総数よりも多くの仮想CPU を仮想マシンに割り当てることができるため、CPUのリソースをフルに活用することが可能となります。また、1つの仮想マシンには最大32 個の仮想CPU を割り当てることもできるので、CPU のリソースを大量に必要とするシステムをサーバー仮想化環境で運用することができます。さらに、QoS(Quality of Services)機能も充実しており、仮想CPUの優先度や使用率などを指定することで、仮想マシン毎に柔軟なCPUの割り当てが可能となり、統合したシステムのSLAに応じた運用管理が可能になります。

「Oracle Real Application Clusters」用のテンプレートを一般公開
サーバー仮想化の大きな特長の1つとして「俊敏性(アジリティ)」が挙げられます。あらかじめ用意されたテンプレートを利用することにより、インストールや複雑な設定を行うことなくシステム環境を短時間に構築できます。なお、オラクルが提供する「Oracle Database」、「Oracle WebLogic Server」、「Oracle Enterprise Linux」、「Oracle Enterprise Manager」などのソフトウェアは、標準テンプレートとして公開しています。

また、今回、新たに、「Oracle Real Application Clusters」のテンプレートが公開されました。顧客は、サーバー仮想化環境上に2ノードの「Oracle Real Application Clusters」構成を一時間程の簡易な作業だけで構築することができます。最新のテンプレートは、「Oracle E-Delivery」(http://edelivery.oracle.com/)から入手することができます。

「マルチコア時代の賢いシステム投資」キャンペーンの実施
大容量のメモリとマルチコア搭載のハードウェアの登場により、サーバー仮想化の適用範囲は、サーバー統合だけではなく、プライベートクラウドのプラットフォームを支える技術として今後注目されます。「Oracle VM」は、仮想マシンが使用する仮想CPUを搭載している物理CPUのコアを明示的に固定化する機能を提供しています。この機能を活用することにより、オラクルのライセンス・ポリシーで明記されているハード・パーティションのライセンスを適用することができます。日本オラクルでは、「マルチコア時代の賢いシステム投資」を提案するキャンペーンを実施します。

・キャンペーンサイトはこちら
URL http://www.oracle.co.jp/campaign/vm/multi-core/index.html/

・イベント「Oracle VM Forum 2010 Summer in Tokyo(仮称)」
開催日時:2010年8月6日(金)13:30~17:00 (受付開始 13:00)
場所:東京都港区北青山2-5-8 オラクル青山センター
URL:http://www.oracle.co.jp/campaign/vm/

インテル株式会社のコメント
インテルは、「Oracle VM」がインテル® Xeon®プロセッサー7500番台に対応したことを歓迎します。インテル® Xeon®プロセッサー7500番台は、「前世代」の製品に比べ、さまざまなベンチマークテストで平均3倍の性能向上し、インテル® Xeon®プロセッサーで過去最大のパフォーマンス向上を実現しています。インテル® Xeon®プロセッサー7500番台搭載システムは、I/O仮想化機能とインテル バーチャライゼーション・テクノロジー、大容量メモリのサポートにより、大規模な基幹業務ワークロードの仮想化に柔軟に対応できます。インテルは、日本オラクルと共に、対応する「Oracle VM」とインテル® Xeon®プロセッサー7500番台の性能と先進の信頼性、費用対効果によって、賢いシステム投資を推進してまいります。
インテル株式会社 インテル技術本部長 及川 芳雄

● 「Oracle VM」について
「Oracle VM」は、「Oracle Database」、「Oracle Fusion Middleware」を含むオラクル製品と、それ以外のアプリケーションをサポートするサーバー仮想化ソフトウェアであり、サーバーのITリソースを最適に利用できる環境を提供します。また、「Oracle VM」を導入することで、サーバー導入やリプレイスにともなう環境構築、システム開発・改訂や運用管理に必要なIT投資の最適化も実現します。また、グリッド技術の「Oracle Real Application Clusters」構成と組み合わせることで、サーバー仮想化による集約環境でのリソースの柔軟かつ有効活用だけではなく、システムの拡張性やハードウェア障害などによるシステム停止のリスクを低減します。
http://www.oracle.co.jp/campaign/vm/

関連ニュースリリース :オラクル、次世代の「Sun Fire x86 Clustered Systems」を発表
http://japanmediacentre.oracle.com/

■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報室 玉川、石川
Tel: 03-6834-4837 / Fax: 03-6834-6129 / E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press/

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