【北海道 東川町】町が撮影協力した映画『莉の対』、135分の短尺版を6月22日に町内で上映!
「第53回ロッテルダム国際映画祭」タイガーコンペティション部門最優秀作品賞受賞作
東川町が撮影の舞台のひとつとなり、世界三大映画祭に次ぐ映画祭と言われている「第53回ロッテルダム国際映画祭」でタイガーコンペティション部門の最高賞である最優秀作品賞(タイガーアワード)を受賞した長編映画『莉の対』(れいのつい)の短尺版の上映会を開催します。
場所:東川町複合交流施設せんとぴゅあⅠ 講堂(東川町北町1丁目1番1号)
登壇者:監督/田中 稔彦、監督補/池田彰夫、主演/鈴木タカラ、撮影協力/大塚友記憲
申し込み:下記 googleフォーム又は、事務局 東川町役場企画総務課へ電話
電話:0166-82-2111(代)
主催:ひがしかわ・映画「莉の対」上映実行委員会
共催:写真文化首都「写真の町」東川町、株式会社東川振興公社
申込みはこちらから
映画概要
『莉の対』(れいのつい) ※英題『Rei』
監督:田中 稔彦(たなかとしひこ)
キャスト:鈴木タカラ、大山真絵子、森山祥伍、池田彰夫、勝又啓太、田野真悠、菅野はな、内田竜次、築山万有美/田中稔彦
撮影協力(東川町):山岳ガイド 大塚友記憲、鳥羽晃一、松野智久
東川町上映時間:135分
配給:No Saint.&Bloom CO., Ltd.
制作プロダクション:株式会社No Saint.&Bloom
公式X:@reinotsui
公式インスタグラム:@reinotsui_movie
受賞歴:「第53回ロッテルダム国際映画祭」タイガーコンペティション部門優秀作品賞(タイガーアワード) 他、6ヶ国の映画祭に入選。
2024年5月31日より、全国順次公開。サツゲキ(札幌)でも6月21日より190分の劇場版が上映開始。
公式サイト:https://www.reinotsui.com/
作品概要 ※短尺版は内容が変更となっております
東京と北海道を舞台に、出会うはずのなかった2人の男女の物語。
彼女らをとりまく周りの人々は、様々な問題をかかえる者達だった。
障害を抱えた子を持つ夫婦、行き場のない不倫関係を続ける男女、子を愛せなかった母親、弟の苦悩に寄り添えなかった兄。
コロナ禍で葛藤を抱える舞台俳優、性同一性障害に悩む者、そして耳が聞こえない風景写真家。
人は誰かと繋がる事で自分の存在価値を見出そうとするが、そうする事で脆く崩れていく人間模様。
人間の脆さや弱さを、自然の美しさと対を成すように描いたヒューマンドラマ。
あらすじ
自分の存在の希薄さを感じながら生きていた光莉は、ある日、ふとしたきっかけで1枚の写真に心惹かれる。光莉は衝動的にその写真を撮った人物に自分のポートレイト写真を撮ってくれないかと依頼する。
彼女の元に返ってきた返信は「人物の写真は撮った事がありません。あと僕は、耳が聴こえません。なので喋ることもできません。うまくコミュニケーションが取れないと思います。それでもよければ・・・」
風景写真家である真斗からのメッセージ。真斗は失聴者だった。
光莉と真斗。
それぞれを取り巻く人間関係が少しずつ影響を与えあい、そして、脆く崩れていく。
監督からのコメント「僕たちの最大の武器は『何もない』」
長編映画『莉の対』は約1年間の撮影と長きに渡る制作期間を経て完成しました。そして世界的にも最も重要な映画祭の一つである『ロッテルダム国際映画祭』で最優秀作品賞であるタイガーアワードに輝きました。同賞を単独で受賞したのは、邦画では史上初となります。
そのような大きな栄誉を得ることができましたが、正直なところ僕たちの映画制作チームは「最弱中の最弱!」で自主制作も甚だしいスタートでした。制作初期には全キャストスタッフ合わせて2人しかいない状態でクランクインをするような、そんな作品づくりでした。
キャストもスタッフもお金も、企画書すらなかった僕たちには、武器と呼べるものが何もありませんでした。逆に、『何もない』から生まれる熱意だけが途切れることなくこの日まで続いています。そんな僕たちの思いに共感し、手助けして下さる方が沢山いたおかげで何とかここまで漕ぎ着くことができました。
北海道で、田中監督を撮影した 写真展を連動開催!
三浦太輔(go relax E more)写真展
「dark side of the moon」
会期:6月8日(土)~6月23日(日)
会場:東川町文化ギャラリー