【12/17~1/15】「 旧岩崎邸で楽しむ金唐紙(きんからかみ)の世界」 都立旧岩崎邸庭園にて。
国指定重要文化財である旧岩崎邸庭園にて、「旧岩崎邸で楽しむ金唐紙の世界」を開催いたします。
当園の洋館2階には、「金唐革紙(きんからかわし)」という貴重な壁紙が貼られた客室があり、ご来園の方々に大変ご好評いただいております。
その「金唐革紙」に焦点を当てた展示を期間限定にて開催いたします。ぜひ、浪漫(ろまん)あふれる金唐紙の世界を旧岩崎邸庭園でお楽しみください。
旧岩崎邸で楽しむ金唐紙(きんからかみ)の世界
1 日 時
令和4年12月17日(土)~令和5年1月15日(日)
9時~17時(最終入園は16時30分)
2 内 容
今回は例年より展示をスケールアップし、昭和60年頃から実施されてきた各地の重要文化財復元の際に使用された金唐紙の絵柄を展示します。また、金唐紙の技術を用いた絵画を施した額絵やパネル、茶席で使用される風炉先(ふろさき)屏風なども展示いたします。
絢爛豪華な金唐紙の世界を、当時の雰囲気に浸りお楽しみください。
【主な展示物のデザイン(予定)】
・額絵
幸運を運ぶといわれる一対の花喰鳥が象徴的に配された「花喰鳥(はなくいどり)」のほか、「アカンサス」、「桐花(きりばな)」等
・パネル
東京芸術劇場の貴賓室天井で使用されている「田園風景」のほか、「狩人」、「バラ文様」など
・屏風
百合の模様にハチやチョウ等の昆虫が繊細に描かれた「百合と昆虫」のほか、「葡萄(ぶどう)文様」等
・風炉先屏風
長野県岡谷市の旧林家住宅(国重要文化財)で使用されている「鳥とアイリス」のほか、「うず巻文様」等
・衝立
旧岩崎邸庭園で使用された「花と曲線文様」、旧日本郵船小樽支店で使用された「菊花文様」等
【金唐革紙と金唐紙】
ヨーロッパにおいて動物の革で作られていた金唐革を和紙で再現した物です。
金唐革紙は、明治の頃には欧米で高い評価を得て、日本の芸術産業として輸出も盛んに行われました。しかし、昭和初期には新技術の登場や需要の減少によって衰退、失われた工芸となってしまいました。
昭和の終わりごろ、一度途絶えてしまった金唐革紙の技術を復元しようという動きが起き、文化財関係の美術印刷を手がけていた上田尚氏(金唐紙研究所 代表)が復元に成功。一度失われた「金唐革紙」から、あらためて『蘇った』という意味を込めて「金唐紙」と呼んでいます。
3 会 場
旧岩崎邸庭園 洋館・和館
4 協 力
金唐紙研究所(代表 上田尚氏)
5 新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から庭園を利用する際のお願い
・近くで会話をする場合や屋内施設では、マスクの着用をお願いします。
・園内の混雑状況により、入園をお待ちいただく場合がございます。
・こまめな手洗いや消毒をお願いします。
・体調がすぐれない際は来園をお控えください。
6 その他
来園者の方々へお知らせです。本行事は、皆様の安全に配慮しながら、節電して実施する予定です。電力を「へらす」「つくる」「ためる」HTTに、ご理解、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
旧岩崎邸庭園について
所在地
東京都台東区池之端一丁目
開園時間
午前9時~午後5時
(入園は午後4時30分まで)
入園料
一般 400円
65歳以上 200円
(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)
団体料金、年間パスポート等詳細については公式HPをご覧ください。
アクセス
東京メトロ千代田線「湯島」(C13)下車 徒歩3分
東京メトロ銀座線「上野広小路」(G15)下車 徒歩10分
都営地下鉄大江戸線「上野御徒町」(E09)下車 徒歩10分
JR山手線・京浜東北線「御徒町」下車 徒歩15分
・駐車場はございません
お問い合わせ
旧岩崎邸庭園サービスセンター
〒110-0008
東京都台東区池之端1-3-45
TEL 03-3823-8340
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※建物内での撮影は平日のみ可能です。土曜・日曜・祭日等、混雑が予想される日は、建物内での撮影はご遠慮ください。
※その他、建物内での撮影については制限があります。詳細はHPをご覧いただき、事前に旧岩崎邸庭園サービスセンターにご相談ください。