夏タイヤの本数前年比は7%増と好調 ー2024年4月の自動車用タイヤ・エンジンオイル・バッテリー販売速報ー
GfK Japan(東京:中野区)は、全国のカー用品店、タイヤ専門店、ガソリンスタンド、ホームセンター、インターネットの販売実績データを元に、市場規模相当に拡大推計した自動車用タイヤ、エンジンオイル、バッテリーの販売速報を公表した。
■タイヤ
2024年4月の自動車用タイヤ販売は本数前年比3%増と微増で、店頭では同2%増、インターネットでは同5%増であった。夏タイヤは本数前年比7%増に転じ、4月に入って夏タイヤへの履き替えが一気に進んだことがうかがえる。タイヤ全体の税抜き平均価格は10,455円と前年同月から1%下落した。店頭では2%上昇したことに対し、インターネットでは6%下落した。この結果、タイヤ全体の金額前年比は2%増で推移した。店頭では4%増の伸長であった一方、インターネットでは1%減と前年をわずかに下回った。
■エンジンオイル
2024年4月の自動車用エンジンオイル販売は、販売量(リットル換算)ベースで前年比13%増と好調であった。ただ、4L缶の販売は数量前年比11%減と不調で、店頭が同11%減、インターネットでは同16%減と大幅に前年を割り込んだ。こうした中ではあるが、0W-16、0W-30の粘度の4L缶販売はそれぞれ数量前年比15%増、18%増と前年から大幅に伸長した。4L缶の税抜き平均価格は4,119円と前年同月から2%上昇した。店頭では3%上昇した一方、インターネットでは2%下落した。4L缶全体の金額前年比は10%減となり、店頭では8%減、インターネットでは18%減であった。
■バッテリー
2024年4月の自動車用バッテリー販売は数量前年比1%増と微増で、店頭では2%減であったことに対し、インターネットでは6%増となった。規格別にみると、B20が数量前年比10%増、D26が同16%増と著しく伸長した一方で、B19は同2%減、B24は同7%減と前年を下回った。バッテリー全体の平均価格は前年同月から4%上昇し13,519円となり、店頭では6%、インターネットでは1%上昇した。金額前年比は5%増の微増で推移し、店頭では4%増、インターネットでは7%増であった。
・タイヤはカー用品店、タイヤ専門店(メーカー系列を除く)、ガソリンスタンド、インターネットを集計対象としております。
・エンジンオイル及びバッテリーはカー用品店、ガソリンスタンド、ホームセンター、インターネットを集計対象としております