スポーツ指導者向けパワハラ予防ガイドを発刊 スポーツ庁・日本スポーツ協会が全面協力
株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 清水卓智)は、「スポーツ指導者」に特化したコンプライアンス教材『実践! グッドコーチング ~暴力・パワハラのないスポーツ指導を目指して~』(600円税別)を、2019年6月26日に発刊いたします。本教材は、スポーツ界のガバナンス強化に取り組んでいるスポーツ庁と日本スポーツ協会の全面協力のもと、制作いたしました。各競技団体や教育機関などが根絶を掲げている、スポーツの現場のパワーハラスメントを防止し、健全な活動を推進するためのガイドブックです。
企業向けハラスメント教材作成の実績をスポーツ界に広める
PHP研究所では、一般社団法人経営倫理実践研究センターと協働し、企業のコンプライアンス遵守やハラスメント予防に役立つ職域向けのガイドブックを発行してきました。なかでも実際の現場での不祥事例から学べる『イラスト&ケーススタディー 実践!コンプライアンス』のシリーズは、累計発行部数15万部を超えています。ケーススタディーを自社事例に置き換えたカスタマイズ版制作のオーダーもあるなど、社員教育に採用している企業は約800社にのぼります。『実践!グッドコーチング』は、こうした企業教育分野での編集ノウハウを活かして、頻発するスポーツ指導者のパワハラ予防に役立てていただく目的で発刊します。スポーツ庁・日本スポーツ協会をはじめ、ハラスメント指導、コーチング、法律などスポーツ界における各指導分野の第一人者が編集に参画。あらゆる階層のスポーツ指導者必携の実践的な教材です。
暴力、暴言、嫌がらせ…現場で役立つケーススタディー
スポーツ団体から学校関係者まで、10団体からのヒアリング結果を内容に反映。「スポーツ指導あるある」をイラスト入りで多数紹介し、現場での対応策を具体的に提案しています。パワーハラスメントの6類型である(1)身体的な攻撃(暴力行為)、(2)精神的な攻撃(暴言)、(3)人間関係からの切り離し(隔離、無視など)、(4)過大な要求、(5)過小な要求、(6)個の侵害(私的干渉)にもとづいた典型的な事例を取り上げ、パワハラチェック表を掲載。何が不適切な行為で、どんな指導がベストなのかが理解できます。
本ガイドブックに掲載したケーススタディー
・愛のムチとしてビンタをくらわした
・制限を設けずグラウンドを走らせ熱中症になった
・先輩指導者の体罰をコーチとして見て見ぬふりをした
・試合中にプレーヤーに対して汚い言葉で怒鳴る
・「どんなことをしても勝て!」とプレッシャーをかけた
・自分の方針に意を唱えた部員を仲間はずれにした
・プレーヤーの移籍を指導者が妨害した
・入手した個人情報を知り合いに教えた
ほか
スポーツ指導者のためのセミナー開催
本書『実践! グッドコーチング』を教材にした無料セミナー「暴力・パワハラのないスポーツ指導を目指して グッドコーチングセミナー」を、2019年7月12日に京都で開催することが決定いたしました。2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を1年後に控え、スポーツ界におけるハラスメントを防止し、健全な活動を進めるために、スポーツ指導者を対象に実施します。
「暴力・パワハラのないスポーツ指導を目指して グッドコーチングセミナー」について
日時:2019年7月12日(金) 18:00~20:00 ※受付17:30
会場:PHP研究所 京都本部 7階ホール(JR京都駅 八条口より徒歩5分)
参加費:無料 ※テキストは当日お渡しいたします
講師:土屋裕睦 氏(大阪体育大学教授)
定員:30名
申込方法:下記のフォームよりお申込みください。
セミナーに関するお問い合わせ:
株式会社PHP研究所 直販普及本部 企画普及部(担当:松本)
TEL 075-681-8733
締切:2019年7月5日(金)
主催:株式会社PHP研究所
本教材について
書誌情報
タイトル:実践! グッドコーチング
サブタイトル:暴力・パワハラのないスポーツ指導を目指して
制作協力:スポーツ庁/日本スポーツ協会
法律監修:日本スポーツ法学会
執筆協力:星野邦夫(経営倫理実践研究センター 上席研究員)
編者:PHP研究所
判型(頁):A5判並製(64ページ)
定価:600円+税
発売日:2019年6月26日
発行:株式会社PHP研究所
https://www.php.co.jp/goodcoaching/
購入その他
書店等での一般市販はいたしておりません。
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株式会社PHP研究所 直販普及本部 企画普及部
担当:松本
TEL 075-681-8733