相談事例からわかる、こんな契約や口約束に要注意!を公表
~2025年度第3弾(2025年3月25日)~
公益社団法人全国有料老人ホーム協会(理事長:中澤俊勝、所在地:東京都中央区/以下「有老協」)では、全国の有料老人ホームのご入居者やご家族から多数の相談を受けております。
苦情相談は、ご入居者等から有料老人ホーム事業に対する期待をお聞かせいただける機会であり、業界の発展にとって重要なメッセージです。
そこで、有老協では「相談事例からわかる、こんな契約や口約束に要注意!」をホームページに公表し、有料老人ホームへの入居を検討している方へ後々のトラブル回避のためのチェックポイントを掲載しております。
今年度、第3弾「苦情相談対応事例」に関する情報を3月25日に有老協ホームページに公開いたしました。ぜひご覧ください。

相談事例➀ 契約・解約する時の利用料の起算日となる入居日と実際の入居のタイミングにおいて、契約者とホームで認識に齟齬が生じたことへの不満
親が要介護者専用の有料老人ホームに入居することになり、12月5日を入居予定日と考えていた。ところが、ホームから11月30日を入居日として契約すれば、キャンペーン価格が適用されると言われたので、それを了承して、11月30日を入居日として月払い方式で11月27日に契約した。契約後、12月4日に親が入院してしまい、結局入居することがないまま、ホームへの連絡が12月6日となり、その日に解約を申し入れた。解約にあたって、ホームからは利用料精算の起算日を入居日の11月30日とすると言われた。入居者側の都合による解約だが、そもそもキャンペーン価格の話を持ち出されて入居日を早めたのに、11月30日から費用を請求されることに納得できない。
相談事例② ホーム運営事業者の変更に伴いホームにおけるサービス内容の変更(人員配置が契約時よりも減少する)に対する不満
介護付有料老人ホームに入居している。この度、運営事業者が変更されることになった。それに伴い、特定施設入居者生活介護の人員配置が2:1以上から、2.5:1以上になるとのこと。2:1以上の手厚い人員配置だから入居したのに、それをホーム側の都合で変更するのは契約違反ではないのか。これを認めない場合は、契約終了し、退去するしかないのか。
相談事例③入居者が希望するサービスが、3つのサービスのうち何に該当するのかが不明確であることに対する不満
寝たきりの母が介護付有料老人ホームに入居している。居室が乾燥するので相談者が加湿器を入れたが、この加湿器の水の補充をホームにお願いしても、水の補充に対応するかどうか、はっきりした返答がない。また施設長に肌着を毎日交換してほしいと依頼し、施設長も了解してくれたが、週2回の入浴時にしか交換していないことが判明した。加湿器の水の補充や下着の交換について、ホームで対応してもらえるものではないのか。
相談におけるポイントやこれから入居する方へのメッセージは以下URLよりご確認ください。
【有老協から住まい選びにあたっての情報発信】
◆有老協は、高齢期の住まい選びに関する様々な情報を発信しています。無料でご覧いただけます。
◆有老協チャンネル(高齢期の住まい選びに必要な情報を動画で配信)
https://www.youtube.com/@yurokyo1077
◆有老協の消費者向けサイト情報(高齢期の住まいの種類やサービス、選択時のチェックポイントを掲載)
https://user.yurokyo.or.jp/
◆有老協公式X(旧Twitter)(最新の情報やイベントのご案内を定期的に発信)
https://x.com/yurokyoukai
【YouTubeで動画配信中!有老協チャンネル】
【協会概要】
〇商号:公益社団法人全国有料老人ホーム協会
〇目的:有料老人ホームの入居者の保護と有料老人ホーム事業の発展
〇設立:1982年2月/1991年 改正老人福祉法に規定/2013年4月 公益社団法人へ移行
〇理事長:中澤俊勝
〇所在地:東京都千代田区外神田2-5-15外神田Kビル4階
〇事業:入居者生活保証制度の運営
有料老人ホームの入居、苦情に関する相談事業
契約内容の適正化と入居者の保護
職員の資質向上のための研修事業
自治体からの業務受託事業
調査研究事業、啓発普及事業 等
【本リリースに関するお問合せ先】
〒101-0021 東京都千代田区外神田2-5-15外神田Kビル4階
公益社団法人全国有料老人ホーム協会 事業部 井田・古川
電話:03-5207-2761 E-MAIL:info@yurokyo.or.jp
URL:https://www.yurokyo.or.jp/