流行の横文字にだまされるな『フットボール批評issue37』が9月6日に発売

特集は[プレーモデル][プレーコンセプト][プレースタイル]を再定義する

2022-08-31 11:10

株式会社カンゼンは、サッカー専門誌『フットボール批評issue37』を9月6日より発売いたします。
今号の特集は[プレーモデル][プレーコンセプト][プレースタイル]を再定義するです。
ガンバ大阪の安田好隆ヘッドコーチによる3用語の再定義をはじめ、柔軟な発想でアプローチするサガン鳥栖の川井健太監督のインタビュー、現役プレーヤーが語る[プレースタイル]、日欧の[プレーモデル]最新事情、「最強の[プレーモデル]」とは何か、などを多面的に考察しました。曖昧な概念に輪郭を与える濃厚な企画が満載です。

『フットボール批評issue37』書影

特集:[プレーモデル][プレーコンセプト][プレースタイル]を再定義する

[プレーモデル][プレーコンセプト][プレースタイル]を再定義する

流行りの横文字にだまされるな

日本社会全体に横文字が氾濫しているのと同様に、サッカー界にも横文字は横溢している。日本サッカー協会が7月15日にホームページに公開した全55ページに及ぶ選手育成の指針名「ナショナル・フットボール・フィロソフィーとしてのJapan's Way」からして、現状の趨勢を表しているといっていい。もちろん、本文中にもこれでもかと言わんばかりに、横文字が散りばめられている。
小誌は今回、サッカーチームの指針ともいえる横文字[プレーモデル][プレーコンセプト][プレースタイル]の再定義に挑んだわけだが、前記の「国民的蹴球哲学」(あ・え・て)ではこの3用語ではなく[プレービジョン](26~32ページ)という表現が使われている。ガクッ……。指針を表す横文字でさえ各所で統一されていない現状では、迷い人が量産されるのは目に見えている。「STOP 横文字被害! 私はだまされない」。急場しのぎとして、ひとまずこの姿勢が重要かもしれない。

サンプルページ

「Jの異端」サガン鳥栖の熱源 Interview:川井健太(サガン鳥栖監督)
[プレースタイル]はマインドが作り上げる Conversation:稲垣祥(名古屋グランパス)×柴村直弥(SHIBUYA CITY FC)

Contents

【好評連載】
●現代サッカーの教科書
5 BoS的ゾーンディフェンスとジャストタイミングでのアタック 河岸貴

●成り上がり監督のリアル シュタルフ悠紀リヒャルト(AC長野パルセイロ監督)
Vol.2 信州ダービーの熱狂 木崎伸也

●フットボールの主旋律Op.2~カオスに抗うアナリスト~
〈Zugabe〉志・智・儀
グループEを突破するための最重要ワード「ボール支配率35%」 庄司悟

【特集:[プレーモデル][プレーコンセプト][プレースタイル]を再定義する】
●[プレーモデル][プレーコンセプト][プレースタイル]を再定義する
Interview:安田好隆(ガンバ大阪ヘッドコーチ) 孫勝基

●「Jの異端」サガン鳥栖の熱源
Interview:川井健太(サガン鳥栖監督)
言葉の定義に捉われない逆転の発想というメカニズム 清水英斗

●[プレースタイル]はマインドが作り上げる
Conversation:稲垣祥(名古屋グランパス)×柴村直弥(SHIBUYA CITY FC)
選手のバックボーンがそのまま出る「最大の個性」 柴村直弥

●日本と欧州の最新[プレーモデル]事情
Conversation:高橋秀人(横浜FC)×結城康平(新世代WEBライター)
「不変の価値観」は歴史でしか作り上げられないのか? 結城康平

●世界最高峰の殴り合いから見る「最強の[プレーモデル]」
再現性の低い無色透明なレアル・マドリーはなぜ勝てるのか? 龍岡歩

●中堅国の戦い方最前線
ハンガリー&デンマークに見る「ザ中堅力」 西部謙司

●サッカークラブにおけるブランディングとゲームモデルの関係性
なぜコンセプトが必要なのか 河内一馬

●スポーツチームの組織心理学
Interview:山浦一保(立命館大学スポーツ健康科学部教授)
人と人の関係に立ち戻る

●育成年代へのプレーモデルの授け方
選手権優勝監督長谷川大が語る、「見る眼」と「多様性」の重要性 松尾祐希

【フットボールの深海】
●大澤英雄 大学サッカー界の巨頭が来た道
〈上〉 国士舘に導かれし者 清水岳志

●※新連載 ネットでは探せない蹴人伝
第1回 大西正幸(私立武蔵高校・中学校)
超進学校を指導する意義 平野貴也

●「フットボールとは何か?」を考える⑩
Today's theme Jリーガーのキャリア選択
Conversation:近藤貫太(電通)×井筒陸也(クリアソン新宿ブランド戦略担当)
理知的にいくか本能的にいくか、それが問題だ 井筒陸也

●『サッカー本大賞2023』への道

【連載&コラム】
●蹴人のジレンマ 龍岡歩
●Stats Football 常識を変える近未来のデータ分析 結城康平
●汚点 横浜フリューゲルスはなぜ、消滅しなければならなかったのか 田崎健太
●世界サッカー狂図鑑 金井真紀
●フットボーラー経歴マニアックス 土屋雅史
●一生蹴念 サッカー論を進化させる 平岡和徳
●再構築 「世界一」からの脱却 籾木結花
●サッカー文化異論 武田砂鉄
●青年監督の本棚 河内一馬
●書架へのロングパス 陣野俊史
●サッカー洋書時評 実川元子
●サッカー本新刊ガイド

書誌情報

書名:フットボール批評issue37
(季刊誌3月、6月、9月、12月刊行)
ページ数:160
判型:B5判
定価:1,760円(本体1,600円+税)
出版社:カンゼン
発売日:2022年9月6日

【この件に関する問い合わせ先】

株式会社カンゼン
営業部
担当:伊藤真
TEL:03-5295-7723
MAIL:ito@kanzen.jp

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