モエレ沼公園初、「かたち」であそぶ 木のおもちゃ「モエレ・デ・アソボ」を開発

イサム・ノグチになれたかな? お披露目&ワークショップを開催

モエレ沼公園をモチーフにした木のおもちゃ「モエレ・デ・アソボ」
モエレ沼公園をモチーフにした木のおもちゃ「モエレ・デ・アソボ」

札幌国際芸術祭実行委員会では、1月24日午後2時から、モエレ沼公園(札幌市東区モエレ沼公園1−1)ガラスのピラミッド スペース1において、ワークショップ「モエレ・デ・アソボ」が開催しました。
これは、中止となった札幌国際芸術祭(SIAF)2020で実践しようとしていた、芸術祭と多様な鑑賞者をよりよい形でつなぐ「アートメディエーション」の考え方を札幌に根付かせるとともに、次回のSIAF開催に向けた普及を図るため、札幌市内の小学生以上の子どもを含む家族を対象に、SIAF2020の展示会場の一つとなる予定であったモエレ沼公園において、札幌市、(公財)札幌市公園緑化協会、札幌国際芸術祭実行委員会が共催したものです。

「モエレ・デ・アソボ」
「モエレ・デ・アソボ」

当日は、札幌市内に居住する親子連れ4組14名が参加。このワークショップで用いられた木工のおもちゃは、同実行委員会とモエレ沼公園が共同開発したオリジナルのもので、3種類のボードとモエレ沼公園に設置された遊具や構造物を模したもの33個のブロックで構成。ボードをモエレ沼公園のフィールドに見立て、ブロックを自由に配置することで、自分だけのモエレ沼公園を作り、同公園をデザインしたイサム・ノグチの視点を追体験することができるというもの。
モエレ沼公園の学芸員、SIAF2020キュレーターの宮井和美(みやい・かずみ)氏がモエレ沼公園のなりたちを説明。ポーランド在住の同じくSIAF2020キュレーターで、アートメディエーション担当のマグダレナ・クレイス氏もオンラインで登場し「まずは皆さんに自由な発想で取り組んでほしい」と呼び掛けました。

「顔を作ってみよう」というお題に取り組む参加者
「顔を作ってみよう」というお題に取り組む参加者

テーマにしたがって、参加者はまずボードにブロックを配置して顔をつくることからスタート。続いて思い思いの動物、植物を家族で協力しながら作っていました。
白石区から両親と参加した冨田洸(とみた・こう)くん(7歳)は「木のおもちゃがかわいくてとても楽しかった。ぼくもイサム・ノグチさんのように公園をつくってみたいと思いました」と笑顔で話していました。

家族で楽しめるさまざまなプログラムを公開中

「札幌国際芸術祭2020特別編」では、子どもも大人も楽しめるプログラムを多数公開しています。詳しくは公式WEBサイトをご覧ください。


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