【名城大学】名古屋市のビジネスアイデア発表イベントに本学の学生11人が参加
新規事業の開発や起業のアイデアをプレゼンする「NAGOYA BOOST day」

新規事業の開発や起業のアイデアを競い合う名古屋市主催のイベント「NAGOYA BOOST day」(ナゴヤ・ブースト・デイ)が2月20日、名古屋市中区栄のナディアパーク内のナゴヤイノベーターズガレージで開催されました。参加した9チームのうち7チームに本学の学生・大学院生が合わせて11人所属しており、学生たちは意欲的なビジネスアイデアを熱くプレゼンテーションしました。
人材育成プログラムの集大成イベント 混成の9チームが競い合う
各チームのメンバーは、イノベーションの担い手を創出しようと、昨年9月から名古屋市が展開してきた人材育成プログラム「NAGOYA BOOST 10000 プログラム」の受講者です。この日はビジネスアイデアを磨いてきたプログラムの集大成となるイベントで、異なる企業や大学などに所属するメンバーで混成チームを組み、来場した企業や大学関係者らに自信作をアピールしました。
各チームは、ユーザーが撮影した動画をAI技術を活用して解析し、ペットの「いつもと違う」を検出するLINEを使ったサービスや、消費者が野菜などを農家に直接注文し、地元企業などが運び手となる共助で支える農産物のコミュニティ流通、新卒1年目限定で仲間と悩みをシェアできるSNSなどのアイデアを、ビジネスモデルや市場規模、今後の事業展開なども含めて次々と発表しました。


榊原悠大さん(情報工学部3年)のチームが優秀賞と一般投票賞を受賞
審査の結果、過積載を防ぎながら効率的な配車業務を実現するデータ分析・最適化アプリを提案したチーム「cre8 chain」が最優秀賞を受賞。本学の学生が所属するチームでは、情報工学部3年の榊原悠大さんがリーダーを務め、「今、困っている人」と「今、助けに行ける人」をつなぐマッチングアプリを提案した「FukusITo」が、優秀賞と来場者による投票で最多票を獲得した一般投票賞をダブル受賞しました。
榊原さんは身体障碍者で、自らの生活で得た経験や困りごとを活かし、多くの人が暮らしやすい街づくりを行おうと、このマッチングアプリを発案。本学障がい学生支援センターで社会福祉法人や大学職員、学生約30人に協力してもらい、体験会・対話会を実施するなどしてアプリ開発に生かしました。受賞後のスピーチで榊原さんは「このように評価していただいてうれしい。皆さんのおかげです」と話していました。


本学のブースも設置 産官学連携による研究開発の実績など紹介
会場には本学のブースも設けられ、学生向けの各種プログラムや研究シーズなどを展示したほか、企業・大学でのイノベーション創出事例の紹介では、本学学術研究支援センターURA(リサーチ・アドミニストレーター)の長岡由佳さんが、本学の産官学連携による研究開発の実績やさらなる産官学連携の推進を目的に研究支援サイト・研究シーズ集を活用して研究活動・研究成果の発信強化に取り組んでいること、社会連携センターで取り組んでいる連携プロジェクトなどを紹介しました。



