大新東株式会社 大阪府千早赤阪村と災害時協力協定を締結

~地域交通の空白化を防いだコミュニティバスを災害時にも活用~

 事業を通じて社会課題解決を実現する総合サービス企業 シダックスグループで、全国の民間企業の役員車、および自治体の公用車、貸切バス等の車両運行を行う大新東株式会社(本社:東京都江東区、以下、大新東)は、2024年8月30日(金)、村内のコミュニティバスの運行受託を行っている大阪府千早赤阪村(以下、千早赤阪村)と災害時協力協定(災害等緊急時における輸送の協力に関する協定)を締結しました。

大新東が千早赤阪村で運行受託しているバス車両

 当協定は、千早赤阪村内において、自然災害等により村民の生命、身体および財産に重大な被害をもたらす緊急事態が発生する(および発生する恐れがある)際に、村の協力要請のもと、大新東が受託運行するバス車両を輸送手段として確保すると同時に、運転サービス士による運行サポートを行うというものです。具体的には、「地域の避難者を避難施設等へ輸送」「避難施設等から他の施設へ輸送」「協力者等を現場へ輸送」などを想定しています。

 千早赤阪村は、大阪府の南東部に位置する大阪府唯一の村で、大新東は、2023年12月より、千早赤阪村および河南町のコミュニティバス3路線の運行受託を開始しました。このバスは、それまで運行していた路線バス会社の撤退・廃止に伴い、地域交通が空白になりかけていたところを、大新東をはじめとする複数の会社により運行を再開させた経緯がございます。大新東は当バスを最寄りの私鉄の駅などを結んで地域の重要な交通手段として運行していますが、そのうちの路線の1つで、千早赤阪村より運行を受託している千早線のバス車両を、さらに災害時の際の輸送手段としても活用することを提案。この度の災害協定締結に至りました。

 大新東では、これまで東京都江東区、千葉県南房総市、宮城県名取市においても災害時協力協定を締結しています。また、シダックスグループにおいても、2024年1月に発生した令和6年能登半島地震での炊き出し活動や支援物資の輸送などを通して被災地支援を実施しました。

 千早赤阪村の担当者様からは「2023年12月末の運行開始時にも、利用者様に支障のないように素早く対応いただいた経緯があり、有事の際にも機動的に対応いただける運行事業者として評価し、今回の災害協定締結に至りました」とのコメントをいただいています。

 シダックスグループが提供するサービスを通じて地域住民の皆様の幅広い生活支援を行うだけなく、この度の災害時協力協定締結により千早赤阪村とのさらなる地域連携を図ると共に、地域の社会課題解決に貢献したいと考えております。

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