子どもでも食べられるビール味のお菓子“Beer Bar”誕生

産学連携 瑞浪市初 学校が企業をつなぎ特産品開発へ 2023年3月18日(土)「Beer Bar製品発表会」開催

 麗澤瑞浪中学・高等学校(岐阜県瑞浪市/校長:藤田 知則)では、探究学習の時間の中に「考働学」という講座を設け、ビジネス視点や顧客のニーズ等のマーケティングを実践的に学んでいます。
 「考働学」を受講する生徒チームは、「瑞浪市の資源を活かして、瑞浪市の認知拡大に繋げる」という目的を持って、瑞浪市から域学連携推進事業交付金の支給を受けながら、特産品の開発に取り組んできました。

 この度2023年3月18日(土)より株式会社東美濃ビアワークス(醸造所:Camado Brewery/本社:岐阜県瑞浪市/代表取締役社長:東 恵理子)が販売するクラフトビール「Fond de White ほんでホワイト」をイメージして開発した「Beer Bar“Fond de White ほんでホワイト”」を、指定障害福祉サービス事業所 どんぐり工房(本社:岐阜県瑞浪市/施設長:加藤 智大)が販売いたします。また、販売を記念して、2023年3月18日(土)に製品発表会を実施いたします。

 「Beer Bar」とは、「ついつい、乾杯したくなる。」をコンセプトとした焼き菓子です。ビールを製造する過程で発生した麦芽粕をアップサイクルしています。ビールと同じように、麦芽、ホップを使用しているのが特徴です。商品化の第一弾として、Camado Breweryの監修の下、「Beer Bar“Fond de White ほんでホワイト”」を制作しました。「Fond de White ほんでホワイト」のバナナやピーチを思わせるフルーティなアロマ、ジューシーな味わいを再現しました。アルコール不使用なので、子どもでも食べることが出来るのが特徴です。また、生徒チームは2023年2月11日(土)に開催された「第4回ぎふビジネスアイデア・プレゼンテーション」にて、「Beer Bar」に関するビジネスプランを発表し、見事準グランプリを獲得しました。

 本校では、「自分自身のやりたいこと、興味関心のあることについて、徹底的に追求することによって知的好奇心を刺激し、これからの予測困難なVUCA時代を牽引していける人材になってほしい」という思いから、「探究学習」に力を入れており、探究学習の一環として、「Discovery Saturday」と呼ばれる講座を土曜日の午前に開講しています。その中の1つである「考働学」では、生涯教育支援「たら×れば」の清水 徹也氏を外部講師としてお招きし、「地元企業や自治体と協力して、生徒の考案した特産品を開発」することを目標に活動を進めてきました。

 「考働学」講座担当の東海林 夏季教諭は「この企画が動き出したのは7月頃でしたが、まさか1年経たずに実際に商品化ができるとは、と本当に驚いています。生徒の『やりたい』を形にしていただいた企業や市役所の方には心より感謝しています。この活動を通して生徒達も新しい商品を作ることの難しさを体験できたことはとても貴重な経験だと思います。この経験をぜひとも次につなげていって欲しいと思います」とコメントしています。
 製品発表会の概要は下記をご確認ください。

【製品発表会 概要】

■発表会名:「Beer Bar 製品発表会」
■日  時:2023年3月18日(土)12:30~13:30
■場  所:ゑびす屋(岐阜県瑞浪市寺河戸町1146-8)
■実施内容:商品説明、試食、質疑応答
■参加者 :「考働学」生徒チーム4名 安藤昊輝(中3)、伊東太心(中3)、髙瀬清弥佳(高2)、清水天音(高3)    
      株式会社東美濃ビアワークス 代表 東 恵理子(あずま えりこ)氏 
      指定障害福祉サービス事業所どんぐり工房施設長 加藤 智大(かとう ともひろ)氏
      瑞浪市役所まちづくり推進部市民協働課まちづくり支援係 中筬 高弘(なかおさ たかひろ)氏
      生涯教育支援 たら×れば 代表 清水 徹也(しみず てつや)氏  

今回開発した「Beer Bar」は「ついつい、乾杯したくなる。」をコンセプトに誕生した、子どもでも食べられるビール味のお菓子です。
「Beer Bar」の開発にご協力いただいた方々と「考働学」を受講している生徒

【東美濃ビアワークス/醸造所Camado Brewery】

 瑞浪市釜戸町にあるクラフトビール醸造所。瑞浪市に限らず、東美濃ならではのクラフトビールが作られており、クラフトビールを使った、地域活性化などにも取り組んでいます。また、瑞浪の倒れたご神木で香りつけした「大湫大杉エール」、ラベルが多治見市で有名なモザイクタイル風の「やっとかめエール」など多様性に富んだ商品展開も魅力の1つです。
 公式サイトURL ⇒ https://camado.jp/

【どんぐり工房】

 瑞浪市にある指定障害福祉サービス事業所。2002年4月、障がいがある子どもを持つ保護者の方たちによって小規模作業所を設立。その後、生活介護、就労移行支援を開始し、日常生活・就職支援のみでなく、施設に通う方々と共にパンやクッキーなどオリジナル製品の製造・販売なども行っています。
 公式サイトURL ⇒ http://www.ob2.aitai.ne.jp/~donnguri/

【瑞浪市 まちづくり推進部 市民協働課】

 瑞浪市は、地域の活性化や移住定住の促進のみでなく、域学連携活動にも力を入れており、学生の活動支援を精力的に行っています。また、域学連携活動の一環として発足した「ミライ創ろまい課」は、中京高等学校、瑞浪高等学校、麗澤瑞浪高等学校の高校生34名から成り、現在、日本初の化石検定の立ち上げ、映画イベントの企画、特産品の開発などを進めています。
 公式サイトURL ⇒ https://www.city.mizunami.lg.jp/

【生涯学習支援「たら×れば」】

 「将来について考え、働くを学ぶ」をコンセプトにしたキャリア学習プログラム「考働学」を開発。全国の学校で、各校のニーズや課題に合わせて授業コンテンツを制作・提供しています。また、授業の一環として、参加したビジネスコンテストでは、学生の受賞実績が複数回あり、これまで実施したワーク・活動はテレビ、新聞、Webメディアなどで紹介されてきました。2022年6月からは、代表の清水氏が、瑞浪市からの依頼を受け、「ミライ創ろまい課」のコーディネーターを務めています。
 公式サイトURL ⇒ https://tararebashimizu.wixsite.com/my-site

【麗澤瑞浪中学・高等学校について】

 麗澤瑞浪は昭和 10 年、創立者の廣池千九郎(法学博士)が「道徳科学専攻塾」を開塾したことから始まります。自立、感謝、思いやりの心を育む中高一貫の私立学校です。豊かな自然環境の中、寮生と通学生が切磋琢磨しながらともに過ごし、人としての成長と高い大学進学率の両立を実現しています。『私の未来は私が創る』をキャッチフレーズに、世界で活躍できる日本人を輩出する進学校として5つの柱(探究学習・英語教育・寮教育・キャリア教育・ICT 活用)を軸に教育活動を展開しています。

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