レボルカ、積水化学工業株式会社との AIタンパク質の創製に関する研究を完了
株式会社レボルカ(本社:東京都、代表取締役社長:浜松 典郎、以下、当社)は、積水化学工業株式会社(本社:大阪府、代表取締役社長:加藤 敬太)から受託した高機能タンパク質の創製に関する研究( https://www.revolka.com/news/jp_news/collab/a52 )を完了し、期待されるプロダクトを提供しましたのでお知らせいたします。
本受託研究は、当社の独自プラットフォーム技術であるAI(人工知能)を利用した進化分子工学技術:aiProtein(R)を用い高機能タンパク質の創製として2024年1月から開始し5月に完了いたしました。
aiProtein(R)技術について
当社の独自技術aiProtein(R)は、人工知能と進化分子工学を高度に融合させた高機能タンパク質創製技術です。天然タンパク質は、20種のアミノ酸が一本の鎖のようにつながり、それが折りたたまれた構造をもつことで生物機能を有するようになります。タンパク質は数億年以上の時間をかけて進化し高度な機能を有する物質になったと考えられています。しかし、現在でもアミノ酸のつながり方(配列)とその機能、構造の関係は明らかにされておらず、タンパク質を理論的にデザインすることはできません。当社の人工知能は、限られた数の配列-機能相関のデータで訓練されることで、機能が向上したタンパク質の配列を予測することが可能です。さらに、aiProtein(R)によって複数の機能を同時に向上させることも実証されています。この技術は、医薬品、工業用に高度に最適化された機能を有する全く新しいタンパク質を創製できる非常に強力で低コストな方法です。
株式会社レボルカについて
RevolKaという名は、ラテン語の「進化(evolutio)」とアイヌ語の「育てる(reska)」をもとにした造語です。会社のロゴは、胎児が生育していく姿から、「育てる(reskaのR)」が「進化(evolutionのe)」を大事に育んでいることをイメージしたものです。私たちは、生命が機能分子として選択したタンパク質を、人工知能技術を道先案内として自然界ではたどり着けなかったフロンティアへ「進化させ」、医薬を中心とする様々な分野が求める機能分子として「育てて」いきます。
詳しくは、株式会社レボルカのホームページ( https://www.revolka.com )をご覧ください。
積水化学工業株式会社について
1947年に創業。現在は住宅、環境・ライフライン、高機能プラスチックス、メディカルの4分野を中心に事業を展開しており、自動車向け合わせガラス用中間膜、発泡ポリオレフィン、導電性微粒子をはじめとした世界トップシェア製品を有しています。積水化学グループは、19か国170社で従業員数26,929人を擁し、2023年度の売上高は1,256,538百万円でした。詳しくは、積水化学工業株式会社のホームページ( https://www.sekisui.co.jp/ )をご覧ください。
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