ユダヤ人作家、石角完爾さん著『西洋絵画に隠されたユダヤの秘密』笠間書院より10月28日発売
~世界の名画約50点から学べる人生訓を収録~
作家のエージェント会社、アップルシード・エージェンシー契約作家、石角完爾さんの新刊『西洋絵画に隠されたユダヤの秘密――聖書の「あの場面」は何を物語るか?』が笠間書院より10月28日に刊行されます。
本書では、世界の美術館に収蔵された名画約50点をカラーで紹介。ユダヤ教に造詣が深い著者の石角さんが、それぞれの絵画に秘められたメッセージを旧約聖書のエピソードから解説しています。
旧約聖書の物語から人生訓、処世術、仕事術などをユダヤ人がどのように学び取っているか、ベストセラー『ユダヤ人の成功哲学『タルムード』金言集』(集英社)の著者でもある石角さんがわかりやすく、ミケランジェロ、ルーベンス、レンブラント、ミレーなど名だたる芸術家による名画解説から伝える1冊です。
レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』の絵に隠されたユダヤの秘密とは?また、日露戦争で日本を助けたユダヤ大富豪の子孫が何故あの絵画をそれほど大切に保存していたのか。
今まで通り過ぎていた中世宗教絵画の持つ隠された意味。そして、イスラム教、キリスト教、ユダヤ教の人々に絵画はどのような教えを与えて来たのか。
ミケランジェロの『アダムの創造』で、神とアダムの指先が触れそうで離れているのはなぜなのか。そこで人類に問われていることとは?
また、ブリューゲルの『バベルの塔』が伝える、子どもの教育でもっとも重要なものとは何か。ミレー『落穂拾い』が、富める者の義務として教えていることは――?
預言者モーゼの著作と言われる旧約聖書における最初の5つの書、いわゆる「モーゼ5書」である「創世記」「出エジプト記」「レビ記・民数記・申命記」のテーマごとに、名画から学べるユダヤ教のウィズダム(人生訓)を紹介。名画を鑑賞しながら現代社会を生きる我々に必要な生きるための知恵と勇気、哲学を学べる本となっています。
目次より
第1章 創世記
-なぜ人間は永遠に生きられないのか?
-兄弟殺しが導いた現代文明
-ノアが神に選ばれた理由
-肉食の代償
-「神と戦う人々」の起源
第2章 出エジプト記
-モーゼも学んだ「短気は損気」
-なぜユダヤ人は抽象的思考が得意分野なのか
-グルメ追求を否定する理由
第3章 レビ記・民数記・申命記
-1人の意思がロシアの運命さえ変える
-「スケープゴート」の本来の意味
-世界的名画に隠された秘密
-戒律を忘れた人々の醜態
-性的退廃はユダヤ教の敵
書誌概要
出版社 : 笠間書院
発売日 : 2024/10/28
定価 : 2,530円
単行本 : 280ページ
ISBN : 978-4-305-71024-6
著者プロフィール
石角完爾(いしずみ・かんじ)
京都に生まれ、カトリックの修道院生活、天台宗比叡山での修行を受けるも法律の道に進み、司法試験と国家公務員上級職試験に合格。経産省を経てニューヨークで企業買収専門の弁護士やマイケル・ジャクソンの弁護士として多忙を極めていた時、突然病魔に侵され、ユダヤ人の医者に命を助けられたことから、ユダヤ教指導者(Chief Rabbi)であったヘンリー・ノア氏に師事。3年間に及ぶ、司法試験の勉強に匹敵する量のユダヤ教の書物の週3回のプライベートレッスンを終えて、口述試験、筆記試験、誓約証書のサイン、ミクベ(Mikveh)の儀式、妻の同時改宗、さらにユダヤ式の2度目の結婚式、そして本格的な外科手術である割礼手術を受け、ユダヤ教に改宗。ニューヨークのユダヤ人の誰よりもユダヤ教については理解していると評価を受け、改宗証書の授与を受けた。
現在はイスラエル工科大学の日本代表。
多くのユダヤ教に関するビジネス書を執筆。日系ユダヤ人、日系ユダヤ教徒として世界的に著名。 英語、韓国語、台湾語、中国語の出版もユダヤ教に関するものが多い。