光コヒーレンストモグラフィー(OCT)技術の世界市場、2017年に10億米ドルを突破の見込み
株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社BCC Researchが発行した報告書「Global Markets and Technologies for Optical Coherence Tomography (OCT) (世界の光コヒーレンストモグラフィー(OCT)市場および技術)」の販売を開始しました。
光コヒーレンス・トモグラフィー(OCT)は、ミクロン規模の組織構造を、自然の状態でリアルタイムに、高解像度の断面映像化する、比較的新しい技術です、OCTは強力な光学的イメージング装置として登場しました。OCTでは、生物組織を含む、立体構造の内部を、高解像度な断面映像でトモグラフィー解析することができます。
OCTの機能は、生医学、眼科、不透明組織イメージングにおいて、従来切除生検が危険、または不可能だった場所や、サンプリングの誤差により従来の生検では失敗率がきわめて高いケースなどで重要な技術となり、外科的介入手順中にガイダンスを提供するものです。
高解像度・高スピードのOCT技術およびOCT対応カテーテル/内視鏡、その他の多様なシステムの開発は、今後のOCTイメージングの臨床用途を示しています。OCTイメージングのユニークな能力は、多くの疾病の診断や臨床管理にとって理想的な選択肢となります。2010年、OCT市場の総収益は5億2570万米ドルでしたが、2012年には6億4540万米ドルに増加しました。
高偏光感度OCT(PS-OCT)や時間領域OCT(TD-OCT)の市場は今後も成長が見込まれ、2012年の収益は5090万米ドルでした。これはPSおよびTDの光コヒーレンストモグラフィー技術に関する研究や用途が増えたことによります。
時間領域および高偏光感度の市場は、2010年の4280万米ドルから、2011年には4580万米ドルに成長しました、この分野は5年間の複合年間成長率(CAGR)8.6%で成長し、2017年までに7680万米ドルに成長すると予想されます。フーリエ領域および時間符号化OCTは2012年の5億7450万米ドルから、CAGR10.5%で成長し、2017年には9億4720万米ドルに成長する見込みです。全領域および光学遅延OCT分野は、2010年の1460万米ドルから、2011年には1730万米ドルに成長しました。この分野の2017年までのCAGRは12%、3530万米ドルまで成長を続ける見込みです。
市場調査レポート: 世界の光コヒーレンストモグラフィー(OCT)市場および技術
Global Markets and Technologies for Optical Coherence Tomography (OCT)
http://www.gii.co.jp/press/8055.shtml
出版日: 2013年05月09日
発行: BCC Research
【本件に関するお問合せは下記まで】
株式会社グローバルインフォメーション
Tel:044-952-0102
e-mail:jp-info@gii.co.jp
URL:http://www.gii.co.jp/topics/MC12_jp.shtml
〒215-0004
神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-3 アーシスビル7F