近畿大学経営学部生×藤田金属 鉄フライパンのキットを開発 小型の鉄フライパンを手作りできるワークショップを開催
近畿大学経営学部(大阪府東大阪市)キャリア・マネジメント学科教授 文能 照之ゼミの学生が、藤田金属株式会社(大阪府八尾市)と共同で、鉄フライパンのキット「Mini Frying Pan Work Kit 13cm」を開発しました。令和4年(2022年)1月15日(土)に八尾市内のものづくり体験・体感施設「みせるばやお」にて、このキットを使ったワークショップを開催します。
【本件のポイント】
●扱いづらいイメージを持たれがちな鉄フライパンを、組立作業が簡単なワークキットにすることで、幅広い年代が触れる機会に
●手頃なサイズ感で、通常の調理はもちろん子どものままごとやアウトドアでの活用も期待
●地元企業との商品開発やワークショップを通じて学生が学ぶ、実学の取り組み
【本件の内容】
近畿大学経営学部の文能ゼミと藤田金属は、平成31年(2019年)から共同で商品開発を行っており、これまでに「鉄フライパン F.」「深型フライパン F.+」を開発・販売しています。
鉄フライパンは、熱伝導率が良く、保温性が高いことや、耐久性が強いため長く使えて環境にやさしいことに加え、余分な油分や水が食材に戻らないなど多くのメリットがありますが、一方で扱いづらいイメージを持たれがちです。そんな鉄フライパンに、幅広い年代が触れる機会を創出するため、鉄フライパンを自分で組み立てできるキット「Mini Frying Pan Work Kit 13cm」を開発しました。
キットには、直径13cmのフライパン本体1個、持ち手1個、ネジ2本、六角ナット2個、ワッシャー2個が同封されています。ワークショップでは、文能ゼミの学生によるサポートを受けながら、鉄フライパンを完成させます。
【開催概要】
日 時:令和4年(2022年)1月15日(土)13:00~13:30
場 所:みせるばやお
(大阪府八尾市光町2-60 リノアス8階、近鉄「八尾駅」から徒歩3分)
対 象:一般の方 12人(完全予約制)※ 定員に達したため受付終了
内 容:「Mini Frying Pan Work Kit 13cm」を使用した、鉄フライパンの組み立て
参加費:500円(税込)
【「みせるばやお」について】
ものづくりの魂を次世代にも紡ぐため、そして八尾地域の魅力を後世の子どもたちにも伝えるために、中小企業の叡智を結集した「みせるばやお」は、平成30年(2018年)にオープンしました。
「ものづくり体験ワークショップ」を通じて、子どもたちをはじめ、来場者が楽しみながら、市内企業の魅力を知ることができる施設をめざし、ものづくりを楽しみながら伝えるプログラムの開発、施設運営に取り組んでいます。
【文能ゼミと藤田金属の取り組みについて】
文能ゼミと藤田金属は、平成元年(2019年)から共同でフライパン開発に取り組み、鉄フライパンの重さという弱点を独自のヘラ絞り加工により改善し、従来のものより軽くした商品「F.」シリーズを、令和2年(2020年)7月に発売しました。その後、「F.」のコンセプトである、「一生ものの鉄製フライパンを大切な方にプレゼントして、一緒に長く大事に使う」を発展させた第2弾「F.+」として、令和3年(2021年)12月に、深型のフライパンを発売しています。
【藤田金属株式会社】
本社所在地:大阪府八尾市西弓削3丁目8番地
代表者 :代表取締役社長 藤田盛一郎
設 立:昭和45年(1970年)6月
事業内容 :金属製品製造・販売業
資本金 :1,000万円
【関連リンク】
経営学部 キャリア・マネジメント学科 教授 文能 照之(ブンノウ テルユキ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/103-bunnou-teruyuki.html