泣きたいけど涙が出ない人に泣き方を教えます

「理由は分からないけど、泣きたい」。
「泣いてスッキリしたいのに泣けない。最近泣いたのいつだっけ・・・」。
そんなモヤモヤを抱えている人は多いのではないでしょうか。

なみだ先生こと感涙療法士の吉田英史氏が2022年9月20日(火)に『涙と旅カフェ あかね』(東京都新宿区西早稲田2-1-17酒井ビル1F)において、「泣きたいけど泣けない」悩みの対処法を紹介します。
泣くことを恥ずかしいと思っている人もいると思いますが、涙にはストレス発散や安眠効果などたくさんのメリットがあるのです。心のモヤモヤを解消するためにあなたも意識的に泣く活動「涙活(るいかつ)」をしてみませんか?

■泣けない原因

泣けない原因は大きく四つあります。
子どもの頃は感情にまかせて涙を流すことができたのに、大人になり簡単に泣けなくなってしまったのはなぜなのでしょうか。

①「恥ずかしい」
泣くことを「恥ずかしい」「みっともない」と思っているために、泣けない人も多いのではないでしょうか。
特に小さい頃に「男のくせに泣くな!」「お姉ちゃんなんだから泣かないの」などと言われたり、「泣き虫」と泣いている姿をからかわれたりした経験のある人は「泣くのは良くない」と思ってしまう傾向にあります。

②「弱みを見せたくない」
プライドが高かったり、負けず嫌いだったりして涙を見せられない人も多いでしょう。
「泣く=弱い」と考えていて、泣いて周りの人に弱みを見せるのが許せないのです。
また責任感が強い人も泣きたくても泣けないという時が多いでしょう。自分が泣くと周りの人を心配させたり、迷惑をかけたりしてしまうと思って泣けないのです。
上の立場になればなるほど、涙を見せられなくなっている人が多いのではないでしょうか。

③「泣いても何も解決しない」
「泣いても何も解決しない」と思っているために泣けない人も多いでしょう。大人になって物事を冷静に捉えられるようになったからこそ、涙を流せなくなってしまうんですね。
また「泣いて許されると思うな」と厳しく叱られた経験からそうなってしまっていることも。
確かに泣いても根本的な解決にはなりません。しかし、涙を流すことはストレス発散になったり気持ちを落ち着かせたりする効果があり、決して無駄なことではないのです。

④「泣き方を忘れた」
「恥ずかしい」「弱みを見せたくない」「泣いても何も解決しない」などの思いから、ずっと涙を我慢していると、だんだん悲しみや辛さに心が鈍感になり泣けなくなってしまいます。
泣きたい程の辛い気持ちでも、涙が出なくなってしまうのです。
これが続くと精神的に病んでしまう恐れがあります。

■泣くことの効果

泣くことは「恥ずかしい」「みっともない」と思われがちですが、実は涙を流すことにはさまざまな良い効果があります。
泣くことの効果を紹介します。

・ストレス発散になる
涙と共にイライラやモヤモヤが体内から流れ出るような感じがして、泣くことがストレス発散になると感じる人は多いでしょう。日頃我慢していた自分の気持ちに素直になり涙を流し、感情を開放することでスッキリするのです。

・リラックスできる
涙を流すことには、リラックス効果もあります。泣くことで血圧や心拍数が下げる副交感神経が優位になり、心が落ち着くのです。泣いた後に眠くなるのも、副交感神経が優位になり、心身がリラックス状態になるからなんですね。そのため、涙を流すことには安眠効果も期待できます。

・痛みが和らぐ
泣くことには痛みを和らげる効果もあるとされています。涙の中にはモルヒネよりも効果のある苦痛を和らげる物質が含まれているのです。痛みを感じたときに涙が出るのは理にかなっているんですね。

■『涙と旅カフェ あかね』とは

■『涙と旅カフェ あかね』とは
2013年に『涙活』をスタートさせ、日本中の各所でこれまで約5万人近くの人を泣かせてきました。吉田氏はその中で、現代人は泣く場所さえ探していると思うようになったという。「男は泣くな。」、「涙は女の武器」、「泣くことはみっともない」等、日本社会では泣くことがネガティブな文脈で語られます。しかし泣くことが”健康に良いことだ”と医学的に証明されるようになりました。「家族の前で泣けない、会社で泣けない、じゃあどこで泣けばいいのだ」という声をそこかしこで聞きます。そこで、しっかり泣ける場所を作る必要性を感じ、2019年に涙活カフェ「涙と旅カフェ あかね」のプロデュースに至りました。
涙活カフェでは、不定期で、”泣き”をテーマにしたイベントを開催。参加者には映像や音楽、絵本の読み聞かせ等で泣いてもらったり、泣ける作品(泣ける本等)の品評会や泣ける歌の合唱会・朗読会、なぜ人は泣くのかを考える会など各種イベントを実施しています。

涙と旅カフェ あかね HP : https://www.ruikatsu.net/tearsandtravelcafe

【参考記事】
・気軽に泣けるカフェとは? - “泣きの専門家”がはじめた優しい空間
https://news.mynavi.jp/article/20190327-792105/

【参考映像】
・フィリピンドキュメンタリー番組(→涙活カフェ取材)
https://www.youtube.com/watch?v=gHSXBjwGDHk

<吉田 英史(よしだ ひでふみ)プロフィール>

<吉田 英史(よしだ ひでふみ)プロフィール>
1975年生まれ。早稲田大学で心理学、教育学を学び、同大学院で人材マネジメントを研究。高齢者福祉施設、学校勤務を経て、現職に。高校教師時代に相談に来る生徒たちを見ていて、相談中に泣き出す生徒ほど早く立ち直っていくことから、「涙は人をスッキリさせて立ち直らせる効果がある」ことに注目し、2013年から「涙活」をスタート。認定資格「感涙療法士」を、医師、脳生理学者で東邦大学医学部名誉教授の有田秀穂氏と創設。感涙療法士として、学校(生徒・先生・PTA向け)、病院(患者・医師や看護師等の医療関係者向け)、福祉施設(高齢者、障がい者等の利用者向け)、企業、自治体において、涙活セミナー、講演会を実施している。また「涙と旅カフェあかね」という泣けるカフェや「鎌倉涙活ツアー」という泣けるツアーもプロデュース。精力的に「涙活」を使ったサービスも展開中。 通称「なみだ先生」。主な著書に『涙活力 るいかつりょく』(玄文社)。

▼ なみだ先生HP: https://www.tearsteacher.com/
▼ 涙活HP:https://www.ruikatsu.net/
▼ 感涙療法士認定講座HP:https://www.ruikatsu.net/kanruiryohoshi

参考WEB記事:
・鎌倉で「涙活」ワークショップ 泣いてすっきり、ストレス解消 (2022年7月15日 鎌倉経済新聞)
https://kamakura.keizai.biz/headline/487/
・泣いてストレス解消 なみだ先生、吉田英史さんが講演 糸魚川市社協「涙活」講演会(2022年7月18日 上越タイムス)
https://digital.j-times.jp/Contents/20220717/fe982271-39a6-47b9-8b22-555868cd5e2a

『涙活力 るいかつりょく』(玄文社)
『涙活力 るいかつりょく』(玄文社)

AIが記事を作成しています