顔認証技術を活用した登園把握の実証実験を開始

ICT技術を用いた子どもの安心・安全の実現に向けた取り組み

2023年1月31日
岸和田市
西日本電信電話株式会社関西支店
株式会社コドモン

岸和田市(市長:永野耕平)、西日本電信電話株式会社関西支店(大阪府大阪市、執行役員支店長 小川成子、以下NTT西日本)、株式会社コドモン(代表取締役 小池義則、以下コドモン)は、ICTを用いて、「子ども・保護者の安心・安全の確保」と「保育現場の負担軽減」を図ることを目的に、顔認証技術を活用した登園把握の実証実験を2023年2月13日(月)より開始いたします。

1. 背景と取り組みの意義

昨今、保育現場においては、人手不足、新型コロナウイルスの感染拡大等による保育業務の増加が問題となっています。このような中、保育現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)を進め、「子ども・保護者の安心・安全の確保」と「保育現場の負担軽減」を実現することは急務となっています。また、DXの側面でとらえると、ICTの進歩によって顔認証等の生体認証の信頼性は飛躍的に高まっており、オフィスや工場等の入退室における活用が急速に進んでいます。
岸和田市、NTT西日本、コドモンは、保育現場においても顔認証技術を活用することで迅速かつ正確な登園把握が可能となり、「子ども・保護者の安心・安全の確保」と「保育現場の負担軽減」に寄与できると考え、子どもの登園把握における顔認証技術の効果検証を目的に、実証実験を実施します。

2. 実証実験の概要

本実証実験では、ICTサービスCoDMON(コドモン)(以下CoDMON)のQRコードを利用した登園打刻データと顔認証データを突合し、子どもに対する顔認証の精度等の効果検証をするとともに、CoDMONの出欠データや通知機能を活用して欠席連絡がない未認証園児の保護者へのメール通知及び既読管理の仕組みを構築します。これらにより、保育現場のDXを推進し、ヒューマンエラーを起因とする事故の発生リスク低下をめざし、試行します。

図:実証実験の仕組み(出典:NTT西日本)
図:実証実験の仕組み(出典:NTT西日本)

(1) 実施期間
2023年2月13日(月)~2023年3月11日(土)
※実証実験の結果については、報告書が完成次第、改めて公表する予定です。

(2) 実施場所
岸和田市立千喜里保育所
※感染症対策及び園児・保護者のプライバシーにご配慮いただき、千喜里保育所現地での取材はお控えください。

(3) 役割分担
岸和田市:実証環境の準備と調整
NTT西日本:顔認証機能の実装、通知及び既読管理機能のPoC(概念実証)
コドモン: CoDMONによる運用協力

3. 今後の展開について

岸和田市は今回の実証実験を通じ、欠席連絡がない園児の保護者へ自動的に通知する仕組みを、市立保育所へ導入する検討を進め、ヒューマンエラーを起因とする事故の防止に取り組んでいきます。
これら実証で得られた知見をいかし、今後も更なる「子ども・保護者の安心・安全の確保」と「保育現場の負担軽減」を図るよう努めてまいります。

NTT西日本は、未就学領域へのICT導入による保育所の作業効率化および、未就学児に対する保育の質向上に努めてまいりました。また、子どものみならず、高齢者、街頭防犯など、幅広い領域でICTとAIを活用した見守りサービスなどを提供してまいりました。時短勤務やテレワークなど人々の働き方も多様化する中、保育所の皆さまの柔軟な対応や業務効率化のために、ICT環境整備の需要は高まっていくと想定しており、今回の実証結果をいかすことで保育現場のDXをさらに加速できるよう、今後一層尽力しご支援してまいります。

コドモンは、「子どもを取り巻く環境をテクノロジーの力でよりよいものに」をミッションに、さまざまな社会課題の解決に向けて事業を展開し、全国約13,000施設、約300の自治体で保育・教育施設向けICTサービスCoDMONを提供しています。施設での日々の安全管理において、デジタル技術による登降園の管理や安全装置はあくまで補助であり、事故防止においては職員同士が意識を高め合いながら安全な運用が徹底されていることがもっとも重要です。「こどものバス送迎・安全徹底マニュアル」を元に作成した安全に関する運用例をご案内するなど、今後も子どもを取り巻く環境の安全向上および先生たちの負担軽減に寄与できるよう、様々なことに取り組んでまいります。

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