アメリカの現役教員による「言語技術」特別授業を実施 7月18日(木)、19日(金)中学1年生~高校3年生の希望者対象に映画分析授業
麗澤中学・高等学校(千葉県柏市/校長:櫻井 讓)は、2003年から学校教育としては日本初の授業として「言語技術教育」に取り組んでいます。2012年より、言語技術の本場であるアメリカ、オハイオ州のベクスレイ高校から「文学とジャーナリズム」がご専門のJulie Horger(ジューリー・ホーガー)先生をお招きして、生徒のみならず教員も言語技術の指導を仰いでいます。9回目の本校訪問となる今回は、ジャーナリズム、文学や公共広告の分析はもちろんのこと、全学年の希望生徒を対象にした映画分析の特別授業も実施します。
言語技術とは、欧米の国語教育の土台となるLanguage Arts and Literatureを日本の教育に取り入れ、論理的な思考力や読解力を身につけていくと同時に、コミュニケーションの基本とされる「読む・聞く・話す・書く」の4技能を高めていくことを目的とした教科です。本校ではこの言語技術の授業を中学1年生から高校1年生までの必修教科として実施しています。
日本人は欧米人に比べて論理的に話す力や書く力が弱いと言われているため、分析し、議論し、自分の意見を論理的に主張できるようになることが、VUCA時代を生き抜くために必要不可欠であると私たちは考えています。本校では、これらの重要なスキルを育む上で、言語技術教育はなくてはならないものと位置づけ、指導に取り組んでいます。今回のジューリー・ホーガー先生との交流授業もその一環です。
ホーガー先生は今回実施される映画分析の授業目的について、次のようにコメントしています。“The goal of the "Inside Out" lesson is to help students engage in a close reading of the filmmakers' choices. We will examine the details of the story, the dialogue, and the images to understand the message of the movie and determine how the movie's meaning is created. The goal of the "Notting Hill" lesson is to analyze how the main characters develop and change from the beginning to the end of the movie, as well as how they affect each other, and how the filmmakers create this understanding for viewers.”
【言語技術特別授業 概要】
■日時:(1)2024年7月18日(木)14時00分~17時00分
(2)2024年7月19日(金) 8時30分~12時30分
■内容:(1)映画『インサイド・ヘッド』の分析
(2)映画『ノッティングヒルの恋人』の分析
■対象:(1)中学1年生~高校3年生の希望者
(2)中学3年生~高校3年生の希望者
■場所:麗澤中学・高等学校 MM教室
■方法:対面形式
■講師:ジューリー・ホーガー(Julie Horger)先生
(Bexley High School Teacher Leader. 2015 Bexley Educator of the Year)
■講師プロフィール:2015年ベクスレイ地区 年間最優秀教育者賞受賞。ベクスレイ高校で28年間教鞭をとる。今回本校への訪問は5年ぶり、9回目となります。
【麗澤中学・高等学校について】
麗澤中学・高等学校は昭和10年、 創立者の廣池千九郎(法学博士)が「道徳科学専攻塾」を現在のキャンパス(千葉県柏市光ヶ丘)に開塾したことから始まります。2015年には中高一貫コースの「叡智コース」を新設。グローバル社会の中で、冷静かつ客観的に物事の本質を見抜き、複雑な諸問題を解決していく総合的な人間力である「叡智」を携えた真のリーダーを育成するため、開校以来、蓄積してきた研究成果と実績を活かし、さらに麗澤らしい教育活動を展開していきます。