エリアマネジメント組織「まちのね浜甲子園」の運営が 住民・活動者へ本格移行
担い手不足の解消に挑んだ、 住民・活動者が主体となった地域コミュニティ組織
浜甲子園団地のエリアマネジメント組織、一般社団法人まちのね浜甲子園(以下、「まちのね浜甲子園」)が、2023年6月25日(日)の「定時社員総会(以下「総会」)」をもって、民間開発事業者から、地域住民・活動者が中心となって運営する、新たな地域コミュニティ組織に移行しました。
まちのね浜甲子園は、兵庫県西宮市における浜甲子園団地における団地再生事業に伴い独立行政法人都市再生機構(以下「UR 都市機構」)と民間開発事業者の官民連携パートナーシップによって、2016年に設立された一般社団法人です。これまで、(株)長谷工コーポレーション、京阪電鉄不動(株)、アートプランニング(株)、フジ住宅(株)、積水ハウス(株)、阪急阪神不動産(株)、総合地所(株)、近鉄不動産(株)の8社から理事を選出し、住宅エリアにおけるエリアマネジメントを推進してきました。
全国各地で近所づきあいの希薄化による孤立や地縁組織の担い手不足などの課題が顕在化しているなか、浜甲子園団地エリアでは、まちのね浜甲子園が誰でも気軽に立ち寄れる地域の拠点を6年間にわたり運営し、積極的な情報発信による活動の可視化を実現してきました。その結果、従来の地縁活動には関心の薄かった若年層の参加者も増加したほか、活動を持続的に支援するために現地での雇用も進めてきました。
総会では、地域住民やスタッフから選出された理事・監事が承認され、地域住民・活動者主体による運営に移行し、UR都市機構とHITOTOWA INC.が正会員として引き続きサポートする体制となりました。今後はより持続的かつ包摂的なコミュニティ形成に向けた取組みを推進し、新たな担い手の育成を目的とした「MACHINONE:Bit(まちのねビット)」とともに、地域住民の課題意識に寄り添った活動を行っていきます。