【ダイキン】COP28の環境省、経済産業省主催セミナーに登壇 高効率空調と冷媒のライフサイクル管理による気候変動の緩和と適応について議論
アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイで2023年11月30日~12月12日に開催される「国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)」の「ジャパン・パビリオン」において、12月5日に環境省と経済産業省が共同で「高効率の冷凍冷蔵空調機器とフロンのライフサイクル管理による気候変動の緩和と適応」に関するセミナーを開催します。当社から常務執行役員(CSR、地球環境、渉外担当)澤井克行がスピーカーとして登壇し、空調メーカーの取り組みについて講演します。
気候変動の適応策として、暑い気候の国々を中心に、人々の健康維持・人命保護のためにエアコンの必要性が高まり、世界中でエアコン(特に冷房)の需要が増加しています。エアコンの気候変動への影響が大きくなるなか、この影響を緩和する必要があり、本年のCOPでは気候変動対策における「冷房(Cooling)」の役割が注目されています。今回のセミナーが開催される12月5日には、「冷房」に特別な焦点が当てられ、議長国であるアラブ首長国連邦は、持続可能な冷房の普及に向けた国際的な取り組みを示す「Global Cooling Pledge」を発表する予定です。
脱炭素の実現には、エアコンの省エネ性能の向上と冷媒の適正な管理が必要です。今年5月のG7サミット、7月のG20エネルギー移行大臣会合では、省エネを脱炭素加速等の「First Fuel(第一の燃料)」と位置付ける表現がなされ、冷媒の適切なライフサイクル管理を進めることの重要性も強調されました。
こうした背景を踏まえ、本セミナーではエアコン分野における持続可能な開発のための多様な観点と、気候変動の緩和と適応に向けてエアコンに期待される役割に焦点が当てられます。主催者である環境省、経済産業省や国際エネルギー機関(IEA)等の代表者らが登壇し、気候変動対策に関連するエネルギー効率と冷媒のライフサイクル管理について議論される予定です。当社はエアコンの省エネ化や冷媒の適正管理をテーマに講演するほか、他登壇者とのパネルディスカッションに参加します。
また、ダイキンは環境省が主催する「ジャパン・パビリオン」に初出展し、省エネ50%※1達成に貢献する「高効率インバータエアコン」を展示します。国際エネルギー機関(IEA)は世界でエネルギー効率を2倍に引き上げていく必要性を示しており、国際的に省エネの重要性が高まる中で即効性があり、顕著な効果を得られる「高効率インバータエアコン」の普及を各国で支援しています。COP28の場を活用して各国政府関係者等に訴求し、省エネ性の高い空調機の世界的な普及を加速させることでカーボンニュートラルの実現に貢献します(参考:https://www.daikin.co.jp/press/2023/20230912_2)。
※1 ダイキンでの実証実験にもとづき算出。「高効率インバータエアコン」は運転状況に応じてエアコンの圧縮機の回転速度を的確に制御することで、インバータを搭載していないエアコンと比較して消費電力を50%以上削減。
<セミナー概要>
開催日:2023年12月5日 18時~19時15分(現地時間)
会場:国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28) ジャパン・パビリオン
主催:環境省、経済産業省
テーマ:高効率の冷凍冷蔵空調機器とフロンのライフサイクル管理による気候変動の緩和と適応
環境省 COP28ジャパン・パビリオン オフィシャルサイト:http://copjapan.env.go.jp/cop/cop28/exhibition/details/ministry-of-the-environment-6/
<COP28ダイキンブースの主な展示内容(予定)>
・インバータの仕組みを紹介する動画
・インバータ体感展示機
・高効率インバータエアコン室外機(内部構造の紹介)
・グローバルにおけるダイキンの販売、サービス網の紹介等
インバータ体感展示機
インバータとは、電圧・電流・周波数を制御する技術です。インバータを搭載したエアコンは、エアコンの心臓部である圧縮機のモータを的確にコントロールします。ノンインバータエアコンではON・OFFの単純な動作しかできないのに対し、インバータエアコンではモータの回転数を細かく制御できるため負荷が低減されるという違いを、2種類の手回し型ローラーを回すときに感じる重さで体感できます。
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