常石造船、バラ積み船標準船型の情報をインターネットで公開
常石造船株式会社(本社:広島県沼隈郡沼隈町常石1083、代表取締役社長:神原勝成、以下 常石造船)は、バラ積み船の標準船型として世界的に普及している「Tsuneishi Economical Standard Ship(以下、TESS)」専用のブランディング・サイト「Tess-World(テス・ワールド)」(URL:http://www.tess-world.net)を2003年4月28日より開設します。
従来、インターネットを利用した情報サイトは、自動車や飲料をはじめとする消費財では多く展開されてきましたが、造船業界において単一船種のために開設するのは、本サイトが初の試みとなります。
TESS-Worldでは、TESSシリーズに関する各種情報について、インターネットを通じて一堂に公開します。特に本サイトでは最新のソフトウェア技術の駆使により、操舵室や船長室、食堂等の船室内を3次元コンピュータ・グラフィックスによりリアルに表示する機能を備えるなど、楽しみながらTESSシリーズに関する理解を深めることができます。
常石造船では、TESS専用の情報サイトを展開することで、TESSの認知度とブランド力の向上をめざします。また、インターネットを活用した既存顧客、潜在顧客とのコミュニケーションを強化することによって、長年に渡る船主との信頼関係の継続と新規需要の開拓をめざします。
TESSは常石造船のバラ積み船の省エネ標準船型名で、第一船は40,000トン型を1984年に竣工。1999年には建造100隻を越え、現在累計建造数158隻を誇る、造船業界有数のベストセラー船種です。
1994年には積載重量を45,000トン型に変更しつつ燃費とスピードを維持した「TESS45」型を発表。その後、船型を拡大、積載重量を52,000トンにした「TESS52」、さらにパナマックスバルカーを大型化、世界最大クラスの載貨重量と低燃費が特徴の「TESS76」、2002年には「TESS82」を開発しています。