ネット・SNSの危険を学ぶ保護者対象講演会 生徒全員iPad所持のICT教育推進校として啓発活動を推進
近畿大学附属高等学校・中学校(大阪府東大阪市)は、平成28年(2016年)11月12日(土)、隣接する大学キャンパス内において、NIT情報技術推進ネットワーク(株)代表取締役で兵庫県情報セキュリティサポーター等を務める篠原嘉一(かいち)氏を招き、在校生の保護者を対象に、インターネットトラブルについての教育講演「インターネットと人権」を開催します。
【本件のポイント】
●タブレットやスマホ等のITセキュリティに詳しい篠原氏を招き、分かりやすくSNSに潜む危険を解説して頂く
●全校生徒約3,800人がiPadを所持する中・高校として、安全に使う方法を保護者にも知ってもらう
●ネットやLINEによる人権問題やいじめ問題を防ぐ方法を保護者に理解してもらい、子どものインターネットトラブルを未然に防ぐ
【本件の概要】
全校生徒約3,800人がiPadを所持する国内有数のICT教育推進校である近畿大学附属高等学校・中学校では、子どもがインターネットやSNSを利用する際に気をつけなければいけない電子決済や個人情報の流出、いじめへ発展する危険性等について現状を理解してトラブルを未然に防ぎ、親子で安全にインターネットを利用するための方策を考える機会を積極的に設けています。
このたびの保護者対象講演会は、本校のPTA「保教会」が主催し、ITセキュリティ分野で非常に分かりやすい講演をされることで有名であり、昨年の講演も大好評だった篠原嘉一氏を講師に招き、「インターネットと人権」と題し開催します。
■日時:平成28年(2016年)11月12日(土)14:00~15:30
■会場:近畿大学 東大阪キャンパス G館 201教室
(大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄奈良線「八戸ノ里駅」から
近大シャトルバスで「近畿大学東門前」下車 徒歩約5分)
■内容:「インターネットと人権」 講師:篠原嘉一氏(NIT情報技術推進ネットワーク(株)
代表取締役、兵庫県警察サイバー犯罪・サイバー攻撃対策アドバイザー、
大阪府教育委員会ネット対応アドバイザー ほか)
■対象:附属高等学校・中学校保護者(定員210人)
【講師プロフィール】
篠原 嘉一(かいち)氏
IT関係事業者とwebの有効利用を研究するため、NIT情報技術推進ネットワーク(株)を開設。それまで行っていた子どもたちへのカウンセリング経験から、心の傷も身体的な傷も携帯電話やネットが影響していることが多く、被害の現状を知らずにいる学校関係者やIT事業者にも現状を伝えようと、兵庫県情報セキュリティサポーター等として、関係機関と連携し被害防止に尽力中。
これまで、情報セキュリティサポーターとして、教職員・PTA・生徒・行政企業研修・県警サイバー犯罪対策課・捜査本部研修など、ネット被害の現状を現実のものとして感じてもらうべく、数多くの講演活動・講習会を実施。
現職:NIT情報技術推進ネットワーク(株)代表取締役
兵庫県情報セキュリティサポーター
兵庫県警察サイバー犯罪・サイバー攻撃対策アドバイザー
ネット見守り隊特別監視員
大阪府教育委員会ネット対応アドバイザー ほか
【本校のiPad導入の取り組み】
近畿大学附属高等学校では、平成25年(2013年)4月、当時の1年生1,049人にひとり一台ずつのiPadを導入し、反転授業や協働学習などに取り組んできました。また附属中学校でも、平成26年度から中学校課程全生徒を対象にiPadを導入し生徒の自学自習をサポートすると共に、「自律的に考え・判断し・表現する」能力を育成しています。
それらの取り組みが評価され附属高等学校は、平成25年(2013年)の第10回日本e-Learning Awardsでは文部科学大臣賞を受賞、平成26年(2014年)には日本の高校としては初めてApple Distinguished Program※1(ADP)に認定、平成27年度(2015年)には本校教員4人がApple Distinguished Educators※2(ADE)に選出されました。国内では昨年30人がADEに選出され、そのうち4人が本校教員でした。
※1 Apple Distinguished Program(ADP):イノベーション、リーダーシップ、最善の教育に関する条件を満たし、Appleの模範的な学習環境のビジョンを体現する学校を米国Apple®社が選定するプログラム。
※2 Apple Distinguished Educators(ADE):Appleのテクノロジーを教室の内外で利用してすばらしい実績を上げている、教育界のリーダーたちによるグローバルコミュニティ。メンバーのは新しいアイデアややり方を模索し、新しい教育の機会を取り入れている。