「ビル再生100の物語」福井駅前のスナック集積ビルを再生2

ビル再生100の物語 第89話

テナワンでは、これまで多くのビルの空室対策や賃貸運営を行ってきました。

それぞれの問題を解決してきたビル再生の事例を「100の物語」としてこれから公開していきます。

このシルバーウィークは地元福井へ帰ってました。
何をしてたかっていうと、築40年以上の古ビルを再生させるためです。

福井駅前の古ビル再生物語2

対象のビル(Nビル)は、4階建てで築40年超。かつてはスナックや居酒屋、ダンスホールなどの水商売系テナントが集積していたビルでした。

最初は7月の終わりに1階の居酒屋跡地をまずDIYで解体。

3人のプロに手伝ってもらいながらシロウト集団が2日でどうにか中をカラっぽにしました。SNSでの呼びかけに応えてくれた飛び入り参加の人も来てくれて(ありがたや)、盛り上がりつつウマい打上げビールをいただきました。

8月には地元の花火大会をビルの屋上で鑑賞するイベントを。

40人以上が集まってくれて、すでに「福井的事件」の兆しが。ビルオーナーのKさんも一緒に花火を見上げてやっぱりウマいビールを飲みました。

9月のシルバーウィークには、いよいよ1階の元居酒屋部分をカフェのカタチにしよう!ということで、これもやっぱりDIYで少しずつ作っていきました。

お金の節約とかつてのキオクを受け継ぐことを兼ねて、いろいろな工夫を盛り込みました。

まず、この場所を「クマゴローカフェ」と命名(かつては「居酒屋熊吾郎」)。

イケてた時代にはここでセーシュン時代を過ごしたナウでヤング(だった)4,50代も多かったそうです。

廃棄代の節約も兼ねてできるだけ廃材を利用。カウンターテーブルも廃材を組み合わせて作成しました。出来上がってみるとこれがなかなかいい感じです。

イスやテーブルも居酒屋で使っていたものを磨いて再利用。その他随所に廃材使ってみたのですが、これがイチイチいい感じです。ディズニーランドのエイジング塗装の雰囲気が勝手に出てる(笑。

作り上げていく様子をまたSNSで公開して、という風にやっていたら、近くのお店の大将や地元の人達などいろんな人が覗きに来てくれました。(ありがとうございました!)

中には道具持参の職人さんまでいて、いや、ホントにプロは手際がすごいです。

3日かけてとりあえずカタチだけ作り上げ、打ち上げ代わりに仮設の場所で飲み食いしてみたのですが、これにもたくさんの人が参加してくれました。

このクマゴローカフェ、11月にはきちんと申請出して営業できるようにする目標なんですが、ココを皮切りにビル内の他の区画も次々オープンさせていく予定です。それが序章の始まり。

一発の花火で終わってしまわないように、主役である女子達がマシンガンのように楽しそうにイベントをやり続け、情報を発信し続けていきます。

そのことを「新たな事件だ」と、メディアに、地域に認識してもらうことで「事件から伝説に」変わる頃、エリア内のまわりのエ物件でも次の事件が起こり始めるハズ。

事件を周囲にも伝播させて、「ワンダーエリア」にリブランディングしていきます。
(つづく・・そのうちに)


始めて読まれる方に

中小築古ビルのオーナーを対象に空室対策を実戦的に解説した空室対策技術集を無料配布してします。

これまで、東京都心の中小型ビルが検討客を集められない4つの原因へ対応する考え方として、リーシングマネジメントという考え方が大切だとご説明しました。

リーシングマネジメントの基本的な考え方は、

「打点(空室を埋めること)は、打席数(認知度を上げること)×打率(決まりやすい条件やウリ)に比例する。」

です。

弊社での空室対策の事例やオーナーさんの声など、テナワンのHPにて詳しくご覧いただけます!


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